創業からココストアの傘下入りまでとは? わかりやすく解説

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創業からココストアの傘下入りまで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 21:37 UTC 版)

ココストアイースト」の記事における「創業からココストアの傘下入りまで」の解説

茨城県地盤とする食品スーパーカスミの事実上創業者である神林照雄が、自分経営するスーパーとの競合衰退する小規模店との共存考えていた際に、ヨーロッパボランタリーチェーンスパー知り1977年昭和52年12月株式会社茨城県地区スパー本部設立してボランタリーチェーン事業乗り出したのが始まりである。 当初生鮮食料品中心に扱う小型スーパーマーケット形態店舗ボランタリーチェーンとして展開していたが、1985年昭和60年3月にコンビニエンスストアホットスパーの1号店開業して徐々にコンビニエンスストア形態店舗の展開始め加盟店との契約形態当初ボランタリーチェーンから1991年平成3年10月導入したフランチャイズチェーン転換図った1989年平成元年2月7月完全子会社化していた首都圏地域スパー本部株式会社沖縄スパー本部株式会社事業1993年平成5年3月には吸収し同年には加盟していた全日本スパー本部コンビニエンスストア事業部を発足させて仕入商品開発スケールメリット確保目指し1995年平成7年8月3日には株式店頭公開するなど成長への基盤固めたが、同年でも約770店舗のうち約500店舗ボランタリーチェーン形態となっていた。 この当時の約770店舗同年2月時点で1582店舗だった全日本スパー本部全体店舗数約半分に当たる圧倒的なものであり、全日本スパー本部社長当社当時親会社の前社長神林照雄から当時の社長当社会長だった神林章夫に同年交代するなど全日本スパーグループの中核となっていた。 そのため1986年昭和61年9月から韓国スパー本部からの社員研修受入れ始めた際には当社担当していた。 1995年平成7年)からは株式公開調達した24億円を投じて本拠地茨城県中心に販売委託形の新店舗を出店して優位な立地確保をすると共にタイプ店舗販売力強化目指したが、 加盟店オーナーから起こされ訴訟影響当時上場していたコンビニエンスストア4社中唯一1996年平成8年上期店舗増加数が前年実績下回り直営店の増加コストアップする一方でボランタリーチェーン契約店を中心とした既存店が伸び悩んで同期チェーン全店売上利益は共に微増に留まった。 1997年平成9年7月28日には株式会社甲信ホットスパー設立して長野県山梨県でのコンビニエンスストアの展開に乗り出し同年8月には薬事法改正視野調剤薬局組み入れた複合型コンビニエンスストア茨城県開設するなど地域業態面で新たな展開進めた。 しかし、1998年平成10年2月決算既存店売上が約2.7%の減少になると共に年度中の閉店数が79店舗新規出店61店舗上回って店舗数も844店舗純減となった上、直営比率が約15%まで上昇したことなどの影響で約1.52億円の最終損失となって設立以来初の赤字転じた。 この決算受けて1999年平成11年2月期は店舗数50増やすと共に直営店をフランチャイズ店切替えるなどして増収増益目指すとしていたが、業績不振続いたため1998年平成10年10月社長解任して経営再建進めることになり、大手コンビニエンスストアチェーンの店舗開発当社地盤である茨城県を含む北関東広がってきた影響業績伸び悩み逆に期中不採算153店舗閉鎖追い込まれ店舗数純減が続くことになると共に、約70.71億円の最終損失という大幅な赤字2期連続赤字となったそれまで事業展開の負の遺産整理する一環として加盟店側に従来より優位な結果となってコンビニFC加盟店全国協議会などを結成して本部集団対応し始めた加盟店オーナー結果的に勇気付けることになったものの、同年4月13日には店舗明け渡し同様の訴訟取り下げ条件売掛債権中途解約金などを一律に放棄する内容和解水戸地方裁判所土浦支部成立させて当社店舗数伸び悩み切っ掛けとなった訴訟終結させ、5月には元伊藤忠フランス社長新社長に就任させるなど従来路線転換して経営再建進めていった。 こうした成長の限界に対応すべく、2000年平成12年2月期に新たに焼きたてパンチルド弁当などを導入し2000年平成12年7月には千葉県船橋市埼玉県浦和市現在のさいたま市浦和区)にインストアベーカリーやイートインコーナーなどを設置してファーストフード関連強化した都市型店舗実験店を展開して首都圏での店舗拡充目指すなどの対応を進めたが、2001年平成13年3月盛田グループココストアがカスミグループの所有する約46.29%を含む全株式公開買付(TOB)で取得して資本・業務提携してその傘下に入ることとなった

※この「創業からココストアの傘下入りまで」の解説は、「ココストアイースト」の解説の一部です。
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