不確定性
不確定性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 05:12 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動不確定性(ふかくていせい)とは確定性を持たないこと、あるいはその程度を指す。分野によって(不)確定性の定義や対象は異なり、文脈に応じて様々な意味で用いられる。
不確定性は英語ないしそれに対応する他言語による用語の訳として用いられるが、必ずしも用語や用語の用法と翻訳が一対一に対応づけられているわけではなく、同じ用語に対して「不確定性」以外の語が充てられることがしばしばである。従って、本項目においては同じ用語を指す類義語についても触れる。なお以下に述べる用語は必ずしも定訳ではない。
- 不確定性
- uncertainty, indeterminacy, indeterminateness, undefinedness (に対応する他言語)の訳語。
- 量子論においては、測定手段によらず系が持つ状態の統計的なゆらぎ、あるいはそれに起因する測定結果のゆらぎを指す。uncertainty, また前者を指して稀に indeterminacy(→ 不確定性原理)。
- 工学における不確かさ解析では、測定の信頼性に対するさまざまな基準を指す。uncertainty(→ 不確かさ (測定))。
- 正確度と精度の反対語としての不確定性。
- 統計学における indeterminateness.
- 音楽における indeterminacy(→ 不確定性の音楽)。
- 未確定性
- contingency の訳語。
不確定性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/30 01:47 UTC 版)
コヒーレント状態において正準座標 Q ^ = ℏ 2 ω ϵ 0 ( a ^ + a ^ † ) {\displaystyle {\hat {Q}}={\sqrt {\frac {\hbar }{2\omega \epsilon _{0}}}}({\hat {a}}+{\hat {a}}^{\dagger })} P ^ = i ℏ ω ϵ 0 2 ( a ^ † − a ^ ) {\displaystyle {\hat {P}}=i{\sqrt {\frac {\hbar \omega \epsilon _{0}}{2}}}({\hat {a}}^{\dagger }-{\hat {a}})} を測定したとき、その標準偏差 Δ Q {\displaystyle \Delta Q} 、 Δ P {\displaystyle \Delta P} は以下の関係を満たしている。 Δ Q Δ P = ℏ 2 {\displaystyle \Delta Q\Delta P={\frac {\hbar }{2}}} よってコヒーレント状態は最小不確定状態である。相空間では、コヒーレント状態は局在している。 一方で光子数と位相の不確定性については、コヒーレント状態は | α | {\displaystyle |\alpha |} が小さいときは最小不確定状態にはなっていない。しかし | α | {\displaystyle |\alpha |} が大きいとき、つまり光子数が多い場合は光子数と位相の最小不確定状態に近づき、古典的な光に対応するようになる。
※この「不確定性」の解説は、「コヒーレント状態」の解説の一部です。
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