クッサン・ド・リヨンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > クッサン・ド・リヨンの意味・解説 

クッサン‐ド‐リヨン【(フランス)coussin de Lyon】

読み方:くっさんどりよん

《「リヨンクッション」の意》フランス菓子の一。チョコレートキュラソー香り付けしたマジパン包んだもの。リヨンマリア像供えられクッションの形を模して作られたところからの名という。


クッサン・ド・リヨン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/29 20:30 UTC 版)

クッサン・ド・リヨンの断面
クッサン・ド・リヨン

クッサン・ド・リヨンフランス語: Coussin de Lyon)はフランスリヨン銘菓[1][2]砂糖菓子(コンフィズリー)である[3]。単にクッサンと呼ばれることもある[1]。鮮やかなグリーンの外観が特徴[4]

「クッサン」は「クッション」の意で、祈りの際に用いられるクッションをかたどったことから名付けられている[1][4]。リヨンでは17世紀にペストが流行した際、クッションの上に金貨を乗せたものを教会に捧げたところ、ペストの流行が収まったという伝説がある[4]

キュラソーの効いたガナッシュマジパンでくるんだ一口サイズの砂糖菓子である[3][2][5]。マジパンにはオレンジキュラソーを入れて作るため、グリーンに仕上がる[4]

1960年にリヨンのショコラティエヴォワザンフランス語版が創作した砂糖菓子である[5]。大変な人気菓子であり、他のパティスリーやショコラティエによる類似品も作られている[5]

出典

  1. ^ a b c 「リヨン歴史地区」『世界遺産の街を歩こう』学研プラス、2012年、15頁。ISBN 978-4059127369 
  2. ^ a b KEICO (2023年1月3日). “パリのお土産Vol.28☆”. Madame FIGARO japon. 2023年6月26日閲覧。
  3. ^ a b 「口の中に広がる甘い幸せ 砂糖菓子コンフィズリー」『ララチッタパリ』(2024年版)JTBパブリッシング、2023年、99頁。 ISBN 978-4533154546 
  4. ^ a b c d "グレーテル"のスタジオから【美食の都リヨンの絹のクッション】”. .tsuji. 辻調グループ (2017年5月18日). 2023年6月26日閲覧。
  5. ^ a b c パリにも出店する高級ショコラティエ「ヴォワザン」のおすすめは?”. ガジェット通信 (2019年2月17日). 2023年6月26日閲覧。

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クッサン・ド・リヨン」の関連用語

クッサン・ド・リヨンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クッサン・ド・リヨンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクッサン・ド・リヨン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS