ブロワイエ・デュ・ポワトゥーとは? わかりやすく解説

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ブロワイエ・デュ・ポワトゥー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/28 21:16 UTC 版)

ブロワイエ・デュ・ポワトゥーの例

ブロワイエ・デュ・ポワトゥーフランス語: broyé du Poitou)またはブロワイエ・ポワトヴァンフランス語: broyé poitevin)はフランスポワトゥー=シャラント地域圏(現・ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏)北部の伝統的なクッキー菓子[1][2]。なお、南部ではガレット・シャランテーズフランス語版が作られてる[1]

19世紀から食べれられるようになった菓子である[2]。ブロワイエ・デュ・ポワトゥー、ガレット・シャランテーズ、どちらも大判のクッキー菓子であり、かつては祝い事など、家族が集まる際に食されていた[1]。大きさはまちまちではあるが、大きいものは直径1メートルのものもある[2]

「ブロワイエ」は「砕く」「粉砕する」といった語「broyer」に由来し、大判のクッキーをテーブルに置き、その中心をで叩いて砕き割ってから、皆で分けたという伝統に由来する[1][2]

今日では、フルーツやカスタードソースを合わせて食される[1]。また、残ったものは翌日の朝食として食べる[1]

出典

  1. ^ a b c d e f 大森由紀子「4.【土地のお菓子】バターの香りが炸裂 皆で分け合う大判クッキー」『フランス伝統料理と地方菓子の事典: 全地方の食文化や歴史、食材、ワイン、チーズの知識から料理・菓子の作り方まで俯瞰して理解できる』誠文堂新光社、2021年、212頁。ISBN 978-4416521076 
  2. ^ a b c d 山本ゆりこ「ブロワイエ・デュ・ポワトゥー」『フランス伝統菓子図鑑 お菓子の由来と作り方: 定番菓子から地方菓子まで132種を網羅した決定版』誠文堂新光社、2019年、209頁。 ISBN 978-4416519646 

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