かいてん‐じく〔クワイテンヂク〕【回転軸】
回転軸
軸 (機械要素)
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2012年1月) |

軸(じく、英: axis)は、回転によって動力を伝える機械要素。動力の中心要素であるため比喩に使われることがある(→枢軸国など)。
種類
- 車軸 (Axle)
- 鉄道車両や自動車などの車輪用の軸。アクスル、または、スキュワ(Skewer)とも呼ばれる。
- 主軸 (Shaft)
- 一般機械に利用される軸。高い精度、高対磨耗。
- プロペラ軸 (Propeller shaft)
- 動力源から仕事をする部分に動力を伝えるための軸。
- クランク軸 (Crank shaft)
- 回転運動と往復運動の変換を行う軸。クランクを参照。
軸の力学
トルクを受ける軸
モーターなどからの動力を受ける軸などがこれにあたる。
軸がもらう動力を P (W)、軸のトルクを T (Nm)、動力の回転数を n (rpm) とすると、
となる。
また、この軸の太さを決定するときの式を以下に示す。
ここで、d は軸の直径、は応力を表す。
曲げを受ける軸
車軸など、上に物を載せて軸で受けるような軸にはトルクが少なく曲げが作用する。このことから軸の太さは曲げの作用から求める。曲げモーメントをM(Nm)、許容曲げ応力をとするとき、以下の式で軸の太さを求められる。
歯車やベルト車のついた軸
歯車やベルト車がついた軸ではトルクと曲げモーメントが同時に発生する。この場合のトルクを、曲げモーメントをとすると、
となる。
関連項目
回転軸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 17:07 UTC 版)
動翼から得た回転力を外部に出力するのが回転軸である。反動タービンでは動翼とケーシングとの隙間が小さいため、回転軸は歪みが生じないように太く剛性の高いものになっている。衝動タービンでは軸端からの蒸気漏れを少なくするために、回転軸は細く弾性のあるものになっている。 回転軸は運転時と休止時の間で伸び縮みするため、両端は固定出来ない。普通は高圧側のスラスト軸受けで固定し低圧側の軸受けには遊びが設けられる。車室の伸び縮みは設置面に対しては低圧側で固定されており、高圧側のスラスト軸受けも車室の伸び縮みに合わせてズレが生まれる。このような組み合わせによって、回転軸のズレを最小にしている。 回転軸と静翼仕切り板との隙間からの蒸気漏れを最小にするために、ラビリンス・パッキン(ラビリンスシール)と呼ばれる何段ものヒレで蒸気の流れを遮断している。
※この「回転軸」の解説は、「蒸気タービン」の解説の一部です。
「回転軸」を含む「蒸気タービン」の記事については、「蒸気タービン」の概要を参照ください。
「回転軸」の例文・使い方・用例・文例
- 回転軸と駆動装置をかみ合わせる、またははずすペダルまたはレバー
- クランク(または運転)によって、駆動する回転軸
- エンジンからパワーをアプリケーションまで伝える回転軸
- 回転軸に平行に推力が加わるように設計された軸受
- エンジンから他の部位へ回転運動を伝える回転軸
- 地球の回転軸が地表と交わる2つの反対側にある点のいずれか
- 回転座標系で運動する物体が、運動方向および回転軸に対して垂直に作用するコリオリの力を受ける効果
- (こまのように)回転する物体がぐらつき、回転軸が円錐形を描く運動
- 地球の自転の回転軸
- 戸の片端の上下にある突出部で,戸を開閉するための回転軸となるもの
- 回転軸に平行に流体が流れるようになっているエネルギー変換機械
- 開き戸の回転軸部分としての枢
- 回転軸の周囲に多数の金属板の羽根をとりつけたもの
- 回転軸が中心からずれた位置についた円板
- 回し板という,旋盤の回転軸に取り付けた円板
- 原動機の回転軸の周りにかかる力のモーメント
- 物体が回転運動をする時,回転軸から遠ざかろうと外へ向かう力
- カム軸という,回転運動を他の運動に変換する装置の回転軸
- 物体が回転する回転軸のまわりの角度変化の速さ
- 自在継ぎ手という,2つの回転軸が変わるところに用いられ,軸の方向を自在に変えられる継ぎ手
回転・軸と同じ種類の言葉
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