商業捕鯨禁止期間とは? わかりやすく解説

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商業捕鯨禁止期間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/30 15:04 UTC 版)

徳家」の記事における「商業捕鯨禁止期間」の解説

1982年国際捕鯨委員会IWC)は、捕鯨一時停止モラトリアム)を決定した1988年日本商業捕鯨から撤退。これにより市場流通する鯨肉激減調査捕鯨入手したミンク鯨ナガス鯨鯨肉入手して料理したが、1980年代1人400円だったハリハリ鍋800円、1000円徐々に値上げせざるを得なくなった商業捕鯨禁止され4年後の1989年からは、「の味を忘れないで」という意味を込めて大阪通天閣採算無視鯨料理イベントまつり」を毎春開催した。その行動力小泉武夫理事長務め商業捕鯨再開運動団体クジラ食文化を守る会」の目にとまり、オブザーバー指名される日本文化の継承危機感持った大西は、商業捕鯨再開自分与えられ使命考え1990年代からIWC会議オブザーバーとして10回以上参加し鯨食魅力捕鯨必要性訴えた。しかしそこで大西反捕鯨団体嘲笑日本説明聴こうとしない態度直面し捕鯨取り巻状況厳しさを知る。 1991年開催アイスランドでのIWC年次会議会場となった「ホテル・サガ」では、大西みずから参加者鯨肉料理振舞った現地アイスランド捕鯨業者提供の冷凍ナガスクジラ12kgを元に、「尾の身」と赤身刺し身竜田揚げステーキ鯨肉入りうどんなどを作り、レイ・ギャンベル(Ray Gambell)IWC事務局長および、ノルウェーデンマークセントビンセントアイスランドIWC代表委員記者44人が参加し好評得た費用30万円大西自己負担であった招待した国で来場しなかったのはアメリカだけであった。レイ・ギャンベルも「実にうまい。東京へ行くたびに鯨肉レストランへ寄るが、いつ食べてもうまい」と上機嫌であった。元々は、総会開催期間中の1991年05月30日鯨肉試食会をする予定であり、大西ホテル側と場所と人材の手配の交渉済ませていたが、日本代表団捕鯨反対国を刺激しないために総会終了後開催要請し6月2日変更された。捕鯨反対するグリーンピース試食会会場には来なかったが、メンバー1人レストラン訪れ刺身ステーキ食べ匿名条件に「ベリーグット」と言い残して去った1992年には日本鯨料理専門店10店舗減った商業捕鯨をしていた時代在庫の肉も少なくなり価格高騰上質赤身キロ1万円、「尾の身」はキロ45000円にもなった。1997年には徳家でのハリハリ鍋値段1人4000となった値段高くなったが、調査捕鯨供給される鯨肉小型ミンク鯨だけになり、味は落ちた。一番美味いとされるナガス鯨の肉は入手できなくなった。「尾の身」も新規入荷無くなり冷凍庫保管している在庫のみになった2009年12月1日からは、ビル3階スペース使って「徳徳亭『毎日寄席』」という寄席始まった落語家桂春蝶林家染左講談師旭堂南青企画賛同した15人が日替わり午後3時から日替わりで約1時間公演し午後4時からは刺し身鯨竜田揚げビールなどが振舞われた。企画トリイホール鳥居社長だった。鯨食文化大阪大切な食文化であると、鳥居社長意気投合して開催であった。また若手芸人活躍の場設ける意味もあった。 2011年には、サエズリ以前10倍の値段になったコロ以前黒門市場山積み販売されいたものが、日本全体1年間1頭分コロしか流通しなくなり手の平程度大きさ5000円超える高級食材になった2014年3月31日には国際司法裁判所南極海での調査捕鯨禁止する判決出される大西は「困ったことになった商業捕鯨再開向けて取り組んでいる中での今回判決で、日本への影響計り知れない」「商業捕鯨一時中止決まった直後と同じ気分かつては店頭安価並び庶民の味だった鯨肉だから大事な日本の食文化守りたい」とコメントしたこの頃は、捕鯨国アイスランドからの輸入冷凍鯨肉使ってしのいでいた。1995年には書籍徳家秘伝 鯨料理の本」を執筆し同時に英語訳版も発売した2016年開設した店のホームページには、なぜ一律商業捕鯨禁止不当なのか、なぜ商業捕鯨再開必要なのかを訴える「Q and A」が掲載されていた。

※この「商業捕鯨禁止期間」の解説は、「徳家」の解説の一部です。
「商業捕鯨禁止期間」を含む「徳家」の記事については、「徳家」の概要を参照ください。

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