六朝とは? わかりやすく解説

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りく‐ちょう〔‐テウ〕【六朝】

読み方:りくちょう

【一】中国で、後漢の滅亡後、隋の統一まで建業現在の南京)に都した呉・東晋・宋・斉(せい)・(りょう)・陳の6王朝

【二】六朝時代行われた書風。六朝体。


ろく‐ちょう〔‐テウ〕【六朝】

読み方:ろくちょう

りくちょう(六朝)


六朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/17 09:10 UTC 版)

六朝(りくちょう)とは三国時代東晋および南朝つまり六国王朝。建康(建業)つまり現・中華人民共和国江蘇省南京市を都としていた。




「六朝」の続きの解説一覧

六朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 15:30 UTC 版)

「賦」の記事における「六朝」の解説

六朝の間には詩が徐々に台頭したが、賦は六朝文学の中で未だ主要な地位占めていた。晋の左思が魏・呉・蜀の都の壮麗さ詠んだ三都賦」が当時あまりにも人気博し人々競ってこれを書き写したために、洛陽の紙価上がったという逸話は有名である。代には古典文学史上最大文芸集『文選』が編まれているが、賦はこの中で37ジャンル冒頭置かれている。『文選』は漢初からまでの全ての賦を集めており、以来研究の上での伝統的資料となった現存する漢賦その他の詩大部分は、種々の作品引かれたものを含め、『文選』などに残されたものである。 抒情賦(辞)と詠物賦漢王朝はまった異な体裁取っていたが、2世紀以降はほとんど区別なくなった。 漢帝国衰亡伴って宮廷文学としての華美な大賦の形式消滅していく一方詠物賦引き続き広く作られた。西晋陸機以降は、四字句六字句を多用する文体定着し美文化の傾向著しくなる。魏晋南北朝期の賦の形式駢賦俳賦)とも言う。 謝霊運六朝期通じて陶淵明次いで最も有名な詩人の一人である。やや上の世代陶淵明とは対照的に謝霊運難語暗喩対句多用する謝霊運代表作は、司馬相如の「天子遊獵賦」の形式に範を取り、漢の大賦に似せて私有地描いた山居賦」である。 古典的な漢賦と同様、この詩では僻字・難字多用するが、「山居賦」には 謝霊運自身の注が添えられている点で独特である。 南朝梁代、依然として賦は文体として人気博したが、五言詩七言詩が台頭し始め唐代にかけて詩は完全に賦に取って代わることとなる。謝霊運の「山居賦」をオマージュした沈約の「郊居賦」など古典的な賦の形式継いだ作品もあったが、これに従わないものも多くなった。簡文帝による「採賦」は短篇抒情賦で、流布していた抒情詩自由に取り入れつつ、華南喜び官能あふれた理想郷として描き出したを採る行為伝統的に農婦と結びつけられてきたが、5世紀初頭には賦や詩における一般的な主題となった庾信は、歴代最後の賦の大家として知られる庾信顔之推同じく華南生まれ南朝敗北後北朝北周移住することを余儀なくされた後は、南朝滅亡南方文化や生活の喪失として描き出すことに腐心した庾信代表作は、江南とその文化滅亡という時代翻弄され人生描いた「哀江南賦」である。

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六朝

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中国の書道史」の記事における「六朝」の解説

六朝(265年 - 589年西晋265年 - 316年東晋・五胡十六国301年 - 439年南北朝386年 - 589年司馬炎は魏・呉・蜀の三国統一し洛陽を都として国を晋と号した。これが西晋武帝である。後に晋王朝は一旦滅びて南方再興するが、都の建康旧都より東に位置するため、東晋呼ばれるその後戦乱打ち続き南北両朝分かれて多くの国が興亡した。一般中国史での六朝と違い書道史での六朝とは、晋から以後北朝をも入れて隋までを称し南朝北朝大別する秦篆漢隷三国の隷経て行草書体が一応完成され時代である。

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