事故の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 01:40 UTC 版)
「ユナイテッド航空859便オーバーラン事故」の記事における「事故の対応」の解説
救助活動はほぼ直ちに開始されたが、空港消防署は人員の不足に加えて設備も貧弱で、車両は1940年代に導入されたものを使用していた。さらに、近隣の空軍基地やデンバー市の消防施設からの援助の遅れによって被害が拡大した。 しかし、消防隊員は難しい状況のなか、適切に行動し多くの人命を救ったとして賞賛された。
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事故の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 06:14 UTC 版)
「コスタ・コンコルディアの座礁事故」の記事における「事故の対応」の解説
船から避難する準備ができるまで約45分かかったとされ、対応の悪さに批判的な意見が相次いでいる。避難指示はなく、救命ボートも満員の状態で乗ることのできなかった人もいる。また、「乗組員を全く見かけなかった」「『部屋に入れ』と言われた後、『部屋を出ろ』と言われた」「乗組員は慌てていた」「乗客自ら救命ボートを出していた」「具体的な救助作業は行われなかった」「救命ボートには錆び付いて使えないものがあった」などと語る乗客もいる。結局、救命ボードに乗れず、横倒しになって海底に着底した船体に残って翌朝まで救助を待った乗客も多数居た。 乗組員は、2週間に1回、事故対応の訓練を受けていたが、事故は出発1日目であったため、訓練前であった可能性がある。一部の乗客(約100人)は島まで泳ごうとして避難が始まる前に冷温の海へ飛び込み、多数の溺死者などが出る。日本人乗客の一人は、「船内に乗客が残っているにもかかわらず、避難ボートには乗客より乗組員のほうが多く、さらに笑いながら食事をし、最後まで謝罪の一言がなかった」と証言している。 乗組員の出身地は、40カ国にものぼり、お互いに言語が違ったことが、救助作業を困難にした可能性もある。乗組員の大半は、船員の資格を保有しておらず、その点ホテルスタッフと同じだった。 事故2時間後にして、ようやく「救命スーツを着用し、上甲板に出るように」という指示が出された。これは、会社に暗礁に衝突したと連絡が入ってから1時間後だった。また、19日には、乗客が1月13日10時22分ごろに携帯電話で撮影した映像が、国営イタリア放送協会によって公開され、乗員が「問題は解決した。客室にお戻りください」「船長に代わって申し上げます。電気系統のトラブルは解決したので、客室かサロンにお戻りください」などと呼びかけていたことが判明した。 救命ボートを出し終えたコスタ・コンコルディア ジリオ島に到着した救命ボート 沖に傾いて見えるコスタ・コンコルディア 救命器具を付け避難する乗客 夜中まで避難が続いた 救命ボートとコスタ・コンコルディア 1月19日には、沿岸警備隊と乗組員との交信の様子が公開された。現地時間午後10時12分の様子で、通話している乗組員は高級船員。 海岸警備隊:「船で何か問題が起きたのか?」乗組員 :「今、状況を確認している」海岸警備隊:「救助は必要か。それとも、とりあえずジリオ島付近にとどまるか?」乗組員 :「ここにとどまる」海岸警備隊:「どんな問題が起きているのか? 発電機か? 頭上に物がたくさん落下してきたと乗組員が話しているとの通報が、乗組員の親族からプラートの軍警察にあったが」乗組員 :「停電が起きている。今、船内の状況を確認している」海岸警備隊:「救命胴衣の着用を命じられたと乗客が言っているが、本当か?」乗組員 :「停電の状況を確認中だ。停電の状況を確認中だ」海岸警備隊:「停電はどのくらい続いているのか」海岸警備隊:「引き続き状況報告をしてくれ」 乗組員 :「了解」 — AFP BB News コスタ・コンコルディアを所有するコスタ・クロチエレ社は、1月15日、「島に近づきすぎて航行した。判断ミスで重大な結果を招いたと思われる」という声明を発表し、座礁時の過失を認めている。また、緊急時の対応も指摘した。 夏の間は観光地となる、座礁地点付近のジリオ島の住民らは、乗客や救助隊員のために人家やホテルなどを開放し、食料を提供するなど、徹夜で支援活動にあたった。これに対しては多数の賞賛の声が寄せられている。 2013年9月16日、座礁したコスタ・コンコルディアを引き上げる作業が始まった。
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