モリブデンとは?

Weblio|辞書<国語辞典・国語辞書・百科事典>

初めての方へ

参加元一覧


用語解説|ニュース

三省堂 大辞林

三省堂三省堂

モリブデン 3 [(ドイツ) Molybdan]

クロム族に属す遷移元素の一。元素記号 Mo 原子番号四二。原子量九五・九四。銀白色固体金属植物の窒素同化に必要であるほか、いくつか酸化還元酵素触媒作用に必要であるなど、生体にとって重要。輝水鉛鉱MoS2)から得る。高融点耐酸性が強く、耐熱材料や鋼に加えて特殊鋼製造に用いる。


ねじ用語集

丸ヱム製作所丸ヱム製作所

モリブデン(Mo)

モリブデン(Molybdenum)は、元素記号 Mo で表され、原子番号42原子量は約95.94比重10.2(g/cc)である。銀白色固体金属で、クロム族に属する。植物の窒素同化に必要であるほか、いくつか酸化還元酵素触媒作用に必要であるなど、生体にとって重要である。
常温では体心立方構造であるが、高温では転移する室温では空気中で酸化被膜出来安定塩酸にも硫酸にも溶けない。
ステンレス鋼添加されると、塩化物イオンに対し耐食性改善する。また熱間強度耐酸性耐クリープ性を増す。


分子構造リファレンス

Weblio|辞書<国語辞典・国語辞書・百科事典>Weblio|辞書<国語辞典・国語辞書・百科事典>

物質名
モリブデン
英語名
Molybdenum
元素記号
Mo
原子番号
42
分子量
95.94
発見
1781年
原子半径(Å)
1.36
融点(℃)
2610
沸点(℃)
4804
密度(g/cm3
10.2
比熱(cal/g ℃)
0.061
イオン化エネルギー(eV)
7.099
電子親和力(eV)
1



生物学用語辞典

JabionJabion

モリブデン

英訳・(英)同義/類義語:molybdenum

原子番号42番の金属元素で、元素記号Mo


水質用語集

京浜河川事務所京浜河川事務所

モリブデン(Mo)

モリブデンは銀白色金属で、自然界比較的広く存在します。地殻中に約1.5mg/kg、海水中に約0.01mg/リットル含まれています。合金製造原料耐熱材、顔料触媒等広い用途使用されています。モリブデンは、生体必須元素ですが、中毒症状として吸入によるじん肺症、慢性暴露による過尿酸血症や痛風が知られています。指針値は、「0.07mg/リットル以下」と定められています。


馬の用語事典

JRA競走馬総合研究所JRA競走馬総合研究所

モリブデン

読み方もりぶでん
【英】:molybdenum, Mo

馬が必要とするミネラルのひとつ。馬体内では数種の酵素補因子として機 能を有しているマメ科植物やその植物子実に比較多く含まれる。また土壌アルカリ性を示す場合には、そこに生育する植物中のモリブデン含量は高くなる。母馬の飼料中モリブデン含量が高まると、そのミルク与えられている子馬にはクル病様の骨疾患が生じることが知られている。これはモリブデン過剰によりリン代謝異常が生じるためであると考えられている。 


お酒・飲料大辞典

サントリーサントリー

モリブデン

クロムと同じように、糖分脂質代謝助けたり鉄分利用高め貧血予防する働きがあるミネラル牛乳などの乳製品レバー納豆などに含まれています。


ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

モリブデン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/02/03 09:15 UTC 版)

