鳥獣人物戯画 甲巻の画像(全巻)

鳥獣人物戯画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 17:36 UTC 版)

甲巻の画像(全巻)

本節の画面説明は以下による。

  • 辻惟雄『鳥獣人物戯画と嗚呼絵』至文堂〈日本の美術 300〉、1991年、pp.22 - 33, 87 - 91。

第1紙 - 第4紙前半

谷川で水浴する兎と猿、鼻をつまんで水に飛び込もうとする兎、柄杓をもつ兎、猿の背中をさするもう1匹の猿、鹿に馬乗りする兎と、後から水を引っかける猿。

第4紙後半 - 第7紙

草木の描写に続いて、兎組と蛙組の賭射/賭弓競技。蓮の葉製の狐火を点す篠竹を引き絞る兎、出番を待ち弓矢の具合を調べる兎と蛙の選手たち。

第8紙 - 第10紙

賭射/賭弓競技後の宴会用の酒肴を運ぶ。長唐櫃をかつぐ2匹の兎、重い酒を大儀そうにかつぐ蛙と兎。賭弓競技に遅刻し、あわてて試合場に駆け付ける兎。

第11紙 - 第16紙前半

僧正引出物の鹿を渡す兎/手綱を引く蛙と世話をする兎(この場面は前の場面とつながりがなく、本来は甲巻最後の猿僧正への贈り物の後に続く場面)。
走って逃げる猿の犯人と、それを追跡する兎・蛙の検非違使/仰向けにひっくり返った蛙(喧嘩の被害者か)と心配して声をかける兎・蛙、「何ごとか」と振り向く狐の一家。
びんざさらを手に舞う蛙の田楽法師、それを見物する烏帽子姿の老蛙と。兎の背後から猫の様子をうかがう2匹のもいる。左端の(裾から尾羽が出ているのでそれと分かる)の君とその従者たちの絵は本来この場面にあったものではない。

第16紙後半 - 第18紙

兎と蛙の相撲。声援する兎、兎の耳にかぶりつき足技をかける蛙、兎を投げ飛ばして気を吐く蛙、投げ飛ばされ、仰向けにひっくり返る兎、それを見て笑い転げる蛙たち。鳥獣人物戯画で最もよく知られる場面のひとつ。

第19紙 - 第23紙

双六盤と袋(中味は碁石か)を運ぶ2匹の猿(模本によれば、この後に囲碁の場面があった)。
法要の場面、袈裟を着て読経する猿僧正と本尊に扮した蛙、猿僧正の背後には狐と兎の僧、かたわらにはで顔を隠す狐夫人(故人の縁者か)と涙をぬぐう猿。
法要を終えて一息つく猿僧正、猿僧正への僧供(御礼の品)を運ぶ兎・蛙。

  1. ^ 高山寺 監修/京都国立博物館 編 鳥獣戯画 修理から見えてきた世界 2016
  2. ^ 高山寺 監修/京都国立博物館 編 鳥獣戯画 修理から見えてきた世界 2016
  3. ^ a b c d 文化庁. “平成29年 新たに国宝・重要文化財に指定される文化財の解説”. 2018年8月19日閲覧。
  4. ^ a b 独立行政法人国立文化財機構. “E0042402 鳥獣人物戯画断簡 - 東京国立博物館 画像検索”. 2018年8月19日閲覧。
  5. ^ 鳥獣人物戯画断簡(甲巻) - MIHO MUSEUM
  6. ^ 鳥獣人物戯画断簡(丁巻) - MIHO MUSEUM
  7. ^ “「鳥獣戯画」に似たカエルの墨絵 12世紀後半、平泉で出土”. 四国新聞. http://www.shikoku-np.co.jp/national/culture_entertainment/20130125000397 
  8. ^ 高城歩 (2015年12月21日). “机の上に日本国宝 「鳥獣戯画」がスマホスタンドやメモ立てになった実用的なガシャポン「鳥獣机画」登場”. ねとらぼ. 2016年3月15日閲覧。
  9. ^ これで「鳥獣戯画」を自宅でもリアル再現可能、蛙と兎のフィギュアが登場”. GIGAZINE (2016年2月7日). 2016年3月15日閲覧。
  10. ^ “ジブリの鈴木敏夫P、「鳥獣戯画」で“新電力”を表現”. スポーツ報知. (2016年3月15日). http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160315-OHT1T50140.html 2016年3月15日閲覧。 
  11. ^ 鳥獣戯画 ペンケース/ぬいぐるみ、セキグチ、2017年12月13日。


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