ジンフィズ
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ジンにソーダを加えた爽やかなカクテル。1888年、アメリカ南部ニューオリンズの人気サロン「インペリアル・キャビネット・サロン」のオーナー、ヘンリー・ラモス氏がレモン・スカッシュにジンを入れたのが始まりだといわれている。“フィズ”はジンなどのスピリッツにレモンジュース、砂糖を加えてシェークし、タンブラーに注いでソーダを加えるのが基本的な処方。“フィズ”という名前は、ソーダの炭酸ガスがはじける“シュッ!”という音からつけられたといわれている。 「ビーフィータージン」は、1820年以来、変わらぬレシピを守り続けているビーフィーター社の製品。英国王室の近衛兵、ビーフィーターをシンボルにもつこのロンドン・ドライ・ジンの代表は、いまなおロンドンで蒸溜されている唯一のプレミアムジンでもある。 ベースをブランデーにかえると「ブランデー・フィズ」、ラムにかえると「ラム・フィズ」になる。日本で人気の高いリキュールベースでは、グリーンティリキュールを使った「グリーン・ティー・フィズ」などがある。 |
ジン・フィズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/03 14:13 UTC 版)
ジン・フィズ | |
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基本情報 | |
種別 | ロングドリンク |
作成技法 | シェイク |
色 | 無色、白色 |
グラス |
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アルコール度数 | |
度数 |
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レシピの一例 | |
ベース | ドライ・ジン |
材料 |
ドライ・ジン …… 45ml |
レモン・ジュース …… 15-20ml | |
砂糖 …… 2tsp | |
ソーダ水 …… 適量 |
ジン・フィズ (Gin Fizz) は、ジンベースのカクテルの一種である。
由来
ジン・フィズは、1888年、ニューオーリンズの「インペリアル・キャビネット・サロン」のオーナーであるヘンリー・ラモスが初めて作ったとされている[3]。1888年にレモン・スカッシュにジンを加えたカクテルをラモスは「ジン・フィズ」の名称で販売した[3]。
「フィズ (fizz)」とは、ソーダ水の泡のはじける「シューッ」という音を表す擬音語である[3]。
スピリッツやリキュールに甘味(砂糖)、酸味(レモンなど)を加えてシェークし、ソーダ水で割った飲物を「フィズ」と言い、ウイスキー・フィズ、ブランデー・フィズ、カカオ・フィズ、バイオレット・フィズなどがある。
同時期(19世紀半ば)にイギリスで創作されたトム・コリンズはジン・フィズと同じ材料を使い(分量は異なる)、作り方も同じ。使用するグラスがジン・フィズがタンブラーであるのに対し、トム・コリンズはコリンズグラスを用いる。このため、「兄弟カクテル」と呼ばれることもある[4][5]。1982年のカクテル書によると、コリンズはステアで作りシェーカーを使わない、ジン・フィズは通常シェークで作るとある[6]。
標準的なレシピ
- ドライ・ジン - 45 ml
- レモン・ジュース - 15-20 ml
- 砂糖 - 2ティースプーン
- ソーダ水 - 適量
作り方
備考
- 1ティースプーンほどのミルクを加え、味をまろやかにする場合もある。
- レモン・スライスを添えてもよい。
ジンベースのフィズ
ジンをベースとした、フィズというスタイルのカクテルは他にもあり、名前を挙げればきりがない(テキサス・フィズ、シルバー・フィズ、ゴールデン・フィズ、ローヤル・フィズなど)のだが、ここでは幾つかレシピを紹介する。
- シルバー・フィズ(Silver Fizz)[7]
- ジン・フィズに卵白(鶏卵)を加えたもので、水と混ざりにくい卵白をシェイクによって混ぜるため、ジン・フィズを作る時よりも強くシェイクする必要がある。近年ではブレンダーを用いることも多い。
- ゴールデン・フィズ(Golden Fizz)[7]
- ジン・フィズに卵黄(鶏卵)を加えたもの。作り方はシルバー・フィズと同様。
- ロイヤル・フィズ(Royal Fizz)[8]
- ジン・フィズに全卵(鶏卵)を加えたもの。作り方はシルバー・フィズと同様。
