ムーンライトながら91号・92号
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「ムーンライトながら」の記事における「ムーンライトながら91号・92号」の解説
「ムーンライトながら」91号・92号は、通称「臨時大垣夜行」の置き換えとして2003年(平成15年)夏(7月19日の下りから)に運行を開始し、2008年(平成20年) - 2009年(平成21年)にかけての冬季まで運行された臨時列車で、JR東日本所有の183系・189系電車を使用して、春休み・ゴールデンウィーク・夏休み・冬休みといった多客時に運転を行っていた。両列車とも全車・全区間が指定席で、定期列車時代のムーンライトながらと停車駅が異なっていた。なお、前身の「臨時大垣夜行」と比較して下りの品川駅 - 小田原駅間を快速運転とするなど停車駅が削減されたが、所要時間は変わらなかった。 2007年(平成19年)頃からは運行日が減少し、春期と冬期は週末のみの運行が多く、夏季もお盆の時期までの週末を中心とし、一部の平日の運行がなくなっていた。当初、「ムーンライトながら」91号は品川駅始発だったが、2007年(平成19年)3月のダイヤ改正で定期列車と同じく東京駅始発となった。「ムーンライトながら」91号は始発駅を定期列車の数分後に出発し続行運転に近い状態で運転、その後豊橋駅で定期列車を追い抜き、豊橋 → 大垣間も快速運転となっていたため1時間ほど早く大垣に到着していた。逆に「ムーンライトながら」92号は定期列車より先に大垣駅を発車するものの、沼津駅で抜かれていた。ただし上りは両列車とも全区間快速運転を行っていた上に続行運転だったため、時間差は最大でも十数分程度に留まっていた。 かつては4号車・5号車が喫煙車だったが、2007年(平成19年)3月21日以降は全席禁煙となった。定期列車と同じく熱海駅と浜松駅で車掌が交代した。 2007年1月運行時までの停車駅は以下の通りであった。 下り(91号) 品川駅 - 横浜駅 - 大船駅 - 平塚駅 - 小田原駅 - 熱海駅 - 三島駅 - 沼津駅 - 富士駅 - 静岡駅 - 浜松駅 - 豊橋駅 - 名古屋駅 - 尾張一宮駅 - 岐阜駅 - 穂積駅 - 大垣駅 上り(92号) 大垣駅 - 穂積駅 - 岐阜駅 - 尾張一宮駅 - 名古屋駅 - 金山駅 - 大府駅 - 刈谷駅 - 安城駅 - 岡崎駅 - 蒲郡駅 - 豊橋駅 - 浜松駅 - 静岡駅 -富士駅 - 沼津駅 - 熱海駅 - 小田原駅 - 大船駅 - 横浜駅 - 品川駅 - 新橋駅 - 東京駅 定期列車との違いは、下りは国府津駅を通過し、豊橋駅 - 大垣駅間で上記の駅のみに停車した。上りは川崎駅を通過した。 最終期(2007年3月 - 2009年1月)の停車駅は以下の通りであった。 下り(91号) 東京駅 - 品川駅 - 横浜駅 - 小田原駅 - 熱海駅 - 三島駅 - 沼津駅 - 富士駅 - 静岡駅 - 浜松駅 - 豊橋駅 - 名古屋駅 - 尾張一宮駅 - 岐阜駅 - 穂積駅 - 大垣駅 上り(92号) 大垣駅 - 穂積駅 - 岐阜駅 - 尾張一宮駅 - 名古屋駅 - 金山駅 - 大府駅 - 刈谷駅 - 安城駅 - 岡崎駅 - 蒲郡駅 - 豊橋駅 - 浜松駅 - 静岡駅 - 沼津駅 - 熱海駅 - 小田原駅 - 横浜駅 - 品川駅 - 東京駅 定期列車との違いは、下りは大船駅を通過し、豊橋駅 - 大垣駅間で上記の駅のみに停車した。上りは大船駅を通過した。 上下とも国府津駅(運転停車)・熱海駅・豊橋駅で運転士の交替を行っていた。
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