ガルダリケ王国
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シスター・テレサ 声- 下屋則子 表向きは修道女として共和国で活動する潜入工作員。神父に同行して民間の慈善活動に勤しみつつ共和国と連邦の分断工作に従事しており、首相官邸での安保条約調印に反対する排外主義者扇動にも裏で関与していたが、本人は決起は時期尚早と判断していた。戦争の被害が大きい東部地域で活動していたこともあり、任務を超えて戦争を「美しくない」ものとして否定する真情を抱くようになり、冷徹に任務を遂行しようとする神父を見限って、独自の行動で体制側に謀略戦を仕掛ける。 神父 シスターと共に聖職者として共和国で活動する潜入工作員。慈善活動のほかにも懺悔の告白も情報源に活用しているが教会は不祥事とは無縁で、地域社会からの信頼も厚いためオペラ座のマークからも完全に外れている。東部地域で収集した連邦軍の麻薬密売スキャンダルの情報をマスコミにリークして共和国の世論操作を企てるが、予想外の情報拡散と民心の過熱による暴動に巻き込まれ死亡。報道では教会も犯罪の温床とする情報も流れたが、最期までシスターの裏切りを知ることはなかった。 オルロフ 駐チュファルテク大使。貴族出身の元陸軍軍人で、軍人時代の階級は中将。戦争で息子を亡くしたことから、共和国に対して遺恨を持ち、共和国を対等な国家と認めず、傲岸不遜な態度をとる。共和国を分断し、再び戦争を起こす気運を作るために人道支援物資を東部に送り、王国系住民を露骨に優遇するなど、共和国民の感情を逆撫でする施策を連発。ルィバイコ武官を無視した独断行動や教会へ圧力をかけるなど、本国の訓令に無い行動を繰り返す。また、貴族の特権と「青い血」の尊さを信じて疑わない典型的な貴族主義者であり、共和国で捕虜になった経験のある職員たちも見下しているため、部下からの信任は薄い。そのため、オペラ座や連邦からは許し難い存在として嫌悪されており、抹殺対象とされている。シスター・テレサにも見限られ、テレサに使嗾された元捕虜の大使館員に記者会見中に襲撃され、死亡。王国では死は隠匿され、公的には重症を負い、王国本国で療養中に死去とされた。 ルィバルコ オルロフと共に赴任した駐在武官。海軍少佐。オルロフの警護と情報収集、対外工作を担当しているが、陸戦主体の戦争であったため海軍の意向が軽視された経緯もあって戦争には消極的でオルロフとは全く反りが合わず、彼の独断専行に振り回されて気苦労が絶えない。真面目な性格で共和国に対しては基本的には穏健派だが、共和国分断を進める任務にも忠実であるためシスター・テレサからは「つまらない上司」と見なされる。シスターの仕組んだ大使館分断工作に利用され、大使館の命で人道支援団体で働く元捕虜たちの不満を高め、オルロフ襲撃の原因を作ってしまう。オルロフ襲撃時に目を負傷し、襲撃犯と間違えて、ロッティに発砲する。
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ガルダリケ王国
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共和国の東に位置する大国。通貨はロイヤル・ノート。過去にはチュファルテク地域を領有していた歴史を持ち、先の戦争では連邦と共和国の軍に撃退され属国化に失敗。その失望感から一部の王国人は共和国の主権を認めたがらずにおり、「共和国人」ではなく「チュファルテク人」との呼称を行う。現状では共和国と連邦の属国関係を断ち切った上で共和国の併合・属国化を狙うが、政府・閣僚・軍部は穏健派と強硬派と二派に分かれている。また、元首の国王は静謐を望み、王国首相も共和国問題はメンツを除けば連邦に対する安全保障上の問題でしかなく、単なる些事としてあまり関心を持っていない。そのため、王国政府の対共和国の方針は全く足並みが揃っていない。
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