クリスチャンとしての歩み
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「フランクリン・グラハム」の記事における「クリスチャンとしての歩み」の解説
1974年7月にスイスのローザンヌで開催されたローザンヌ世界伝道会議のアシスタントを務める。ジュネーブ湖のほとりで父ビリーは「キリストを受け入れるか拒むかを、決めなければならない」と言った。宣教大会終了後のエルサレム旅行中にホテルの一室でクリスチャンとなる。彼は罪を告白し、人生を神に明け渡した。22歳だった。この年の8月14日、幼馴染であるジェーン・オースティン・カニンガムと結婚。 クリスチャンとなってまもなく、キリスト教団体「サマリタンズ・パース」(サマリア人の財布、en:Samaritan's Purse)の創設者ボブ・ピアスに加わり、アジアへの6週間の伝道旅行に出発。ボルネオのジャングルにある魔法使いの支配する村に行き、悪霊の存在を感じた。この旅行中に、ボブ・ピアスから「神の領域」について教わり、世界の救済に焦点を絞ることを決意する。ボブ・ピアスは父親の次にフランクリンに影響を与えたという。 1976年にボブと再会するがサマリタンズ・パースのミニストリーにコミットする確信が持てなかった。この間シアトル・パシフィック大学で経営学を学ぶ。この年にアパラシア州立大学に入学。宣教地に短期間医師を派遣するワールド・メディカル・ミッションに協力する。1978年の春に大学卒業。 1978年にボブ・ピアスを訪ねる。ピアスはフランクリンに「イエス・キリストの御旗を掲げ、シンプルな福音を伝え、それと同時に十分な知識を与えることによって、人々はキリストを受け入れるか拒否するか選ぶことになる」と語った。ピアスは1978年9月7日に召天。ピアスはフランクリンを後継者に願いながらも、神の御心にはかるためにあえてフランクリンを指名せず、18ヶ月の間リーダーが見つからなければサマリタンズ・パースを解散することにしたが、ピアスの死後1979年に理事たちの承認が得られ、フランクリンは28歳でサマリタンズ・パースの代表兼理事長に就任する。 ワールド・メディカル・ミッションとサマリタンズ・パースは協力することになった。ケニアのテンウェク病院の病院増築のために献金を集める。 レバノンの宣教師サミを訪問し、支援していたが、1982年にオペレーション・モビリゼーションの助けを得て、テル・アビブからレバノンに入る。 1988年に11月にホンジュラスを視察し、そこで南部バプテストの宣教師ルーベン・グエロとであった。 1989年以降、伝道イベントを主催。ビリー・グラハム伝道協会(en:Billy Graham Evangelistic Association、BGEA)との協力により、毎年少なくとも5回のグラハム・フェスティバルを世界中で開き、説教を聴いた人はのべ300万人以上にのぼる。フランクリン・グラハムは現在、BGEAの会長兼CEOに就いている。 1999年のコロンバイン高校追悼集会でスピーチ。 2001年ジョージ・ウォーカー・ブッシュ大統領の就任式で開会の祈祷を担当した。 2001年のアメリカ同時多発テロ事件直後に、「われわれ国民全体は、神に罪を告白し、許しを請うとともに、きたる日々にわれわれが何をなすべきか、特に大統領について、神の知恵を探し求めなければならない。」 として、神への悔い改めを表明した。また、「イスラムの神はキリスト教の神、ユダヤ・キリスト教の信仰の神と同じではない。イスラムの神はそれとは別物で、非常に邪悪な宗教だと思う。」と語った。フランクリン・グラハム師はクリスチャン新聞のインタビューでこの発言について問われ、他の宗教に敬意を払うが、イエス・キリスト以外に救いに至る道はない、と答えている。 2002年にビリー・グラハム伝道協会の総裁に就任する。 イラク戦争でバグダードが陥落した9日後の2003年4月18日、受難日(聖金曜日)の礼拝を行うためバグダードに赴いた。 2006年11月3日から5日まで、沖縄県北谷町の北谷陸上競技場で沖縄フランクリン・グラハム国際大会を主催した。 来日した2006年、クリスチャン新聞のインタビューに「私はいかなる戦争も支持しません。真実なイエス・キリストに仕える人はだれも戦争を支持しません。」「しかし、国には防衛する権利があります。それは戦争とは別です。」としている。 2007年に「聖書は神が私たちを愛し、かえりみて下さると教えます。主は私たちに、天国において主と共にある道を与えて下さいました。神の子イエス・キリストを信じる信仰を通してです。」と語った。2007年11月29日から12月2日の間、香港を訪れ、香港フランクリングラハムフェスティバルを主催する。これは1997年以来初の大規模な伝道集会となる。 2010年10月22-24日に大阪城ホールで伝道大会、関西フランクリン・グラハム・フェスティバルが開催。2015年11月には日本武道館で「セレブレーションオブラブ with フランクリン・グラハム」が開催。
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