risk analysisとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > risk analysisの意味・解説 

リスク‐アナリシス【risk analysis】

読み方:りすくあなりしす

《analysisは分析の意》危険な状況が起こる可能性を、情報を確認・管理・交換するなどして分析し判断すること。危機分析。「食品安全の―」


リスク・アナリシス


リスク分析

読み方: りすくぶんせき
【英】: risk analysis
同義語: 危険分析  リスク・アナリシス  

一つの事業計画について、その事業が予想どおりの収益を挙げ得ない事態になる可能性とその程度をあらかじめ検討して投資意志決定に資することをリスク(危険)分析という。
石油開発事業のリスクとしては、(1) 生産物の価格の予想外の変化と市況による予期せぬ販売量の低下、(2) 事業地のある国(ホスト国)の政治的・社会的・経済的環境の激変による事業遂行障害、というような外生的要因もあるが、事業計画自体に内在する諸要素の不確定性に起因して、(3) 可採埋蔵量一生産量の減少、(4) 開発所要資金の計画以上の増大、(5) 操業コストの増大、といったリスクがつきまとう。さらに探鉱事業となるとこれらに加えて、(6) 商業油田が発見されない確率が大きく、また油田が発見されるとしても、その埋蔵量の規模の不確定性のリスクは大きい。
石油探鉱・開発事業について 1960 年代、70 年代に発展してきたリスク分析の手法は、上記の (1)、(2) の外生的要因を除き、事業計画に内在する不確定要素に起因するリスクに関するものである。
一般に投資事業に着手するにあたっては、収益性に関係する諸要素の値をそれぞれ予想し、それを組み立てて事業の予想収益を試算するフィージビリティ・スタディの結果が判断の基準とされるが、これに対して、計算式中の各要素の値を変化させて、これに対応して収益がどう変化するかを試算する感度分析は広義のリスク分析の一方法とみることができる。しかし狭義のリスク分析は、各要素の変動にそれぞれ確率を付与して、事業の収益のリスクも確率を含むものとして推計する手法を指している。石油探鉱のリスク分析は必然的に発見を予想される油田の開発の収益性試算を含んでいるので、石油探鉱開発事業のリスク分析の手法は、探鉱から一貫する例について説明されてきた。試掘が不成功に終わる確率が非常に高い石油探鉱事業を企業経営の観点からみる場合に、最大の関心事である複数試掘ないし複数探鉱事業の続行による最終的成功――企業の生き残り――の問題について、最初に定量的な考え方として提唱されたのは、賭博者{とばくしゃ}破産の法則と呼ばれる確率論と、リスク・ファクターを考慮に入れたリスク事業の費用対成果の評価法とである。前者は、成功確率が p(小数)なる試行(例えば試掘)を繰り返す場合に得られる成功確率は二項分布をするので、1/p 回の試掘を行えば 1 回は必ず当たるとはいえず、一定以上の生き残り確率を確保するためには一定数以上の試掘を行う必要があることを定量的に示したものである。後者は、探鉱に成功した場合の予想収益がRであっても、そのような成功の確率が p(リスク・ファクターは 1/p )であるならば R をリスク・ファクターで除した pR をもってリスク考慮後の期待収益とすべきで、常に pR が探鉱投資額Eよりも大きい事業を選択するのが生き残りの基本戦略であるとする。
上記は成功する確率が p 、不成功の確率が(1-p)とした単純なシステムであったが、実際には、成功の程度にいろいろのケースが考えられ、それぞれが生起する確率 pA 、pB 、……pM(pA+pB+……+pM=1)が考えられる。この場合、それぞれのケースの収益値 RA 、RB 、……RM にそれぞれの生起確率を乗じた加重平均値(pARA+pBRB+……+pMRM=EV )を、最もあり得べき収益として、特に期待値(額)という。
探鉱事業の場合は、探鉱投資 E を行って不成功に終わる確率を p0 とし、これもひとつのケースとみれば(p0+pA+pB+……pM=1 )、-p0E+pARA+pBRB+……+pMRM=EV>0 が投資を正当化する基準となる。石油の探鉱・開発事業の場合、収益試算に関わる変数は多様である。油価を一定と見ても初日産量、生産推移パターンは埋蔵量、油層の生産指数、ガス油比、油層内流体の物性、坑井間隔、生産制御(坑底圧降下)などによって変わるし、埋蔵量や生産指数は、油層の広がり、層厚、孔隙率、浸透率などによって変わるからである。
そして、これらすべての変数の値はある幅の中で不確定であるから、予想される値の組合せの数は幾らでも多くなり得る。手計算では限度があるが、コンピューターを利用すれば多数のケースの計算をするのは容易になるとともに、各変数値の生起確率に従って、起こり得る各変数値の組合せケースの発生という確率的事象をシミュレートする手法が開発された。乱数を利用してこのようなシミュレーションを行う手法をモンテカルロ・シミュレーションというが、最近の石油探鉱・開発事業のリスク分析においてはこの手法が広く用いられるようになっている。この場合、各変数値の確率分布の形は必ずしも分からないことが多いが、その場合は上限値、下限値、最頻値を推定して描かれる三角形分布をもって近似的に代用するなどの工夫がなされる。

危険分析


リスク分析

食品中に含まれるハザードを摂取することによって人の健康に悪影響を及ぼす 可能性がある場合に、その発生を防止し、またはそのリスクを低減するための考 え方です。
リスク管理、リスク評価及びリスクコミュニケーションの3つの要素からなって おり、これらが相互に作用し合うことによって、より良い成果が得られます。
(参考)リスク分析3要素(わが国における食品安全行政の場合)

リスク分析

(risk analysis から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/21 16:37 UTC 版)

リスク分析(リスクぶんせき、英: Risk analysis)とは、リスクアセスメントのプロセスのひとつである。

リスク分析の手法

  • フォルトツリー解析 (Fault Tree Analysis, FTA)
    初期の事象を一番上に書いた場合、その要因をその下に向かって書いていき、全ての要因をあたかも木の形のように列挙して書いていく解析法。ある事象に対して要因の抜けがなく、個々の要因を分析することによって、ある事象の全ての発生要因を分析できる。
  • 故障モード影響解析 (Failure Mode and Effect Analysis, FMEA)
  • 事象の木解析 (Event tree analysis, ETA)
    システム故障が発生するまでの過程を発生確率とその対策の成功、失敗などを踏まえ解析したもの。事象の木(ET)と呼ばれる樹形図が使用される。
  • FMECA
  • HAZOP
  • What-If分析 (What-if analysis)
    仮に(What-If)ある事象が発生した場合その結果何が生じるかをブレインストーミングにより分析する古典的方法。
  • SWIFT (Structured What If Technique , 構造化"What-if"技法)
  • AHP法

保険数理学



英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「risk analysis」の関連用語

risk analysisのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



risk analysisのページの著作権

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JOGMECJOGMEC
Global Disclaimer(免責事項)
本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、 機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。 また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。 したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。 なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
※Copyright (c) 2026 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation. All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。
バイテクコミュニケーションハウスバイテクコミュニケーションハウス
copyright© communication house of biotechnology
農林水産省
食品安全委員会食品安全委員会
Copyright © 2006 - 2026 Food Safety Commission. All Right Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのリスク分析 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS