並木橋通り商店街
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 00:50 UTC 版)
「並木橋通りアオバ自転車店」の記事における「並木橋通り商店街」の解説
江東 紋太(えとう もんた) 並木橋通りにある喫茶店「カフェ・ジュリエット」の店主。名前の由来は『ロミオとジュリエット』の「モンタギュー」から。元は運送会社・小沢陸運のトラック運転手。作中時間で3年前に会社を退職して店を開いた。工一の並木橋高校時代からの親友。荒いところもあるが友人思いで義に厚い「男らしい」性格。ただ思慮深いわけではなく単純なため、多少ならず難があるところも。高3時に工一とワカバを介して麻里と交際をはじめ、夏休みに「男になるかもしんねぇ」と工一に発し、秋に麻里の妊娠が発覚する。なお、工一はその意味を当初理解できなかった。 高校生時にコーヒー好きの大学生と知り合ったことを切っ掛けにコーヒーに関しては並々ならぬこだわりがある。喫茶店を始める以前から家庭でもそこらの店など遠く及ばぬ腕前を披露しており、娘・樹里も幼稚園の頃から大好物になっていた。 江東(小沢) 麻里(えとう〈おざわ〉 まり) 紋太の妻で「カフェ・ジュリエット」の女将。ワカバの高校時代からの親友でもあり元演劇部。「小沢」は旧姓で、その名が示すとおり紋太がいた「小沢陸運」社長の娘。高校3年の時に互いの友人であるワカバと工一を介してと恋仲となったが、それで紋太とできちゃった結婚をする羽目に。喫茶店開業には当初反対だったが、夫の夢は承知しており、少なくない金額をこっそりと貯金していた。夫の覚悟の程を父に見定めてもらってからは女将として腕を振るう。 江東 樹里(えとう じゅり) 紋太の娘で「カフェ・ジュリエット」の看板娘。18歳。「カフェ・ジュリエット」の店名は彼女に由来し、それは店主である紋太が親友の工一(が娘の名前を店名にしたこと)にならったもの。名前の由来は『ロミオとジュリエット』から。 彼女目当てで店に炉辺美夫(ろばた よしお、あだ名は「ロバ」だが、本人曰く「辺」を取って無理矢理「ロミオ」と読ませようとした)や他のバイカーたちがたむろし、それは営業妨害以外の何者でもない。 黒井 ワタル(くろい ワタル) 並木橋通りにある「黒井探偵事務所」の所長兼探偵。通称は「黒ちゃん」。工一の3つ下。全身を黒ずくめで固めることをポリシーとしており、夏場でもそれを崩さない。元は並木橋警察署に勤務するアウトロー一直線の刑事だった。幼い頃の一件で工一の世話になっており、そのことを一生の恩として心に刻んでいる。犯罪者は当然として悪人や甘ったれには容赦のない性格だが、こと親子の問題となると普段と違って親身に接することが多い。元々は孤児で、その時代の出来事が彼の人生に大きく影響している。昔は町中を自転車で暴走して人々に迷惑をかけることもしばしばであり、そのことから「チャリ暴黒ちゃん」などの二つ名で呼ばれることもある。自転車は「キャノンデール バッドボーイ」で、黒である。初登場時は黒のベスパに乗っていたが事故で全損し廃車、バッドボーイ購入後ののち、ヒバリのボディガードを依頼された際に前金で「ホンダ・Z」(フルチューンした輸出用の600㏄エンジンを搭載)を購入、この車は「ゼロ・ブラック」と呼ばれる純正つや消し黒のカラーリング。作中の登場人物きっての愛煙家で銘柄は「ゴールデンバット」。行きつけのタバコ屋の婆さんからも「あんたの死因は絶対に肺がんだよ」と言われている。 赤井 アカネ(あかい アカネ) 黒井探偵事務所の事務員で黒井の助手。元は黒井と同じ並木橋警察署の女性警察官だった。所長の黒井いわく「足がはやくて気がはやくて仕事もはやい、悩むことのないしっかり者でコマネズミみたいな奴」である。黒井が探偵を始める時も即決で警察を辞めてついてきたとのことで、彼に妙な魅力を感じているようである。ただし、黒井との関係は「所長と助手」以上の間柄ではない。自転車は赤い「バイクフライデー ポケットロケット」に乗っている。 白井リョウ(しらい リョウ) 並木橋警察署に勤務するエリート刑事。実家が資産家で身の回りの物は全て一流品で固め、愛車のポルシェをはじめ、自分好みの「白」で統一している。自転車もポルシェで、特注で白に塗り替えたほど。黒井のライバルであり、アカネに気がある。 本人は真面目で正義感も強いのだが、高いプライドから他人を見下すエリート意識が鼻に着くことも多い。 大沢 ヒバリ(おおさわ ヒバリ) アオバ自転車店の隣に引っ越してきた「だるまコロッケ店」の一人娘。転校生でアオバの同級生。他者からは「内気で病弱なおとなしく礼儀のいい少女」のように思われているが実際はちがい、事情を知る一部の人間とアオバの前だけでその本性を剥き出しにしている。アオバの伯母でもあるヒトハに対しては何らかの尊敬の念を抱いているように見える描写がある。実は「謎の歌姫」と称えられる正体不明のピアノ弾き語り少女歌手「スカイラーク」として芸能活動をしており、その正体を知るのは家族と所属事務所関連の人間を除けばアオバだけ。PV撮影の「ギャラ」として「パナソニック トレンクル6500」を手に入れる。第1期13巻2話より登場。父・亀夫は自営業のコロッケ職人だが高校時代は柔道の関東チャンプ。母・鶴子(旧姓・小池)は名の知れた女優であるが元高校演劇部とレディースのヘッドを掛け持ちしていたという経歴の持ち主。彼女からはそれぞれ「お父ちゃん」「お母ちゃん」と呼ばれている。祖父(亀夫の父)はだるまコロッケ店の先代店主だが、1期16巻8話では入院している描写があり、現在の地に引っ越してからは一緒に住んでいる気配はない。その彼女の心の中には幼いころに祖父と一緒に店の看板の入った自転車に乗っていたときの思い出がある。なおその自転車は亀夫が高校生の頃も使われていた年代物で、現在も材料を仕入れるための足として使われている。第2期16巻1話で亀夫へのクリスマスのプレゼントとしてアオバ自転車店でオーバーホールされている。
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