不死者関連とは? わかりやすく解説

不死者関連

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 02:50 UTC 版)

バッカーノ!」の記事における「不死者関連」の解説

不死者不死の酒」を飲み不老不死となった存在不死者になると、たとえ身体バラバラにされても自動的に一つまとまり元に戻る。唯一死ぬ方法後述する「喰う」だけである。不死と言っても痛覚はあるため、それ相応負傷をすると痛みによって気絶する。しかし、何度も破壊される痛み慣れて気絶しにくくなり、再生早くなる餓死することは無いが、精神的な空腹感じる上に、栄養摂取したほうが効率的に動くことが出来る。不死でも一時的に病原菌感染して風邪をひく熱を出すなど軽度の病を患うことはある。 不死者には不老不死になる以外にも色々な能力制限が加わる。後述する「喰う」偽名を名乗れない制約以外に、左手相手の額に乗せることで、その相手自分知識経験伝えることができるようになる作中では不死メカニズムについて、「不死の酒」を飲むと異次元存在する別の生物融合しこのため死んでも傷が細胞同士繋がり合うと考えられている。意識集合体ホムンクルスシャムヒルトン)などはこの原理応用して造られている。また、「喰う」ということや、偽名制約意図せずとも自然と不死者集まってしまうのは、不死者細胞単位1つなりたいという無意識の力(本能)があるからだと考えられている。確認されている限り人間以外にも効果がある。 「喰う」 不死者唯一死ねる、あるいは不死者唯一殺せ方法不死者別の不死者の頭の上に、自分右手乗せて喰いたい」と願うと、相手の体は、自分右手中に足先から遡りながら肉が吸い込まれていくようにして消失し、「死んだ」とみなされる。この時、喰った不死者には、喰われた不死者知識記憶経験、さらに人格継承される人格に関して塗りつぶされたり融合したりするわけではないが、フィーロやチェスのように自己の中に異質な別人格がいることに悩まされることもある。 少なくとも悪魔述べところによると、不死者死にたい思った時に死ねるように用意した能力で、その意味では受動的な行為であった。しかし、実際にセラードのように相手知識技術手に入れるために喰いたいと思う、あるいはチェスのように自分が喰われるという恐怖から喰うなど、能動的な行為と言う向きが強い。 偽名を名乗ることが出来ない制約 不死者は「不死者同士での会話」や「公共の場」において自ら偽名名乗ることができないという制約であり、パスポートなども偽名使えずそれでいて不老のため、年齢偽造する必要がある。ただし、不死者でない第三者偽名名乗り、その第三者相手不死者偽名紹介するなどして、他人に紹介されるという形であれば不死者相手でも偽名名乗ることは可能である。また偽名名乗り書かれ文章読み上げるという手を使い、ヴィラレスクが名を騙っている。 悪魔述べところによると、死にたい思った時に仲間探すのは大変だから設けた制約としている。実際には、不死者の項で述べたように1つなりたいという本能的な働きから現れる行動だと考えられている。 出来損ない セラード作り出した不死の酒」の不完全品の酒を飲み不死となった人間同様の物はルネ作っている。 基本的に不死者と同じで、たとえ切り刻まれても、細胞同士繋がり合いすぐに不死身体となる。ただし以下に挙げるように明確な違い存在する不死であって不老ではない。老いて死ぬことはありえる不死者の前であっても、あるいは同じ出来損ないの前であっても偽名名乗ることが出来る。 不死者であれ、出来損ないであれ、それを「喰う」ことはできない逆に不死者出来損ない「喰う」ことはできる。 セラードは特に3番目を悪用し、その知識技術得たい者に酒を飲ませ出来損ないにすることでこれを喰らい、それを得ていた。 ホムンクルス 総じて一般ホムンクルスの定義と同じで錬金術により人工的に創造され生命を指す。一般的に言われる生まれながらにして全知存在であるフラスコの中でしか生きられない生命体」も可能性としては存在しセラード最終目的は、これを創り出して酒を飲ませ自身取り込むことで全知存在になることだった。以下、本作オリジナルの物について個別説明するセラードホムンクルス エニスなど、不死であるセラード自らの細胞触媒として生み出す。全く知識を有さないが、不老不死という不死者同等性質持っている主人生殺与奪握られ、その思念1つで体構成崩壊し絶命させられるセラードは、このホムンクルス自我を持つことを嫌い、自我持った場合には殺していた。 ヒューイのホムンクルス クリストファーなど、ヒューイセラード知識盗んで造ったホムンクルス不老だが不死ではなく負傷した場合には不死者のように再生はせず、それが原因命を落とす可能性もある。 シャムヒルトン(「双子」)という意識集合体ホムンクルス。「リズム」の開発した誕生した意識体およびその各個体。そのを飲むと意識乗っ取られ自我消失し同一意識共有する一個体となる。乗っ取られ人間が持つ知識などは全ての個体共有されるため、この辺りは「喰う」似ている例外として、抵抗力が高いなどで意識乗っ取られないことがあり、その場合、逆にそれまでそのホムンクルス得た知識を得ることができる。ヒューイ命令によりシャム男性ヒルトン女性意思しか乗っ取ることが禁じられている。 ビルトのホムンクルス 人間同じよう成長する男性型デズと、成長しない代わりに寿命極端に短い女性フィル2種類存在するそれぞれ複数肉体有し場合によって肉体明け渡すということも可能。

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