トッペンカムデン王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 05:01 UTC 版)
「トッペンカムデンへようこそ」の記事における「トッペンカムデン王国」の解説
牧歌的な国家であるが、20年前に世界を席巻した魔導王率いる軍に最後まで抵抗した唯一の国。前国王夫妻が崩御したため、今は唯一の王族であるローラ姫が国王代理を務めている。劇中描写から弱小国にも見えるが、防衛戦でバイゼル王国を打ち破れるだけの軍事力も有していること。貴族位に複数の公爵を置けるなど、実は国家規模はかなり大きい。ただ国土は山がちで冬が厳しく、財政は苦しい様子。 ローラ 主人公。天真爛漫で世間知らずな王女だが、気取らず誰にでも仲良くなれる性格。栗毛、先祖返りで目が紅い。何故か、精霊達に慕われている。 カリスマが無く、国内の貴族達に能力を疑問視されて一時はクーデターすら起こされたが、シャイデックを片腕に加え、国王代理を務めることで賢王としての資質を見せ始める。 第0話で体がダイヤモンドになったこと、及び第3話で大国バイゼルを退けたことにより、吟遊詩人がトッペンカムデンを讃える流行り歌ではローラに「ダイヤモンド姫」の名が当てられ、この異名が大陸中に広まった。 竜の姿をした「死の精霊」による呪いにより17歳まで生きられないと予言されていたが、魔法使いレジーと出会うことで運命が大きく変わって行く。 レジー もう一人の主人公。トッペンカムデン担当の青年魔法使い。超天才児で、強力な魔法杖「カノッツァ」を制御可能な持ち主。そのため「カノッツァの魔法使い」とも呼ばれる。鼻眼鏡がトレードマーク。 性格は現実的だが、ローラに関してはやや甘く、口は悪い。第3話でローラの「死の精霊」を自身で受け止めたため、体が腐り果て死に蝕まれる事態に陥ったが、パナカナ他の手助けにより克服した。 実は魔導王の魂が潜在意識下にあり、それゆえ一時は体が乗っ取られ、悪の権化と化した。 ネズミさん レジーの使い魔。人間の言葉を喋り二足歩行するネズミ。口うるさい。レジーを「ご主人様」と呼び、語尾に「〜でちゅー」と付くのが特徴。 シャイデック トッペンカムデン王国の名宰相。実は20年前の魔導王との戦争では「シャイデックが居たからこそ戦に勝てた」と前王に賞賛される程の英雄だったが、それ故に国主としてのローラの能力を疑問視しクーデターを起こすものの、レジーの活躍により幽閉される。 バイゼルとの開戦で、ローラが「この国を救うこと」を条件に謀反罪を帳消しにして、宰相として復権させた後、王女の片腕として軍事に政治に外交にと活躍を見せる。 元々は貴族ではなく羊飼いで、前国王フランクがその能力を見出して取り立てた叩き上げである。文官だが武人としての腕も確かで、暗器によるサプライズとはいえ、決闘でビュッセ将軍を仕留める寸前まで行く戦技を見せた。 初登場時はいかがわしい風貌のただの悪役で、名も「大臣」としか設定されていなかったが、再登場後は無精髭をたくわえた凄みの効いたナイスミドルに変貌した。 エルファン公 大臣の一人。公爵の中では若い方で20年前の戦争を知らぬ世代に属している。しかし、城門の解錠方法を知る一人(他はローラとシャイデック)であること、保持兵力も国内随一な所から、公爵連の中では最上位の実力者である。 お忍びで国外へ出かけたり、ラズウェルと親しくするなど地位に比べて気さくな性格。フルネームはエミール・エルファン。 カッセル公、ヴィルヘルム公、ターナー公、他一名 トッペンカムデンの公爵達。エルファンを含めて五人いる(残る一名は名前が不明)トッペンカムデンの公爵は同時に国政を司る大臣でもある。 水鎮祭の描写に見られる様に、当初は五人全員がローラ廃嫡派であったが、対バイゼル戦後はローラを認めることとなる。 フランク ローラの父。前国王。故人だが過去を舞台にした第18話には生前の姿を見せる。王女誕生の際にシャルロット・フラムポワーズにローラの未来を見て貰い、死の悲劇を回避すべく「国中の竜の紋章を消す」などあらゆる手を尽くした。 クスカ 故人。ローラの叔父に当たる人物。フランクの兄で国を捨てて踊り娘と駆け落ちした。マドレーンの父親。 鏡の精霊 トッペンカムデン城の戴冠の間に住む精霊。国王候補の資質を見定める役目を持つ。口が悪い。歴代国王候補の姿を借りて現れるため、第26話で初登場した時はローラ姫そっくりの姿だった。
※この「トッペンカムデン王国」の解説は、「トッペンカムデンへようこそ」の解説の一部です。
「トッペンカムデン王国」を含む「トッペンカムデンへようこそ」の記事については、「トッペンカムデンへようこそ」の概要を参照ください。
- トッペンカムデン王国のページへのリンク