マフィア・ギャング
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「ゴルゴ13の登場人物」の記事における「マフィア・ギャング」の解説
スパイク・ジョーダン 声:池田勝 第5巻21話「帰ってきた標的」(アニメ版第10話) アメリカ麻薬組織のボス・バグシイ”ビッグ”ガボールの替え玉。組織を手中にすべくボスの部下ロッキー・ブラウン(声:斉藤志郎)を騙し、スパイクと思い込んでいたバクシィをゴルゴに狙撃させた。ロッキーに正体がばれた後、ゴルゴの報復に対抗すべく結託。防御態勢を敷き兵隊を総動員するも悉く突破され死亡した。 アニメ版でのロッキーはバクシィの忠実な部下として描かれているため、結託はせずスパイクに殺されている。 ベントナ 第18巻73話「動作(アクション)・24分の4」(アニメ版第8話) 声:秋元羊介 ニューヨーク近郊の街バターソンのボス。 守り築いてきた縄張りを奪ったニューヨークマフィアのドン・ジョバンニ(声:渡部猛)の殺害をゴルゴに依頼。直後にジョバンニから拷問を受け、笑いながら殺される。 トムソン 第18巻73話「動作(アクション)・24分の4」(アニメ版第8話) 声:田中正彦 ニューヨークマフィアの暗殺部ボス(用心棒のリーダー)。ゴルゴの標的となったドン・ジョバンニに抹殺を命じられる。 「防弾ガラスでゴルゴの射撃を阻み、その隙を突いて暗殺部トップの殺し屋達に始末させる」という策を立てる。だがゴルゴの反動速射RT15連発銃(架空の銃)を用いた、一点集中の遠距離狙撃で防弾ガラスは粉砕。ジョバンニも狙撃され、ゴルゴの銃口の前に立ち尽くす。アニメ版ではその直後に銃声が響き、殺害されたことが示唆されている。 タイトルの意味は、撮影したゴルゴの早撃ちを分析した際、1秒24フレーム中4フレーム(0.17秒)で拳銃を抜いて向き直り、次のフレーム(0.04秒)で一人目を射殺していることから。 ゴルゴは劇場版アニメでも同様のテクニックを用いて、防弾ガラス越しの標的を狙撃している。 デビット・シンガー 第98巻301話「ワイズガイへの道」 麻薬密売組織「ズィップ」のボスにしてユダヤ系巨大犯罪組織「ユダヤ・シンジケート」の幹部。 対立する落ち目のイタリア系マフィア「フェリ・ファミリー」のボス、ドン・フェリを強襲し、ドンの息子、ファブも殺害する。ドンからの依頼でゴルゴに命を狙われ、ファブの親友ジュゼッペの殴り込みの最中、跳弾事故に見せかけた狙撃で殺害された。 ファビエ 第102巻315話「メデジンカルテル」 コロンビア・メジデン市で牧場経営、不動産、絵画取引を営む大富豪。表向きはサッカー場や住居などを提供する名士だが、裏ではメジデン・カルテル(麻薬密売組織)のドンとして暗躍。 ガビリア大統領から依頼を受けたゴルゴの偽情報により、舎弟のエステバロと抗争を開始。その最中ゴルゴに抹殺された。 張金栄 第104巻317話「黒い星」 台湾の幇(台湾華僑)「竹連幇」の大家姐(女当主)。幇の掟と面子に厳しく、裏切り者には容赦しない。その一方で誰にでも公平であり、周囲からの人望も厚い。 トカレフ密輸ルートの襲撃事件を、私怨を抱く身内の裏切りによるものと断定。ゴルゴに「外部の者に任せるのは恥」と語り、部下に報復依頼の取り消しと、最上級での礼遇を命じる。差し向けた暗殺隊の全滅に怒り中国に赴こうとするが、ゴルゴから「それが敵の目的」と釘を刺される。だが黒幕である大華僑「客家幇」からの挑発に引き下がるわけにもいかず、改めてゴルゴに報復を依頼する。 豪胆な人物で、ゴルゴに対し萎縮する事無く強引に事を進め、食事に同席までさせている。それだけに会食中に受けた凶報が、尋常ならざる内容であったことを態度で見抜かれた。 ゼウス 「死への階(きざはし)」 イタリア・シシリーに拠点を置くギリシャ移民系マフィアのボス。老齢ながらも幾多の修羅場を潜り抜けて身に着けた貫禄からファミリーの支持は厚い。 20年前にアフリカの金鉱山を巡って相棒を裏切り警察に売り渡し、それを足掛かりに今の地位を築いたが、相棒は10年後に脱獄、妻子は行方不明になっていたため復讐のために長い年月をかけてゴルゴへの依頼料を貯めてゴルゴにゼウス狙撃の依頼をした。相棒は重い病に掛り余命幾ばくもなく、自身の存在を思い出させるために死を覚悟してゼウスにゴルゴに依頼した事を通告、ゴルゴはルールを破ったとして相棒を射殺した。 ゴルゴに狙われていることを知り、ゴルゴから逃げられないと悟ったゼウスは、自身も病に掛りあまり長くはないこともあり、せめて自分らしい幕締めをしようと、ゴルゴに狙撃される約束の日の夜に野外パーティーを開き、裏で組織を乗っ取ろうと企んでいた幹部のニキとヨアシスを自ら粛清し、会場内のファミリー全員に、実は相棒の息子で、相棒の妻が死去して孤児になっていた所をせめてもの罪滅ぼしで育てた養子で幹部のニコラオスを後継者にすると発表、そしてゴルゴを「己の命を代償にニコラオスを護るように契約した死神」に仕立て上げ、もう何も言い残すことはないと満足し狙撃された。そしてその意志を継いだニコラオスはそれまでの軟派な性格から一転して誰からも認められる厳格な性格となり、ファミリーを必ず導くとゼウスの墓に誓った。
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