ムーンマトリックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 13:57 UTC 版)
「デイビッド・アイク」の記事における「ムーンマトリックス」の解説
アイクによれば、月は爬虫類人が人類を操作するセンターである。月は次元間を行き来するためのポータル(出入口)であり、爬虫類人などの次元間存在はこれを利用している。人間や動物は月からの信号を受けることで、五感を中心とした、互いに分断された現在の意識に隔離されている。太陽は本来、人間の現実世界を形作るフォトンを放出するセンターとしての役割があるが、爬虫類人は月を経由してその情報に不正侵入(ジャック)し、攪乱した情報を流すことで虚構の世界を築き、人間を欺いている。 このムーンマトリックス説を唱える前提の1つとして、アイクはクリストファー・ナイト(en:Christopher Knight (author))らによる月の人工天体説を取り上げている。ナイトの研究によると、『月は本来の大きさよりも大きすぎる。本来の古さよりも古すぎる。本来の重量よりも軽すぎる。ありえない軌道を取っている。月はあまりにも奇異なため、月の存在に関する既存の説明は全て困難に満ちており、わずかでも確実な説明は一つとしてない』。そして月・地球・太陽は精緻な比率により配置されており、そこには「巨石ヤード」という測量単位が暗号として込められている。その位置関係は奇跡的なもので、偶然の生成ではあり得ない、という。 古代の宗教においては、月の崇拝と蛇の崇拝に繋がりがある場合が多い。また世界の古代神話では、月は「神々の戦車」として記述されていることが多い。またアイクが入手したズールー族の神話によると、月は「ニシキヘビの巣」であり、何百世代も昔に現在の位置に置かれたため、地球には豪雨が降り注いだとされる。世界の民話では「月がある以前」の世界を語り継いだものが多く、コロンビアのモズセと呼ばれる先住民の間には、月が地球の同伴者になる前の時代の記憶が伝えられている。ボリビアのティアワナコ市には、当時の人間の技術では建築不可能な巨石都市の跡がある。そこには約12000年前に月が現代の軌道にやってきた事を記したカレンダーがあるとされ、「月の神殿」、「月の家」と呼ばれる建築物で溢れている。 月面上では、橋やドーム、城などの人工的な建築物が観測された例があり、月の周囲にて未確認飛行物体が目撃されたり謎の信号が検出された例がある。かつてアメリカ合衆国は月への公式着陸を果たしたが、そこで撮影された写真は人工的に作成されたものであったとする説がある。ヴェーダの占星術によると、人間の感情や思考は月に支配されているという。暴力事件数・発病数の増加や月経周期など、月は人間の深層心理や身体システム、時間認識と深く関わりを持っている。言語学的視点から見ると、月の語源は「船舶」であるとする説がある。以上の点をアイクはムーンマトリックス説の傍証として挙げている。 かつて人間は脳にある松果体の働きにより、物質と精神の領域を超えた世界を知覚することができた。しかし月から訪れた爬虫類人が人間に遺伝子操作を行い、爬虫類脳を埋め込むことで人間を抑圧的な月の世界に同調させた。現代の社会では電磁波や食品添加物など人間の意識を化学的に攪乱する技術を流通させることで、月のマトリックスによる支配を強めている。人間がマインドに縛られた意識から覚醒し、月のマトリックスの改ざんから切り離され、太陽のフォトンに再接続することで、「あるもの全て」の意識に繋がることができる、とアイクは主張している。
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