アマサギとは? わかりやすく解説

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あま‐さぎ【尼×鷺/甘×鷺】

読み方:あまさぎ

サギ科全長50センチくらい。羽色白色で、繁殖期には頭・首・背などがきつね色になる。くちばしは黄、足は黒色日本では夏鳥で、水田湿地帯みられる猩猩(しょうじょう)


シラウオ

学名Salangichthys microdon 英名:Japanese icefish
地方名シラオ、アマサギ、シラススベリシラユなど 
脊椎動物門硬骨魚綱キュウリウオ目シラウオ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ
著作権尼岡 邦夫

特徴
ハゼ科シロウオ混同されるがまったくの別種。体は前方向かって細くなり、吻端はとがる。尻びれの基底大きいうろこが1列に並ぶ。内湾汽水域生息し、4〜5月河川下流域などに遡上産卵後に死ぬ。刺し網定置網船曳き網、四つ手網など土地によって様々な方法漁獲される。生で食べるが、スシ種にもある。独特のにおいを持つため、卵とじ吸い物にするとおいしい。

分布:北海道岡山までの太平洋岸、サハリンから九州西岸までの日本海 大きさ:10cm
漁法:刺網定置網船曳網、四手網叉手網など 食べ方:卵とじ吸い物酢の物など

アマサギ

アマサギ
アマサギ

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甘小魚

読み方:アマサギ(amasagi)

ワカサギ別称
キュウリウオ科淡水魚

学名 Hypomesus transpacificus nipponensis


黄毛鷺

読み方:アマサギ(amasagi)

サギ科渡り鳥

学名 Bubulcus ibis


アマサギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 00:44 UTC 版)

アマサギ
アマサギ(夏羽) Bubulcus ibis coromanda
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: サギ科 Ardeidae
亜科 : サギ亜科 Ardeinae
: アマサギ属 Bubulcus
: アマサギ B. ibis
学名
Bubulcus ibis
(Linnaeus, 1758)
和名
アマサギ
英名
Cattle egret
アマサギの分布図
  繁殖地
  越冬地
  周年生息地

アマサギ(猩々鷺、飴鷺、Bubulcus ibis)は、ペリカン目サギ科アマサギ属に分類される鳥類。本種のみでアマサギ属を構成する。

分布

アフリカ大陸北アメリカ大陸南アメリカ大陸ユーラシア大陸南部、インドネシアオーストラリア日本ニュージーランドフィリピンマダガスカルに分布する。

夏季にアメリカ合衆国朝鮮半島で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンなどへ南下し越冬する。多くの地域では周年生息する。日本では、亜種アマサギが夏季に本州の至る農地に繁殖のため飛来し(夏鳥)・(漂鳥)、九州など暖かい地域で越冬する(留鳥)。

形態

全長46-56センチメートル[1]翼開長88-96センチメートル。体重0.1キログラム。後頸、胸部から腹部にかけて白い羽毛で被われる。

嘴は短く、色彩はオレンジがかった黄色。後肢の色彩は黒褐色。

繁殖期は眼先が赤く、嘴や後肢の色彩も赤みを帯びる。夏季は頭部から頸部、胴体上面はオレンジがかった黄色(飴色)の羽毛で被われ(夏羽)、和名の由来になっている。また、冠羽と飾羽が伸びる。冬季は頭部から頸部、胴体上面が白い羽毛で被われる(冬羽)[2]。雌雄同色[1][2]

生態

草原、農耕地、湿原などに生息する。単独やペアで生活するが、小規模な群れを形成して生活することもある。昼行性

食性は動物食で、主に昆虫クモを食べるが、魚類両生類、小型爬虫類甲殻類なども食べる。大型の草食獣の背中に止まり、寄生虫を採ることもあるので、共生関係の例に挙げられることもある。

繁殖形態は卵生。同科他種も含めた集団繁殖地(コロニー)を形成する。雄が巣材を集め、雌が森林の樹上に木の枝を組み合わせた皿状の巣を作り、日本では4 - 7月に1回に2 - 5個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は22 - 26日。育雛は雌雄共同で行う。雛は孵化してから30 - 40日で巣立つ。

争いのときに「アゥ」「コア コア」「カウ カウ」という小さな声を出すが、あまり鳴かない。ねぐらや営巣地では、このほかに、「ガッ」「ガァァ」と小さく鳴く。

分類

以前はコサギ属Egrettaに分類されていたが、形態的な特徴から現在では別属とするのが一般的となっている。

以下の亜種に分類されている[3]

保全状況評価

LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))

低危険種だが、日本の環境省によって以下の都道府県で絶滅危惧の指定を受けている[4]

人間との関係

漢字表記の猩猩は酒好きな伝説上の動物で、夏羽の色彩に由来する。

英名cattleは「ウシ」の意で、ウシなどの家畜が移動する際に追い立てられた獲物を目当てに後をつけることが由来。現在では家畜のみならず、耕運機の後をつけることもある。また近年の開発による農耕地の増加に伴い、分布域が拡大し生息数も増加している。

脚注

  1. ^ a b 山溪ハンディ図鑑7 日本の野鳥 (2006)、168-169頁
  2. ^ a b ひと目でわかる野鳥 (2010)、101頁
  3. ^ Western Cattle Egret (Bubulcus ibis) (Linnaeus, 1758)” (英語). バードライフ・インターナショナル. 2012年12月15日閲覧。
  4. ^ 日本のレッドデータ検索システム「アマサギ」”. (エンビジョン環境保全事務局). 2012年12月15日閲覧。 - 「都道府県指定状況を一覧表で表示」をクリックすると、出典の各都道府県のレッドデータブックのカテゴリー名が一覧表示される。
  5. ^ 東京都の保護上重要な野生生物種」(島しょ部)2011年版” (PDF). 東京都. pp. 42 (2011年). 2012年12月15日閲覧。
  6. ^ 福岡県の希少野生生物 RED DATA BOOK 2011 FUKUOKA・アマサギ”. 福岡県 (2011年). 2012年12月15日閲覧。

参考文献

  • 安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社2008年、38-39頁。
  • 環境庁 『日本産鳥類の繁殖分布』、大蔵省印刷局1981年
  • 桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版2000年、80 - 81頁。
  • 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥類I』、平凡社1986年、76、178頁。
  • 高野伸二 『フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂版』、日本野鳥の会2007年、110 - 111頁。
  • 中村登流監修 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社1984年、130、172頁。
  • 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、66頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館2002年、23頁。
  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、23 - 24頁
  • 叶内拓哉、安部直哉『山溪ハンディ図鑑7 日本の野鳥』(第2版)山と溪谷社、2006年10月1日。ISBN 4635070077 
  • 中川雄三(監修) 編『ひと目でわかる野鳥』成美堂出版、2010年1月。ISBN 978-4415305325 

関連項目

外部リンク

  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2012. Bubulcus ibis. In: IUCN 2013. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.1.

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