ブームの失速とは? わかりやすく解説

ブームの失速

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 13:52 UTC 版)

小室哲哉」の記事における「ブームの失速」の解説

1997年前半まではミリオンセラー連発していたが、この頃から既存小室ファミリー向け楽曲曲調がポップテイストからエレクトロ変化している点(特に安室奈美恵楽曲顕著)、同年夏に小室エイベックス関係性急速に悪化によりglobe一時活動停滞したことや翌年1998年にはTRFhitomiらのプロデュース無くなり小室ブーム全盛期中心にいた安室奈美恵出産のため休業しミリオンセラー叩き出した華原朋美恋愛関係清算による離脱等の複合的要因小室ファミリー規模縮小同時期に新たな音楽性をもつJ-POPアーティストR&B本格シンガーとして登場したMISIAバンドブーム牽引したGLAYL'Arc〜en〜Ciel若年層のアイドルブームを牽引したSPEEDエイベックス内で脱小室派閥進んで勢いをつけたEvery Little Thingなど)が台頭し始め小室ブーム少しずつ落ちていくエイベックス絶縁後はTM NETWORK時代古巣であるソニー専属プロデューサー契約を結び、マネジメント委託。さらに、数十億円を報酬金印税)の前受金として受け取る。 1998年にはtohko鈴木あみ未来玲可プロデュースさせたものの、1996年前後小室ブーム全盛期比べて勢い劣っていた。 翌1999年以降明確なサビ持たせた楽曲展開をやめ、globeTRUE KiSS DESTiNATiONらを使って小室本人次世代ダンス・ミュージックとして注目していた、トランスなどを日本J-POP導入しよう試みたが、時代先取りであった為、一般に受け入れられなかった。しかし、そこですでに最新音楽日本取り入れていたのは、ある意味での功績とも言えるまた、更なる世代交代新しアーティスト若干15歳ながら数々金字塔打ち立てた宇多田ヒカルエイベックスの脱小室派閥による戦略女子高生中心にブレイクした浜崎あゆみ鈴木あみと同じオーディション番組ASAYANからデビューしつんく♂プロデュースブレイクしたモーニング娘。自称新宿系を称し独自の世界観魅了したシンガーソングライター椎名林檎など)のCDヒットチャート中心となり、小室プロデュースCD売り上げ落ち、それ以後globe関係の活動がほぼ小室ウエイト占めようになった。 特にヴィジュアル系つんく♂宇多田台頭には、価値観感覚の相違引退意識させられた程の衝撃を受け、「今とは違った形のプロデューサーにならなければ」「作りたいときに作れて、鍵盤弾けるときに弾ける作曲家戻りたい」と自分将来立ち位置悩んでいた。 この頃になると「売れなくてもいい」「売れに越したことはないけど、この時代にどれだけ人の心に届くかを重視している」「小澤征爾さんの作品大ヒット見てメガヒット頼らないセレクトショップのような音楽目指したいと思った」 と心境の変化語った長年小室マネージャー務めた丸山茂雄も「権限与えすぎたことは大きな誤りだった。小室さんとアーティストには音作り楽曲選び・歌に専念させるきだったのに、アーティスト選定テレビCMドラマ・映画等の出演先のマネジメントまで一切任せてしまった。その範囲にまで2人で『どれを選ぶか』を悩んでいると立ち止まってしまう。映像部門専門マネージャー別に用意すべきだった。実際に初期鈴木あみその辺を全く別の事務所担当して上手くいっていたのに、それ以降のほとんどの活動小室さんがマネージャーとして首を突っ込ませたのはいけなかった」と後悔反省多分に含んだコメント出している。

※この「ブームの失速」の解説は、「小室哲哉」の解説の一部です。
「ブームの失速」を含む「小室哲哉」の記事については、「小室哲哉」の概要を参照ください。

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