- テキサス・フィズ(Texas fizz)[9][10]
- ジン・フィズのレモン・ジュースをオレンジジュースに替えたもの。作り方はジン・フィズと同様。コリンズグラスに注ぐ。スライスしたオレンジを飾ることもある。
- 名称はアメリカのテキサス州に由来する。
- オレンジ・フィズ[11]
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- オレンジ・ジュース = オレンジ半分を絞った程度の量
- レモン・ジュース = レモン4分の1を絞った程度の量
- ドライ・ジン = 30ml
- オレンジ・ジュース、レモン・ジュース、ドライ・ジンをシェイクして、タンブラー(容量240ml程度)に注いで、炭酸水で満たせば完成。
- その他
- 欧米諸国ではフィズ・スタイルのカクテルを、ジン・フィズに各種リキュールを入れて作る。
ヴァリエーション
前述のとおり、ジンをウィスキーやブランデーなどに置き換えることができ、それぞれウィスキー・フィズ、ブランデー・フィズなどと呼ばれる。
- インペリアル・フィズ
- ジンをウィスキーとラム酒2対1をシェイクしたものに置き換える[12]。比率は好みによりさまざまにアレンジされる。ラムを加えないレシピもあり、その場合はジョン・コリンズとほぼ同じとなる[13]。
- ピーチ・フィズ
- ジンをピーチリキュール(クレーム・ド・ペシェ)とウォッカ1対1に置き換える[14]。
- カカオ・フィズ
- ジンをカカオリキュール(クレーム・ド・カカオ)に置き換える[15]
出典
- ^ 桑名伸佐監修『カクテル・パーフェクトブック』日本文芸社、2006年、59頁。ISBN 978-4-537-20423-0。
- ^ YYT project編『おうちでカクテル』池田書店、2007年、68頁。ISBN 978-4-262-12918-1。
- ^ a b c 『カクテル教室』保育社、1996年、77頁。ISBN 9784586508877。
- ^ “トム・コリンズ”. サントリー. 2019年3月8日閲覧。
- ^ 斎藤都斗武、佐藤淳『カクテルの図鑑』マイナビ出版、2013年、43頁。ISBN 9784839946234。
- ^ ジャック・サレ 今井清訳 (1986-11-28,). ラルース カクテル事典. 同朋舎. pp. 65,22. ISBN 4-8104-0523-0
- ^ a b 吉田芳二郎『洋酒入門』(第二版)保育社、1992年、82頁。ISBN 978-4-586-50828-0。
- ^ Robyn M. Feller. The Complete Bartender (Updated). Penguin. p. 303. ISBN 9781101220740
- ^ 斎藤都斗武、佐藤淳『カクテルの図鑑』マイナビ出版、2013年、42頁。ISBN 9784839946234。
- ^ THE PLACE『カクテル事典』学研パブリッシング、2014年、79頁。ISBN 9784058003206。
- ^ 片方善治『洋酒入門』社会思想社、1959年、129頁。
- ^ “Imperial Fizz”. absolutdrinks.com. 2025年4月3日閲覧。
- ^ “Imperial (Whiskey) Fizz”. the spruceEats. 2025年4月3日閲覧。
- ^ “Peach Fizz Cocktail Recipe: Tips for Making a Peach Cocktail”. MasterClass. 2025年4月3日閲覧。
- ^ 岩本博義. “Cacao Fizz(カカオフィズ)”. 岩本博義 公式サイト. 2025年4月3日閲覧。
ジン・フィズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 03:48 UTC 版)
「まんがでわかる7つの習慣」の記事における「ジン・フィズ」の解説
Chapter 4(Cocktail 4)。四倉朋彦が再来店した際に、前回歩に絡んでしまったことを謝罪しながら注文した。
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「ジンフィズ」の例文・使い方・用例・文例
- ジンフィズ
- ジンフィズ.
- ジンフィズという飲み物
固有名詞の分類
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