六朝志怪から唐宋伝奇へとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 六朝志怪から唐宋伝奇への意味・解説 

六朝志怪から唐宋伝奇へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 07:34 UTC 版)

伝奇小説」の記事における「六朝志怪から唐宋伝奇へ」の解説

六朝時代(222-589年)の志怪小説では超自然的な怪異譚逸話記録として梗概程度記していた。もともと「小説とるにたらないものがたり)」的なものだったものが、唐代(618-907年)になると作者創作した複雑な物語となり、文章修辞凝ったものになった。その過程で、志怪小説のころの「怪」を描くことが必ずしも必須の条件ではなく現実根ざした、「怪」の登場しない作品群山中遊郭妓女と誼を通じるなどの「才子佳人小説」という範疇)もあらわれようになった。その点で、唐のこれらの伝奇小説は、その後中国文学における白話小説等のさきがけになった古来論語に「子不語怪力乱神」と述べられ影響長く残っていたが、唐代にはこの教説への拘泥薄くなり、詩人顧況は「不」字を「示」字の見誤りだと主張して孔子の意は(子不語ではなく)子示語である」と述べ怪異譚創作共感示した

※この「六朝志怪から唐宋伝奇へ」の解説は、「伝奇小説」の解説の一部です。
「六朝志怪から唐宋伝奇へ」を含む「伝奇小説」の記事については、「伝奇小説」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「六朝志怪から唐宋伝奇へ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「六朝志怪から唐宋伝奇へ」の関連用語

1
14% |||||

六朝志怪から唐宋伝奇へのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



六朝志怪から唐宋伝奇へのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの伝奇小説 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS