樫山文枝 来歴

樫山文枝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 05:46 UTC 版)

来歴

1967年の東京都知事選挙の選挙戦最終日。美濃部亮吉への投票を呼び掛ける樫山[2]

東京府北多摩郡武蔵野町吉祥寺(現:東京都武蔵野市吉祥寺)生まれ[1]。 父親は早稲田大学教授・同野球部長を歴任し、ヘーゲルの研究者として著名な樫山欽四郎。 両親とも長野県小諸市の出身[3]。大手アパレルメーカーのオンワード樫山(法人としては、現:オンワードホールディングス)創業者・樫山純三伯父にあたる[3]

1960年東京文化高等学校卒業。

1966年4月から1年間放送された連続テレビ小説おはなはん』の主役に抜擢されたことで一躍有名になった(『朝日新聞2010年9月25日付の「beランキング 心に残る朝ドラヒロイン」アンケート結果では第1位であった)。

1967年4月に行われた東京都知事選挙では社会党・共産党推薦の美濃部亮吉を応援。ポスターのモデルを引き受け[4]、街頭演説も行った。

私生活

夫は俳優の綿引勝彦

出演作品

テレビドラマ

映画

ナレーション・朗読

舞台

  • かもめ
  • 帰れ、いとしのシーバ
  • 冬の花 ヒロシマのこころ
  • きぬという道連れ
  • かの子かんのん
  • 放浪記(2003年) - 日夏京子 役
ほか「劇団民藝」の舞台を中心に多数。
民藝の舞台[7]
  • うちのお姉さん(1967年) - リーダ 役
  • ヴェニスの商人1968年) - ポーシャ 役
  • 斬られの仙太(1968年) - お妙 役
  • かもめ(1969年) - ニーナ・ミハーイロヴナ・ザレーチナヤ 役
  • もう一人のヒト(1970年) - 彰子女王 役
  • アンネの日記1970年) - アンネ・フランク 役
  • 銀河鉄道の恋人たち(1971年) - とし江 役
  • 三人姉妹1972年) - イリーナ 役
  • きぬという道連れ(1974年) - きぬ 役
  • 才能とパトロン(1974年) - アレクサンドラ・ニコラエヴナ・ネギナ 役
  • リリオム1976年) - ユリ 役
  • ジェイン・エア1977年) - ジェイン・エア 役
  • 山脈(1978年) - とし子 役
  • 夜明け前 第一部(1980年)・第二部(1981年) - お民 役
  • わたしは生きたい ラインの監視(1983年) - サラ・ミューラー 役
  • 白夜(1984年) - 彼女 役
  • 人形の家1986年) - ノーラ・ヘルメル 役
  • 夏・南方のローマンス 神と人のあいだII(1987年) - 女A 役
  • クラクションを吹きならせ!(1987年) - ローザ・ベラルディ 役
  • 雨(1988年) - サディ・トムソン 役
  • 天使との二〇分(1989年) - マリーナ 役
  • エマ 自由よ、アメリカに咲いた赤い花(1990年) - エマ・ゴールドマン 役
  • どん底1990年) - ナースチャ 役
  • ルナサの祭りの日に(1993年) - マギー 役
  • おはなはん1994年) - はな 役
  • 私を忘れないで(1995年) - 原田富美子 役
  • 研師源六(1995年) - おせん 役
  • 帯に短し…くちなし幻想(1996年) - 千代 役
  • 根岸庵律女(1998年) - 衣川登代 役
  • 二人だけの舞踏会(1999年) - 利加 役
  • かの子かんのん(2000年) - 岡本かの子 役
  • 静かな落日ー広津家三代ー(2001年) - 広津桃子 役
  • 海の夫人(2002年) - エリーダ 役
  • モンゴル帰りの翁(2003年) - 須藤香苗 役
  • マツモト・シスターズ(2004年) - グレース 役
  • スポイルズ・オブ・ウォー そして得たもの(2004年) - エリーズ 役
  • 火山灰地 第一部・第二部(2005年) - 雨宮照子 役
  • 待てば海路の…(2006年) - 鈴屋登美 役
  • 喜劇の殿さん(2006年) - 遠野まよ 役
  • 林の中のナポリ(2007年) - 小野寺直子 役
  • 坐漁荘の人びと(2007年) - 矢祭ぎん 役
  • 海霧(2008年) - さよ 役
  • 来年こそは(2009年) - ヘレン・パービス 役
  • 十二月 下宿屋「四丁目ハウス」(2010年) - 朽木夫人 役
  • 帰れ、いとしのシーバ(2011年) - ローラ 役
  • 冬の花 ヒロシマのこころ(2012年) - 公枝 役
  • 集金旅行(2013年・2016年) - 七番さん 役

音楽作品


  1. ^ a b c 樫山文枝 KINENOTE
  2. ^ 前衛』1967年6月号、日本共産党中央委員会。
  3. ^ a b 木村隆『この母ありて』91頁、青蛙房、2010年
  4. ^ 『朝日新聞』1967年4月10日付朝刊、14頁、「政治づく文化・芸能人 候補なみに多忙」。
  5. ^ 長崎発 地域ドラマ かんざらしに恋して”. NHKオンライン. NHK. 2019年2月9日閲覧。
  6. ^ 岸井ゆきの、松山ケンイチのドラマ「お別れホスピタル」新キャストが明らかに療養病棟が舞台の「お別れホスピタル」ドラマ化、岸井ゆきの・松山ケンイチが出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年1月15日). 2024年1月15日閲覧。
  7. ^ 劇団民藝『劇団民藝の記録 1950-2000』2002年


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