おさる刑務所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 07:38 UTC 版)
ビッグ・ジョン おさる刑務所4組のボス。1月23日生まれの16歳。奈良県出身で地元ではアイドル扱いを受けていたが、それを妬んだ不良に土産物屋で売っていたお土産用の木刀で袋叩きにされ、捨てられていた木刀(ブロウン・トゥ・ビッツ)を拾って(木刀を売っていたであろう土産物屋を)滅多打ちにした。そのためおさる刑務所に収容される。4組に収容されたモンモンをシメようとするが、逆にモンモンの懐の深さに触れ(実は勘違い)、モンモン第一の仲間となる。刑務所の農業作業に愛着を持っており、落花生を大切に育てていた。青田赤道とモンモンを尊敬している。モデルはハードコアバンド、エクスプロイテッドの元ギタリスト、ビッグ・ジョン・ダンカン。使用していた木刀「ブロウン・トゥ・ビッツ」も同バンドの楽曲に由来。 ウォッティ 自転車猿で3組のボス。9月10日生まれの6歳。かつては関東最大の暴走族エクスプロイテッドのリーダーであった。革ジャンにモヒカンがトレードマークで「トロージャンの狼」の異名を持つ。モンモンに独房王レース(ヒルツレース=チキンレース)を挑むが敗れ、命を助けられた事がきっかけで(ただし偶然)モンモンの仲間になる。本作品の連載が始まる前の読み切り作品でも登場している。モデルはハードコアバンド、エクスプロイテッドのボーカル、ワッティー・バカン。 ゴライアス 特殊工作猿で2組のボス。偽モンチャックを使った謀略でモンモンを苦しめ、バキバキドカン対決で剣術「図留意世(ずるいよ)」を使いモンモンを瀕死にまで追い詰めるが、酔拳を使ったモンモン(実際はボコボコにやられてふらついていただけ)に一方的に恐怖し降参してモンモンの仲間になる。その後はキャル戦、お蘭戦でたて続けに負傷し活躍の場がなかった。野球が上手い。 味兵衛(あじへえ) 料理猿で1組のボス。7月16日生まれの44歳。「料理はあいじょー」「楽しい給食」がモットー。嵐山料理道場の出身で修行に10年を費やした。刑務所の給食を仕切っている。給食に毒を混ぜてモンモン軍団を苦しめるが、給食を食べなかったモンモンとの料理対決でモンモン兄弟の愛情に触れ、料理の真髄を知りモンモンの仲間になる(珍しく特に勘違い要素はない)。年齢はさる刑最年長で、10年後のモンチャックの4代目原崎山総長襲名の際にはすでに死亡していた。尊敬する猿は師匠の嵐山味蔵とモンモン。モデルは料理研究家の結城貢、モットーは『金子信雄の楽しい夕食』から(他にも同番組の主題歌「COOK・クッキング」を口ずさんでいる)。 キャル 野球猿。地下の独房に収容されていた。ディスチャージチームを率いてモンモンと野球で対決するが命をかけてベースに仕掛けられた爆弾から自分たちを守ったモンモン(本当は野球のルールを知らなかったモンモンの勘違い)に感銘を受け、仲間になる。モデルはハードコアバンド、ディスチャージの同名のボーカル。 後藤(ごとう) おさる刑務所所長。本人曰く、「かつてアストロ球団を創立した、やるといったらやる男」でおさるを殺すことなどへとも思っていない。悪い人間であの手この手を使ってモンモン達を苦しめるがことごとく失敗する。野球対決の時にモンモンが抱えた爆弾の爆発に巻き込まれて重傷を負い、所長の座を退く。後に最強猿決定戦にも登場し、モンモンへの復讐を企むが失敗。動物園では巨大ロボット「KM510(キング・モンキー・ゴトー)」を操りモンモン一家の皆殺しを企てるがほとんど自爆に近い形で失敗。ボロボロになりながらその直後、モンタナと再会したモンモンたちをトラックで轢き殺そうとするがモンタナのパンチ一撃でトラックごと吹っ飛ばされる。モデルは当時のジャンプ編集長後藤広喜。 嶋(しま) 後藤の後任所長。モンチャックを猿質にとり、おさる刑務所に再び人間の支配を取り戻そうとするがモンタナにより阻まれる。名前は当時の担当編集者嶋智之から。 タクシーのおっちゃん 親切で人情味溢れる人間。改造車のタクシーに乗る。刑務所編ではお金を持たないモンチャックを刑務所まで送り、最強猿決定戦編ではモンモン軍団を会場まで乗せ、動物園で再会したモンモン一家を原崎山まで送り届けた。キャリア16年のベテランで、知らない目的地も大体勘で分かる。
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