ニオブ - モリブデン - テクネチウム
Cr
Mo
W
 
 
Mo-TableImage.png
一般特性
名称, 記号, 番号 モリブデン, Mo, 42
分類 遷移元素
, 周期, ブロック 6 (VIA), 5 , d
密度, 硬度 10280 kg/m3, 5.5
メタリックグレー
モリブデン
原子特性
原子量 95.96(2) u
原子半径 145 pm
共有結合半径 145 pm
VDW半径 不明
電子配置 [Kr]4d55s1
電子殻 2, 8, 18, 13, 1
酸化数酸化物 2, 3, 4, 5, 6 (強酸性酸化物
結晶構造 体心立方構造
物理特性
固体 (常磁性)
融点 2896 K (2623 )
沸点 4912 K (4639 ℃)
モル体積 9.38 ×10-3 m3/mol
気化熱 598 kJ/mol
融解熱 32 kJ/mol
蒸気圧 3.47 Pa (3000 K)
音の伝わる速さ __ m/s at __ K
その他
クラーク数 0.0013 %
電気陰性度 2.16 (ポーリング)
比熱容量 250 J/(kg·K)
導電率 18.7 ×106/m·Ω
熱伝導率 138 W/(m·K)
第1イオン化エネルギー 684.3 kJ/mol
第2イオン化エネルギー 1560 kJ/mol
第3イオン化エネルギー 2618 kJ/mol
第4イオン化エネルギー 4480 kJ/mol
(比較的)安定同位体
同位体 NA 半減期 DM DE MeV DP
93Mo {syn.} 4000 年 ε 0.405 93Nb
99Mo {syn.} 65.94 時間 β- 1.357 99Tc
100Mo {syn.} 1E19 β- 3.034 100Ru
92Mo 14.84% 中性子50個で安定
94Mo 9.25% 中性子52個で安定
95Mo 15.92% 中性子53個で安定
96Mo 16.68% 中性子54個で安定
97Mo 9.55% 中性子55個で安定
98Mo 24.13% 中性子56個で安定
注記がない限り国際単位系使用及び標準状態下。

モリブデン (Molybdenum):原子番号 42 の元素元素記号Moクロム族元素の一つ。

目次

概要

銀白色の硬い金属(遷移金属)。常温、常圧で安定な結晶構造は、体心立方構造 (bcc) で、比重は 10.28、融点は2620℃、沸点は4650℃(融点、沸点とも異なる実験値あり)。空気中では酸化被膜を作り内部が保護される。高温で酸素ハロゲン元素と反応する。アンモニア水には可溶。熱濃硫酸、硝酸、王水にも溶ける。原子価は +2 価~ +6 価。輝水鉛鉱(MoS2など)に含まれる。資源としては、アメリカで約30%、チリで約30%など、北南米で世界の過半数を産出している。

モリブデンは、人体(生体)にとって必須元素で、尿酸の生成、造血作用、体内のの排泄などに関わる。微生物の窒素固定に関しての酵素(ニトロゲナーゼ)にも深く関わっており、地球上の窒素固定量の70%以上は、モリブデンが関与していることになる。

また、植物にとっても必須元素であるため、モリブデン酸のナトリウム塩やアンモニウム塩の形で、肥料として販売されている。

用途

  • 三酸化モリブデンやフェロモリブデンとして、各種合金鋼の添加元素に利用される(→クロムモリブデン鋼マンガンモリブデン鋼ニッケルクロムモリブデン鋼参照)。
  • 二硫化モリブデンは摩擦係数が低いことから、工業用の潤滑油エンジンオイルの添加剤に用いられる。二硫化モリブデンの配合された油脂類は深緑色を示しているため、それ以外の製品と区別するのが容易である。機器や工程のマニュアルで、モリブデン配合油脂の指定されている所はこれを用いなければ不本意な結果になることがある。需要が多いため、モリブデン配合油脂は特別に高価なものではなく簡単に入手できる。
  • モリブデンと銅の合金は、優れた温度特性と適度な導電性を兼ね備えているため、ハイブリッドカーロケットの電子基板などに用いられる。
  • 金属モリブデンが産業用に用いられることはそれほど多くなかったが、高温域での機械的性質を期待できる場面においては、タングステンよりも安価であることからしばしば用いられる(電子管の陽極など)。最近では液晶パネル製造ラインなどでも薄板の使用が増加している。

モリブデンは、日本国内において産業上重要性が高いものの地殻存在度が低く供給構造が脆弱である。日本では国内で消費する鉱物資源の多くを他国からの輸入で支えている実情から、万一の国際情勢の急変に対する安全保障策として国内消費量の最低60分を国家備蓄すると定められている。

歴史

カール・ヴィルヘルム・シェーレ1778年輝水鉛鉱硝酸と反応させて分離した酸化物として発見し、「水鉛土」(Wasserbleierde)と命名。シェーレの友人ペーター・ヤコブ・イェルム (Peter Jacob Hjelm) が1781年に三酸化モリブデンを石炭還元することにより単体分離し、現在の名称が付けられた。

名称は輝水鉛鉱(Molybdenite)に由来するが、この名称はギリシャ語を意味するmolybdosに由来する。モリブデン鉱物である輝水鉛鉱が鉛鉱物である方鉛鉱に似ていることから名づけられた。日本での「モリブデン」という名称は、元はドイツ語の"Molybdän"で、これが日本語になっている。

