回転軸が変わるポールシフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 16:31 UTC 版)
「ポールシフト」の記事における「回転軸が変わるポールシフト」の解説
初期のポールシフト理論は、1958年のチャールズ・ハップグッドの著書The Earth's Shifting Crust と1970年のPath of the Pole により広まった。ハップグッドは、片方、または両方の極に氷が集まりすぎると、地球の回転バランスが不安定になり、コア周囲の外皮のほとんど、またはその全てが滑り、その結果回転軸が変化してバランスが保たれるのではないかと予測した。 この、1万2千年から2万年ごとに発生するポールシフトの結果、激しい気候変動が地球の大半に発生し、赤道地域は温帯に、そして温帯だった地域は赤道や極になるとしている。 極の氷以外の理論としては、以下のようなものがある。 高速な小惑星や彗星との、岩石圏がマントルから独立して動くような角度での衝突。 地球近傍を磁力を持った天体が通過し、一時的に磁場を再設定する。岩石圏が引きずられ新しい回転軸が生まれる。 ただし、現在の自然科学の世界では、大規模な(自転軸の)ポールシフトが頻繁に発生していたという考えはいずれも認められておらず、疑似科学やオカルト的妄言などとして扱われているのが現状である。
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