Stream クラス
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文
<SerializableAttribute> _ <ComVisibleAttribute(True)> _ Public MustInherit Class Stream Inherits MarshalByRefObject Implements IDisposable
[SerializableAttribute] [ComVisibleAttribute(true)] public abstract class Stream : MarshalByRefObject, IDisposable
[SerializableAttribute] [ComVisibleAttribute(true)] public ref class Stream abstract : public MarshalByRefObject, IDisposable
ファイルの作成およびテキストのファイルへの書き込みの例については、「方法 : ファイルにテキストを書き込む」を参照してください。ファイルからのテキストの読み取りの例については、「方法 : ファイルからテキストを読み取る」を参照してください。バイナリ ファイルの読み取りおよび書き込みの例については、「方法 : 新しく作成されたデータ ファイルに対して読み書きする」を参照してください。
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ストリームによるシークのサポート。シークとは、ストリーム内の現在位置を問い合せ、変更することです。シーク機能は、ストリームが持つバッキング ストアの種類によって異なります。たとえば、ネットワークのストリームは、現在位置という統一された概念を持たないため、通常はシークをサポートしません。
Stream は、すべてのストリームの抽象基本クラスです。ストリームは、ファイル、入出力デバイス、プロセス間通信パイプ、TCP/IP ソケットなど、バイト シーケンスの抽象化です。Stream クラスとその派生クラスは、これらのさまざまな種類の入出力のジェネリック ビューを提供します。これにより、プログラマはオペレーティング システムや基になるデバイスに固有のディテールを分離します。
基になるデータ ソースやリポジトリによっては、ストリームがこれらの機能の一部だけをサポートする場合もあります。アプリケーションで CanRead プロパティ、CanWrite プロパティ、および CanSeek プロパティを使用することにより、ストリームの機能を問い合わせることができます。
Read メソッドおよび Write メソッドはさまざまな形式でデータの読み取りと書き込みをします。シークをサポートするストリームの場合は、Seek メソッドや SetLength メソッド、および Position プロパティや Length プロパティを使用して、ストリームの現在位置および長さを問い合わせ、変更します。
ストリームの実装によっては、パフォーマンスの向上のために、基になるデータをローカルでバッファリングする場合があります。このようなストリームでは、Flush メソッドを使用して内部バッファをクリアし、すべてのデータが基になるデータ ソースやリポジトリに確実に書き込まれることを保証できます。
Stream に対して Close を呼び出すと、Flush が呼び出されてバッファ内のすべてのデータがフラッシュされます。また、Close によって、内部バッファリングに使用したファイル ハンドル、ネットワーク接続、メモリなどのオペレーティング システム リソースが解放されます。BufferedStream クラスは、読み取りと書き込みのパフォーマンスを向上させるために、バッファリングされたストリームを別のストリームでラッピングする機能を提供します。
バッキング ストア (ビット バケット) なしのストリームが必要な場合は、Null を使用します。
実装時の注意 Stream の派生クラスを実装するときは、Read メソッドおよび Write メソッドの実装を提供する必要があります。非同期メソッド BeginRead、EndRead、BeginWrite、および EndWrite は、同期メソッド Read および Write を使用して実装します。同様に、独自の Read および Write の実装は、非同期メソッドと共に正常に動作します。ReadByte および WriteByte の既定の実装は、新しい単一要素のバイト配列を作成した後で、独自の Read および Write を呼び出します。Stream から派生させるとき、内部バイト バッファを使用する場合は、内部バッファにアクセスするようにメソッドをオーバーライドすることを強くお勧めします。これにより、パフォーマンスが大幅に向上します。CanRead、CanSeek、CanWrite、Flush、Length、Position、Seek、および SetLength も実装する必要があります。 Close メソッドをオーバーライドしないでください。代わりに、Dispose メソッドにすべてのストリーム クリーンアップ ロジックを組み込みます。詳細については、「Dispose メソッドの実装」を参照してください。スレッド セーフ
プラットフォーム
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
参照
Stream コンストラクタ
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文
プラットフォーム
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
参照
Stream フィールド
Stream プロパティ
Stream メソッド
パブリック メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
CreateWaitHandle | WaitHandle オブジェクトを割り当てます。 | |
Dispose | オーバーロードされます。 この Stream オブジェクトによって使用されているすべてのリソースを解放します。 | |
Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) | |
MemberwiseClone | オーバーロードされます。 ( MarshalByRefObject から継承されます。) |
名前 | 説明 | |
---|---|---|
System.IDisposable.Dispose |
Stream メンバ
Stream データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。
プロテクト コンストラクタ
パブリック フィールド
パブリック プロパティ
パブリック メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
CreateWaitHandle | WaitHandle オブジェクトを割り当てます。 | |
Dispose | オーバーロードされます。 この Stream オブジェクトによって使用されているすべてのリソースを解放します。 | |
Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) | |
MemberwiseClone | オーバーロードされます。 ( MarshalByRefObject から継承されます。) |
名前 | 説明 | |
---|---|---|
System.IDisposable.Dispose |
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