パイティーとは? わかりやすく解説

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パイティー

(pie tee から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/20 22:33 UTC 版)

パイティーの例(クアラルンプール

パイティー英語: Pie Tee)、クエパイティー英語: Kuih Pie Tee)は、プラナカン料理の一種、定番の前菜である[1][2][3][4][5][6]。日本語のカタカナ表記では、パイ・ティー、クエ・パイ・ティーとも[6]

野菜、細切りのダイコンエビなどを煮込んだ具を揚げたカップ状のパイ生地の器に詰めた料理である[1][2][3][4]。味付けは、辛くはない[4]チリソースサンバルを付けて食する[6]

プラナカン料理はマレーシアシンガポールインドネシアといった東南アジアへの移民の歴史とも深い関わり合いがあるが、パイティーはその中でもイギリス植民地時代の影響が見られる料理である[5]。「パイティー」とは、イギリスの帽子・トップハットの意であり、パイ生地の器の形状が似ていることに由来する名称である[3][5]。トップハットは18世紀末に考案され、19世紀半ばには上流階級の間で流行した帽子であり、その頃にマラッカで考案された料理だと考えられている[5]。また、日本軍占領下のシンガポールで知られていた「昭南パイ」が元になったとする説もある[5]

出典

  1. ^ a b 「マレーシアグルメ」『スマホユーザーのための海外トラベルナビ シンガポール・マレーシア』ゴマブックス、2015年。ISBN 978-4777127917 
  2. ^ a b 「マレーシアの4大料理を食す」『ひとり歩きの会話集 マレーシア語』(2021年版)JTBパブリッシング、2020年、11頁。 ISBN 978-4533142246 
  3. ^ a b c 「食の芸術とも言えるフュージョン料理 プラナカン料理」『W33 アジアのグルメ図鑑』地球の歩き方、2025年、152頁。 ISBN 978-4059226833 
  4. ^ a b c マレーシア・伝統のニョニャ料理について”. JTB (2020年6月2日). 2025年4月21日閲覧。
  5. ^ a b c d e 岩間一弘「ニョニャ料理‐ラクサ・チャプチャイ・ポーピア・クエパイティー」『中国料理の世界史 美食のナショナリズムをこえて』慶應義塾大学出版会、2021年。 ISBN 978-4766427646 
  6. ^ a b c 「プラナカン料理」『ララチッタシンガポール』(2019年版)JTBパブリッシング、2018年、71頁。 ISBN 978-4533126819 



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