セシウム吸着塔
別名:セシウム吸着装置
東京電力福島第一原子力発電所で、原発事故の対応策の一環として設置された、放射性セシウムを吸着して除去する効果のある施設。米国キュリオンの技術協力により設置された。
高濃度に放射性物質に汚染された水(いわゆる汚染水)を吸着塔に通すことで、ゼオライトなどの物質が放射性物質を吸着する。ちなみに吸着塔は「ベッセル」と呼ばれるが、ベッセル(vessel)とは容器や管などを意味する英語である。ベッセルを通過した汚染水は放射性物質が1000分の1程度まで除去されるという。
キュリオンが提供するセシウム吸着塔の他に、フランスのアレバ(AREVA)の協力により設置された除染装置も設置が進められている。
関連サイト:
放射性滞留水処理システムの概要について - 東京電力
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