スター歌手にとは? わかりやすく解説

スター歌手に

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 07:24 UTC 版)

上原敏」の記事における「スター歌手に」の解説

その後立て続け松竹映画主題歌「流転」結城道子ソロレコーディングする予定だった「裏町人生」と連続して大ヒット続け、その素人くささの中に軟らかさを持った歌声全国流れたこの頃秩父重剛の義妹澄子結婚、それを祝うかのように発売され翌年の「鴛鴦道中」は、新人青葉笙子とのデュエットによりこれも大ヒットとなった上原快進撃この後続き、「上海だより」「南京だより」「波止場気質」「徳利別れ」「俺は船乗り」と1937年から1939年にかけては東海林追い越す勢いでヒット出し続けた。 「妻恋道中」をはじめとしたヤクザもの(股旅もの)に、「波止場気質」などのマドロスもの、「上海だより」に始まる“たより”もの、そして「流沙護り」「聲なき凱旋」などの戦時歌謡という異なジャンル流行歌上手く歌い分け幅広いファン層獲得していった。人気とともに銀幕への出演多くなり、東宝映画ロッパ歌の都へ行く」「金語大番頭」、松竹映画弥次喜多六十四州栗毛」「弥次喜多怪談道中」などに特別出演している。中でもロッパ歌の都へ行く」には本職流行歌手として出演し、「親恋道中」を歌う上原ステージ偲ぶことができる。また、同じポリドール所属していた榎本健一舞台にも出演し秋田なまりの朴訥とした台詞まわし人気博していた。 1938年3月から1942年まで上原中国大陸戦地慰問のため通算7回訪れ数多く将兵の前で歌った。しかし、青葉笙子山中みゆき浅草染千代らと何度も戦地慰問しては帰国後すぐにレコーディングを行うハードなスケジュールこなした上原徐々に健康を害し多く常用するようになっていった。そのために、1941年ヒットした仏印だより」の頃にはだいぶ声が荒れデビュー当時軟らか歌声失われしまっている。日米開戦後勇壮な軍歌叙情的な歌曲が中心となる上原が得意とした股旅歌謡衰退彼の歌い方も時局に合わなくなり人気凋落していった。 性格生真面目で、歌手というよりもサラリーマンのような質素な生活続け借家暮らし通した上原であったが、いずれ歌手廃業するつもりであったのか、千葉県牧場経営することを検討していたと妻が述懐している。酒好きで、後輩面倒見良かった上原は、誰からも「敏さん」と呼ばれて慕われていた。律儀人柄でも知られ1939年コロムビアテイチク多額支度金用意して上原引き抜こうとした際にも、「こうして歌手として成功したのもポリドールお陰です」と全く応じることがなかった。

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スター歌手に

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 20:46 UTC 版)

舟木一夫」の記事における「スター歌手に」の解説

1970年前後には、こうした青春ソング以外にも時代モノ民謡調などの歌にも独特の持ち味数々ヒット飛ばしたテレビ時代劇銭形平次』のテーマソング銭形平次」も、番組ロングランもあって舟木の歌としてよく知られるところとなった。 また特に詩歌文学モチーフにした叙情歌謡と呼ばれるジャンルでは持ち前歌唱活かして第一人者存在となり、「絶唱」「夕笛」「初恋」などがヒットし1966年には「絶唱」で第8回日本レコード大賞歌唱賞を受賞した。このジャンルとしてはその集大成ともいうべきアルバムその人は昔』がある。これは作家松山善三長編抒情詩正味1時間すべて舟木歌唱埋めるという、前代未聞作品であり舟木歌唱力最大限発揮されている。更にこの作品LPとしては当時記録的な売上となり、後に舟木内藤洋子主演により映画化もされた。そしてこのLPおよび映画劇画作家ながやす巧大いなる影響与え、その代表作『愛と誠』生むきっかけとなったという事実は、コミック界では有名なエピソードである。

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