主用キャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/17 20:55 UTC 版)
「暗黒騎士を脱がさないで」の記事における「主用キャラクター」の解説
鞍馬 啓治(くらま けいじ) 主人公。『波旬(はじゅん)』候補生で風使い。人間ではなく波旬という特殊な力を持った一族であり、「人間の欲望をほぼ無条件で叶える」ことから他の神々には快く思われていない。ここで言う「神」とは造物主などの神秘的な存在ではなく「特殊な力を持った人間」を指す。 生まれゆえに命を狙われる日々を過ごしてきたため両親によって山奥に幽閉され、学校には通わず家庭教師に師事する生活を送っていたが、人間に憧れていたため理由をつけて家で同然に飛び出し一人暮らしを始める。現在は両親からの仕送りで生活しているができれば頼りたくないため、アルバイトを考えている。自分を狙った刺客に対しても殺したことは一度もないなど根は善人。普段は力を隠して「人間らしく」生きているが、平然と甲冑を着けて「暗黒騎士として」生きている彼女に尊崇の念を抱き好意を持つようになる。だがエリーと暗黒騎士が同一人物とは気づいていない。後に暗黒騎士への思いは憧れであり、恋愛感情はなかったと気づいた。 「欲望(性欲)を抱くと鼻が伸びる」「力を使うと肌が赤くなる」など特徴は天狗そのものだが当人はそう呼ばれることを嫌っている。戦闘では10円玉を風と指の力ではじくことで指弾として放つ。その実力は暗黒騎士最弱だというノイエと互角と言われている。 エリー(エールリンク) ヒロイン。15歳。暗黒騎士。地の文での表記は「エリー」もしくは「暗黒騎士」。本名は『エールリンク・ラグナ・ウォルター』。学園にいる時はいつも黒い甲冑と兜に身を包んでいるが、その中身は小柄な金髪美少女。騎士らしく尊大に振舞っているが実際は残念な頭で極度の世間知らず。しかし暗黒騎士らしく振舞うことを念頭においているのでしったかぶりをすることが多い。 元々は異世界の人間でとある帝国に所属していたが、世界制服を達したため、帝王から反意を疑われたことからこの世界へとやってきた。目的は「OLになりたい(ついでに2億稼ぐ)」というもの。その一環として高校卒業を目指し学園に転入し、啓治と同じクラスになる。授業中に彼の能力の一端と本性を垣間見、その瞳が魅せた力強さに惹かれ彼に恋するがその感情の正体に気づいていない。マホのアドバイスを受け、甲冑を外して素顔の状態で啓治の家を訪れ、正体を隠して『エリー』として接近する。が、エリーとして数々の失態を披露したため啓治に嫌われることを恐れており、暗黒騎士であることがバレてしまうことに危機感を抱いている。両思いなのだがエリーの誤解のせいでなかなか上手くいかない。『エリー』として啓治と接するときは礼儀正しく敬語だが、地は暗黒騎士としての口調のほう。正体を知っているマホにはこちらで接している。啓治がノイエを好き(もしくは他に意中の相手がいる)と誤解することが多く、その相手に贈るプレゼントの意見を聞かれたときは「この恋未然に防がねば!」と考えてわざと酷いアドバイスをするが、贈る相手は「暗黒騎士」であるため知らないうちに自爆している。また啓治以外の男には容赦がない部分があり、ほぼ八つ当たりでナンパ学生たちをとっちめたり、体に触ろうとしてきた境介を膝蹴りで撃退している。マホのことは「考え方が帝王と似ている」ことから嫌いではないという。 『ダークデーモンドア』という暗黒の力を使うことが可能。掌大の黒い渦を生み出し、様々な物体を『暗黒空間』に放逐することができる。一度この空間に入れた後は出す場所は自由らしく、口の中に出してしまうこともできる。学園で食事する時は兜を外せないためこの力で食事をしていた。 田中 ノイエ クラスメイト。ノイエは漢字だと『新参者』と書く。水色のショートヘア。いつも頭にヘッドフォンをつけているのが特徴。口数が少なく小柄なロリっ娘。 正体はエリーと同じ『暗黒騎士』であり、彼女を監視し、反意があれば抹殺するという命を受けてこの世界へとやってきた。いつもヘッドフォンをつけているのはこの世界の言葉を勉強するため。ひょんなことから啓治とデートしたことで恋焦がれてしまい、盗聴器で聞いたエリーと啓治のやり取りから壮絶な誤解をしたことで殺意を抱き襲い掛かる。しかし啓治の救援とエリーの策により敗北、撤退する。その際に正体を疑われてしまい、啓治に問い詰められたことがきっかけで自分が勘違いをしていたことに気づき和解する。エリーとのことも「エリーを殺せば次に反意を疑われるのは自分」だと諌められ、過ちを犯したことを受け入れ互いに協力し合うことを決めた。 エリーと同じくダークデーモンドアの使い手。そのほかエリーが使うほぼ全ての技を理解し真似ることも可能としている。写生も得意。本名は『エロメイド・ダンジズマ・ゲイル』。ミドルネームが「団地妻」に似ているのをエリーに指摘されている。「暗黒騎士らしく」振舞っていることから口数が少ないものの、実際は激情家の面も持ち合わせている。 神藤 魔歩(しんどう まほ) クラスメイト。地の文における表記は「マホ」。黒髪のツインテールの女の子。快活で元気な喋り方だが根は魔女のように腹黒い。エリーの兜を取って素顔を見るのを目的にしている。自己紹介では「小悪魔が歩くと書いて魔歩」と述べている。モットーは『如何なる悪も、勝てば正義』。買収や脅迫などで権力者を言いなりにすることに長けており、学園長の弱みもガッチリ握っているので実質的に学園の裏トップである。 その正体は『元波旬』であり、『波旬候補生』たちの審判を務める人物。『波旬』として各方面に欲望を叶えたことで弱みを握り、脅迫にはそれを用いている。
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