天井の間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 15:49 UTC 版)
「密室謎解きバラエティー 脱出ゲームDERO!」の記事における「天井の間」の解説
パイロット版(土曜時代)から登場。挑戦人数は2 - 3人。挑戦者が壁から延びている足枷によって拘束された状態から開始。 スタートと同時に3mの高さから部屋の天井(重量は1t)が降下してくる(番組内では「天井降下」もしくは「天井降下システム」と説明している)。最初は足元にあるプレゼント袋からスタートする。プレゼント袋には最初の謎が入っている。 室内には番号が書かれた3つのボックス(対抗戦になってからは2つ)があり、謎を解くために必要なアイテムが置かれてある。室内にあるアイテムを駆使し、カギを使って順番にボックスを開けていく。この時、どうしても謎が解けない場合は室内にある固定電話、通称「命のテレフォン」を一度だけ使い、30秒間サポートルームにいる仲間から助言を求めることができる。サポートルーム側は誰が出てもよく、通話中は別の仲間に替わることもできる。答えを言うのはルール上禁止されているが、答えに直接繋がるヒントは出しても構わない(2010年5月26日放送分において答えが『バク』の時に『夢を食べる動物』というヒントが出されている。ただし、このようなヒントが出されたのはこの回のみである)。サポートルームの仲間は目の前にあるモニターで観戦。2010年7月21日放送分からサポートルームに部屋のアイテムの写真が置かれるようになった。サポートルーム側も答えが分からない場合、電話をスルーしてもよい。その場合は「命のテレフォン」の使用権は失われない。たまに暗号を間違った解釈で解くと辿り着くダミーアイテムが用意されており、そこには「そういう意味ではない。」「○○(与えられたヒント)とは関係ない」と書かれている。暗号によっては、ダミーアイテムを経由する事もある。稀に食べ物の場合もあり、その場合は「食べる必要はない」と書かれている。また、「水の間」に比べ、物を解凍する、トーストを焼く、ヒントを出すためにゲーム(スロットやクレーンゲーム)に挑戦するなど、強制的に時間を使わされるギミックも多かった。さらに、壁にある小さな棚は迫り来る天井の重さに耐えきれず、押し潰されてしまい棚が崩壊する回もある。 最終ボックスを開けたら(最終ボックスのカギは3桁あるいは4桁のダイヤル式南京錠で封印されていることが多い)、ボックスの中のドライバーで、ネジでとめられたパネルをはずす。中にあるリモコンを操作することで、「天井降下システム」を一時停止させる事ができる。その後は「ダクトチャレンジ」に移る。 天井が「天井限界点」(圧死寸前の高度30cm、ゴールデン進出前は「限界高度」表記)に達した場合、部屋とダクトにCO2ガスが大量噴射して脱出失敗。天井限界点まであと10cmになると、ゲージがオレンジ色になる。なお、天井降下一時停止中のゲージもオレンジ色である。 理論上、天井が、使用しなければならないアイテムが置いてある位置まで下降した場合、そのアイテムを使用することができず結果的に先へ進めなくなってしまうが、その場合どういう扱いになるのかは適用例がないため不明。 ダクトチャレンジ DUCT CHALLEGE 脱出への最後の関門。壁にはボタンがあり、1つずつA、Bのアルファベットが振られている(3人で挑戦する場合はCのアルファベットもある)。そのうち1つのボタンを押すと1人分の足枷を外すカギが出てくる。ボタンを押した瞬間から天井降下が再開され、足枷を外せた者がダクト進入口から入り、天井限界点に達する前に先にある「天井降下システム解除ボタン」を押せば、天井が脱出口を開けられる場所まで上がり、全員分の足枷のカギが手に入って、脱出口のロックが解除され脱出成功となり賞金人数分を獲得となる。ダクト内にはクモの巣トラップと傾斜角15度の坂がある。ゴールデン進出後には解除ボタン間近のところに上にスライドさせて開けるガラス扉(アクリル板)が設置された。尚、このガラス扉には油が塗られてヌルヌルとしている為開けにくい。ちなみに鎖の長さが足りないため、いつでもカギがさせるような状態でカギを獲得することは不可能。BGMは映画「マトリックス・リローデッド」のカーチェイスBGM。 ゴールデン進出前は同時に脱出口のロックも外れ、足枷が外れた者が仲間を見捨てて脱出すれば賞金1人分を獲得できるルールだったが、実際には仲間を見捨てた者はいなかった。 天井限界点までの最長高度記録は2010年9月29日放送分(スッキリ!2時間SP)で、オードリー・関ジャニ∞チームのDAIGO・小嶋陽菜・峯岸みなみの80cmである。(天井降下一時停止・「ダクトチャレンジ」開始時点) なお、このステージは震災の影響で後継番組『TORE!』に登場はしていない。また、『DERO!』時代のステージで現時点では唯一、継続・リニューアルされていないステージの1つとなっている。
※この「天井の間」の解説は、「密室謎解きバラエティー 脱出ゲームDERO!」の解説の一部です。
「天井の間」を含む「密室謎解きバラエティー 脱出ゲームDERO!」の記事については、「密室謎解きバラエティー 脱出ゲームDERO!」の概要を参照ください。
- 天井の間のページへのリンク