ヒメヨシゴイとは? わかりやすく解説

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姫葭五位

読み方:ヒメヨシゴイ(himeyoshigoi)

サギ科

学名 Ixobrychus exilis


ヒメヨシゴイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/07 07:45 UTC 版)

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ヒメヨシゴイ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: サギ科 Ardeidae
: ヨシゴイ属 Ixobrychus
: ヒメヨシゴイ I. minutus
学名
Ixobrychus minutus
Linnaeus, 1766
和名
ヒメヨシゴイ
英名
Little Bittern
Ixobrychus minutus

ヒメヨシゴイ(姫葦五位、学名:Ixobrychus minutus)は、ペリカン目サギ科に分類される鳥類の一種である。

分布

中部、南部ヨーロッパから中近東、中央アジアにかけてと、アフリカ、マダガスカルオーストラリアニュージーランドに分布する。

形態

体長約28-36cm。雄は頭上と背中、肩羽、尾が緑光沢のある黒色で、顔と頸が赤褐色、喉が褐色がかった白色、胸から腹にかけては淡い黄褐色で褐色の縦斑がある。肩羽には白い筋が入る。雌は頭上は黒色で、背中が赤褐色に黄褐色の斑が入る。嘴と脚は緑がかかった黄色である。

生態

湿地や沼地の周辺の茂みの中に生息する。

魚類両生類を捕食する。水生昆虫もかなり食べる。

水辺のアシ原や草薮の中に番いで営巣するが、まれに小さなコロニーを形成することもある。造巣は主に雄が行う。1腹4-7個の卵を産み、抱卵期間は17-19日である。抱卵、育雛は雌雄協同で行う。雛は7-8日で巣から出て巣の近くで過ごす。25-30日で親から独立する。

亜種

以下の4亜種に分類される。

  • Ixobrychus minutus minutus

基亜種。ヨーロッパからアジア、アフリカ北部に分布。

  • Ixobrychus minutus payesii

アフリカ中部から南部に分布。

  • Ixobrychus minutus podiceps

マダガスカルに分布。

  • Ixobrychus minutus novaezelandiae

オーストラリア、ニュージーランドに分布。オーストラリアヨシゴイ若しくはさらにニュージーランドヨシゴイとして別種に分類する説もある。

関連項目

参考文献

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、37頁



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