融点とは? わかりやすく解説

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ゆう‐てん【融点】

読み方:ゆうてん

固体融解しはじめるときの温度固体液体とが共存する温度。ふつう1気圧のときの値で示す。融解点


融点

固体結晶)が液体へと溶ける温度通常気圧での温度であるということ測定法により微妙に値が異なる。
プラスチック場合、さらにポリマー結晶性か非晶性によっても溶融挙動違いがある。

融点

英訳・(英)同義/類義語:melting point

物質固体固相)から液体液相)に変換するときの温度

融解

同義/類義語:融点
英訳・(英)同義/類義語:melt, melting temperature

物質固体から液体になること。その時温度が融点。
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実験方法装置単位など:  蛍光試薬  蛍光顕微鏡  融点  融解  融解曲線  血圧  血圧計

融 点

固体が熱によって液体になり始め温度の事。カカオマス中のココアバタ-の融点は結晶の形によって異なる。例えα型結晶は約16だが、最も安定β型35である。洋生コ-チングではその温度達するとサ-ッと溶けてしまわないよう施してある。

融点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 01:52 UTC 版)

融点(ゆうてん、: Schmelzpunkt: point de fusion: melting point)とは、固体融解液体になる時の温度のことをいう。ヒステリシスが無い場合には凝固点液体固体になる時の温度)と一致する。また、三重点すなわち平衡蒸気圧下の融点は物質固有の値を取り、不純物が含まれている場合は凝固点降下により融点が低下することから物質を同定したり、純度を確認したりする手段として用いられる。




「融点」の続きの解説一覧

融点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 01:16 UTC 版)

金属」の記事における「融点」の解説

系の自由度規定するギブスの相律では、物質の状態は以下の式で示されるF = C − P + 2 {\displaystyle F\,=C-P+2} ただし、 F {\displaystyle F} は、自由度平衡状態中に取り得外的因子の数)。 C {\displaystyle C} は、成分の数。 P {\displaystyle P} は、その体系中において存在する相の数。 金属の相律考える際、わずかな圧力変化が及ぼす影響無視してかまわないため、変数2が表す示強性のうち圧力減らした次式を用いる。 F = C − P + 1 {\displaystyle F\,=C-P+1} 純金属の成分 C {\displaystyle C} は1となるため、上式を変形すると F = 2 − P {\displaystyle F\,=2-P} となり、 P {\displaystyle P} = 2 すなわち固相液相共存する状態での自由度 F {\displaystyle F} は0になる。これは、純金属が一定の融点を持つことを示す。一方合金では C {\displaystyle C} は2、 F {\displaystyle F} は1となり、融け始め温度固相温度)と完全に融ける温度液相温度)が異なるため、固相温度を融点と置いている。これら相の変化は、溶融状態の金属徐々に冷却しながら凝固させ得られる冷却曲線から分析する。 この、一定である純金属の融点(凝固点)は、温度定点として利用されている。国際温度目盛1990年改訂 (ITS-90) ではスズアルミニウム、金、銀などの凝固点採用されている。融点から沸点の間で液体状になった金属、または狭義では室温付近液体状になる金属液体金属という。

※この「融点」の解説は、「金属」の解説の一部です。
「融点」を含む「金属」の記事については、「金属」の概要を参照ください。


融点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 14:38 UTC 版)

水の性質」の記事における「融点」の解説

1気圧の融点は 273.152519 K、すなわち 0.002519 °C である。

※この「融点」の解説は、「水の性質」の解説の一部です。
「融点」を含む「水の性質」の記事については、「水の性質」の概要を参照ください。

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融点

出典:『Wiktionary』 (2021/06/12 23:47 UTC 版)

名詞

 ゆうてん

  1. 固体融解始める温度

発音(?)

ゆ↘ーてん

類義語

関連語

翻訳


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