単気筒モデル
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草創期のモデルも単気筒だが、いわゆるシングルドゥカティはこれ以降である。 100グラン・スポルト・レーサー (100Gran Sport Racer) 1954年製造。ドゥカティでファビオ・タリオーニが最初に設計したモデル。愛称マリアンナ。100ccOHCベベルギア駆動で9.4馬力、最高速度130km/h。以後のシングルドゥカティの原型となった。 125ccGPレーサー 1956年製造。世界グランプリ用に作られたレーサー。ドゥカティとしては初めてデスモドロミック機構を採用。 175スポルト (175Sport) 1956年12月ミラノショーで発表、1957年発売。125ccGPレーサーのレプリカで、ドゥカティとしては初めて市販されたOHC。14馬力で最高速度135km/h。勝利を収めたレーサーのレプリカを販売する公式はここに始まった。 175T 175スポルトのツーリングタイプ。11馬力。販売促進活動として世界一周60000kmを約1年かけて走破し、ドゥカティを一躍有名にした。 175TS 11馬力で最高速度110km/h。 125スポルト (125Sport) 1957年9月発売。175スポルトの125cc版。10馬力で最高速度112km/h。 100スポルト (100Sport) 1957年9月発売。175スポルトの100cc版。8馬力で最高速度105km/h。 125TS 125スポルトのツーリングタイプ。6.2馬力、最高速度90km/h。 200エリート (200Elite) 1958年11月発表。175ccのボアアップ版。17馬力で最高速度140km/hのレーシーなモデル。 125アメリカーノ (125Americano) 1958年発売。アメリカのドゥカティ販売店の要望により生産された。11馬力。 200アメリカーノ (200Americano) 1958年発売。アメリカのドゥカティ販売店の要望により生産された。16馬力で120km/h。 200スーパースポルト (250Super Sport) 1959年発売。200エリートに27mmのデロルトSSIレーシングキャブレターを標準装備、ハイカムを組んでレース使用も可能としたモデル。18馬力で最高速度140km/h。 200スクランブラー (200Scrambler) 1959年発売。19馬力で100km/hオーバーのオン/オフ両用モデル。フロント21in。 200TSアメリカーノ (200TS Americano) 1960年発売。エリートのエンジンを搭載したモデル。 ダイアナ250 (Diana 250) 1960年発売。クリップオンハンドル。ヨーロッパではディトナ銘で販売。 250モンツァ (250Monza) 1961年発売。アメリカのドゥカティ販売店の要望により生産された。22馬力で128km/h。アップハンドル。1967年まで生産された。 ダイアナ250マークIII (Diana Mark III) 1963年発表, 1964年発売。5速ミッション。30馬力、177km/h。 250スクランブラー (250Scrambler) 1962年発売。200スクランブラーの排気量を拡大しスタイリングも一新した。フロント19in。 ダイアナ250GT (Diana 250GT) 1964年発売。250モンツァと同じエンジンで22馬力。セミアップハンドル。5速ミッション。 ダイアナマッハ1 (Diana Mach I) 1964年発売。250ccのフルチューンモデル。OHC単気筒でホンダCBを上回る28馬力、後には30馬力を発揮し1966年まで生産された。「マッハ1」と俗称される。 250TSアメリカーノ (250TS Americano) 250モンツァのエンジンを搭載したモデル。 160モンツァジュニア (160Monza Junior) 1964年発売。250モンツァの小型版。1966年まで生産。 セブリング350 (Sebring350) 1965年発売。20馬力で最高速度125km/h。 250マークIIIデスモ (250 Mark III Desmo) 1968年発売。市販車で初めてデスモドロミック機構を採用した。 350マークIIIデスモ (350 Mark III Desmo) 1968年発売。 450マークIIIデスモ (450 Mark III Desmo) 1969年発売。当時のドゥカティ最大排気量車。当初はシルバーショットガンと称される銀フレーク塗装であったが1973年からイエロー塗装となる。 450スクランブラー (450Scrambler) 1969年発売。 450R/Tデスモ (450R/T Desmo) 1971年発売。モトクロス仕様。 350デスモ (350Desmo) 1971年発売、1972年製造中止。 239マークIIIデスモ (239 Mark III Desmo) 1974年発売。240cc以下は税金が安いフランス向け輸出専用にボアダウンして製造された稀少モデル。軽量ピストンや30mmキャブの採用でパワー不足を補っている。 239マークIII (239 Mark III) 1974年発売。普通のバルブスプリング仕様。 レゴラリータ 1975年発売。2ストローク125ccのオフロード。12.8馬力。
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