モリブデンの化合物

同位体

詳細は「モリブデンの同位体」を参照

入手について

工業的にモリブデンは(融点が高いことから)溶融凝固というプロセスで製造することが困難であるため、大きな素材を作ることが難しい(多くは粉末冶金的製法で製造)。また、加工性に乏しく、常温での圧延は事実上不可能。切削・研磨もかなりの技術を必要とするため、複雑な形状に加工することは困難。粉末ではない金属モリブデンは主に小インゴット・板・線材の形で取引されるが、一般の入手は難しく、専門の販売業者に頼る他ない。

生体におけるモリブデン

モリブデンは、ヒトを含む全ての生物種で必須な微量元素である。人体には体重1kgあたり約0.1mg含まれていると見積もられており、皮膚肝臓腎臓に多く分布している。

モリブデン含有酵素

現在、植物動物をあわせて約20種類ほどのモリブデン含有酵素が知られている。その中で最もよく知られている酵素は、ニトロゲナーゼである。これは窒素固定における窒素アンモニアに変換する反応を触媒する。この酵素マメ科植物の根に共生する根粒菌(リゾビウム属)の菌体内に含まれ、空気から取り入れられた分子状窒素をアンモニアに変換する。藻類も窒素固定にモリブデン酵素を利用している。また、藻類の窒素固定モリブデン酵素は、過剰な硫黄を揮発性の硫化メチルに変換して排泄させるはたらきも有する。

哺乳類においては、キサンチンオキシダーゼ、アルデヒドデヒドロゲナーゼおよび亜硫酸酸化酵素が知られている。キサンチンオキシダーゼは尿酸合成に関わる。この酵素のはたらきが強くなると痛風になるおそれがある。アルデヒドデヒドロゲナーゼアルデヒドカルボン酸に変換する。この酵素はアルコールの代謝に必須な酵素で、代謝産物である酢酸は体内でエネルギー源の一つとして利用される。亜硫酸酸化酵素は毒性のある亜硫酸イオンを毒性の低い硫酸イオンに変換する。

栄養

2005年版の「日本人の食事摂取基準」では、推定平均必要量:20(15)μg/日、推奨量:25(20)μg/日、上限量:300(250)μg/日(数値はいずれも成人男性、かっこ内は成人女性、ただし、30〜49歳男性および18〜29歳女性の上限値はそれぞれ320μg、240μg)である。モリブデンを多く含む食材は牛や豚の肝臓であり、植物では豆類に多く含まれる。

モリブデンの欠乏症はまれであるが、欠乏すると亜硫酸毒性がみられ、頻脈、頻呼吸、頭痛悪心嘔吐昏睡の症状が見られたとの記録がある。過剰摂取による中毒は「モリブデノーシス」(Molybdenosis)といい、コロラド州のモリブデンを多く含む土地の草を食べた牛が中毒した例がある。症状は、体重の低下・食欲減退・貧血・授乳不良・不妊骨粗鬆症などである。

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズ


1 元素周期表 18
1 H 2 13 14 15 16 17 He
2 Li Be B C N O F Ne
3 Na Mg 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 Al Si P S Cl Ar
4 K Ca Sc Ti V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr
5 Rb Sr Y Zr Nb Mo Tc Ru Rh Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe
6 Cs Ba * Hf Ta W Re Os Ir Pt Au Hg Tl Pb Bi Po At Rn
7 Fr Ra ** Rf Db Sg Bh Hs Mt Ds Rg Cn Uut Uuq Uup Uuh Uus Uuo
8 ...
* La Ce Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu
** Ac Th Pa U Np Pu Am Cm Bk Cf Es Fm Md No Lr




同じ種類の言葉



関連した本

このページへのリンク
「モリブデン」に関連した用語
モリブデンのお隣キーワード
Weblioモバイル
QRコード
URL:【http://m.weblio.jp/
ケータイでバーコードを読み取るか、URLを直接入力してアクセスして下さい。
» モバイルで「モリブデン」を見る

_ _   


このページの著作権について
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2010 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
丸ヱム製作所丸ヱム製作所
© 1998-2010 Maruemu Works Co,. Ltd. All rights reserved.
JabionJabion
Copyright (C) 2010 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
京浜河川事務所京浜河川事務所
Copyright (C) 2010 京浜河川事務所 All rights reserved.
JRA競走馬総合研究所JRA競走馬総合研究所
Copyright (C) 2010 JRA競走馬総合研究所 All rights reserved.
サントリーサントリー
COPYRIGHT © 1995-2010 SUNTORY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
サントリー株式会社お酒・飲料大事典
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのモリブデン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したのにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2010 Weblio RSS