ザクセンハウゼン強制収容所
ザクセンハウゼン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 05:23 UTC 版)
「フランクフルト・アム・マイン」の記事における「ザクセンハウゼン」の解説
1192年に初めて文献に記録されているマイン川南岸のザクセンハウゼンは、フランクフルト方言で「ドリップデバッハ」(川の対岸)と呼ばれている。この呼び名はイネンシュタットを指す「ヒップデバッハ」(川のこちら側)に対する呼び名である。中世からここには主に漁師、農民、職人が住んでおり、粗野な言葉遣いや生活態度で知られていた。18世紀から19世紀にかけて次第に裕福な市民も住むようになった。やがてザクセンハウゼンの旧市街は人気の飲食店街となった。しかし、アメリカ軍駐屯地が閉鎖された後、この街は訪れる人の減少に苦しんだ。これ以後、空き家や荒廃した建物が目立つようになっていった。それでも伝統的な、一部はとても古くから続くリンゴ酒酒場が残った。市は、この地区の復興に尽力した。その結果、飲食店の他に小さなオフィスやアトリエが開設され、日中も活気が高まっている。 ザクセンハウゼンのマイン河岸で他を圧する建物が、1875年から1881年に建設された三王教会である。また、マイン川に沿って博物館が点在している。ザクセンハウゼンでは第2土曜日ごとに、ドイツ最大級のノミの市が開催される。 ザクセンハウゼン北部シュヴァイツァー広場周辺の古い家屋は、小売店やレストランが混在する人気の住宅地となった。「アドルフ・ヴァーグナー」や「ツム・ゲマールテンハウス」といったリンゴ酒酒場の他にモダンなカクテルバーも営業している。 また、南部には、1960年代に建設された「レルヒェスベルク」などの高級住宅街がある。さらに、ザクセンハウゼン旧市街の東側にあった旧屠畜場跡に、1990年代以降新しい住宅地ドイチュヘルン地区が建設され、人気の住宅地に発展した。新しい地域の象徴的建造物が、高層ビルのマイン・プラザである。 この他、ザクセンハウゼンの区域内には、シュタットヴァルト内にドイツで最も高い木造建造物の 1つであるゲーテ塔や、自転車レース「ルント・ウム・デン・ヘニンガー=トゥルム」で知られる旧穀物倉庫のヘニンガー塔がある。 ザクセンハウゼンの三王教会 ザクセンハウゼンの飲食店街 ムゼウムスウーファー、画面右よりの大きな通りがシュヴァイツァー通り ドイチュヘルン地区、中央の茶色いビルがマイン・プラザ ゲーテ塔 ヘニンガー塔
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