ゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 08:17 UTC 版)
「ジョルノ・ジョバァーナ」の記事における「ゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)」の解説
【破壊力 - C / スピード - A / 射程距離 - E(2m) / 持続力 - D / 精密動作性 - C / 成長性 - A】(Part5)・48巻、JOJO A-GO!GO!、JOJOVELLER、Part5テレビアニメ。アニメでは射程距離Cとされる) テントウムシをモチーフにした人型の近距離パワー型のスタンドで、触れた物体に生命を与える。 作中では主に非生物の無機物に対して使用することが多く、能力を受けた物体は地球上に存在する動物や植物に変化して活動する。生み出す生命の種類は自由自在。生まれた生物は、ジョルノの意思で成長や死が自在であり、瞬時に生み出したり時間差で遅く生み出したりすることができるが、損傷などで命を失うと再び元の物体に戻る。 何かの片割れから生み出された場合は一種の帰巣本能のように大元の位置に戻ろうとする習性があり、「物体を自由に動ける生物に変えることでそれがあった元の位置を特定する」という探索の他、「遠隔操作のスタンド使いの下へ危険生物に変えた所持物を差し向ける」という暗殺への応用も効く。 環境次第では生命を生み出しづらいが、生命はしぶとく、逆に環境に適応したり「毒や細菌汚染を、免疫で適応した」として誕生させることすらできる。マイナス100度の超低温など生命が生育しえない環境下では生命を生み出すことはできない。また絶滅種や空想上の生物も作れない。 既に生きている生物に使用すると過剰に生命エネルギーを与える。対人に「感覚を暴走させて相手の体感時間を狂わせる」、対植物に「老化を加速させて生物としての寿命を短縮させる」などという性質があるが、前者は序盤に披露された能力で中盤以降は見られなくなった。 自分の身体をあえて切り離して、別の生物に変えることもできる。切断した自分の手首をピラニアに変えて攻撃後に回収したり、飛び散った血しぶきを蟻の群れに変えたりといった他、一部は切り離さなくても可能なようで口中の歯の1本をクラゲに変えるという芸当も見せた。 劇中中盤ではこの能力を応用し、無機物から人体の部品を生成して負傷した箇所に移植、外傷の治療を行うこともできるようになる。「部品を傷にはめ込む」という性質上治療には痛みが伴う。Part4の「クレイジー・ダイヤモンド」のように「直す・治す」能力とは明確に異なり、ジョルノ自身もギアッチョ戦などで仲間にはっきりと「治すのではない」「痛みは残る」と説明している。異なるゆえの利点としては、自分の治療や、欠損パーツ、輸血や免疫血清も作り出せるということが挙げられる。人型スタンドとしては典型的な「拳で接触することで特殊能力を発動する」スタンドであるため、左右両方の手を破壊されてしまうとこれらの特殊能力が全く使えなくなる。 死者を蘇生させることはできないが、ブチャラティは死体のままで数日間動くことができた。これはジョルノにも計算外の奇跡的な現象であった。 幼少期にも無意識のうちに路傍の植物を生長させるという、スタンド能力の片鱗を見せたことがある。登場初期は「生み出した生物は受けた攻撃を相手に反射する」という効果描写があったが、中盤以降は全く見られなくなった。 デザインはエジプトの生命の象徴であるスカラベをイメージしており、同じ甲虫類のテントウムシや平和のアイテムである天使の羽などが体の各所に配されている。 なお、上記のパラメータ形式のスタンド能力評価は、登場初期の頃に発表されたものである。このスタンドは、スタンドパラメータが用いられた最初のスタンドである。 Parte5のその後を書いた小説『恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-』では能力がさらにパワーアップしており、満身創痍のフーゴの体を本人に全く気付かれずに治癒し、完治させている。 Parte5完了時にて、作者はベストスタンド「デザイン編」1位として挙げており、「描いていてワクワクした」とコメントしている。 『オールスターバトル』以降のゲーム作品およびCrunchyrollで配信されているテレビアニメの北米版では、"Golden Wind"(ゴールデン・ウィンド)と改名されている。
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