Firefox 38 (ESR)
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「Mozilla Firefoxのバージョンの変遷」の記事における「Firefox 38 (ESR)」の解説
2015年5月12日にリリースされ、Firefox 39 のリリースをもってサポートが終了した。法人向け延長サポート版 (ESR) は54週間にわたりサポートされ、Firefox 47のリリースをもって終了した。 設定画面が新しくなり、タブを用いたものになった ルビをサポート ユーザ名及びパスワード用のフィールドでは、autocomplete=off が無効となった URL パーサが URL のフラグメント部分への設定時のパーセントエンコード、および URL の仕様に従って文字列からフラグメント部分を取得する場合のパーセントデコードを行わなくなった RegExp.prototype.source が、空の正規表現に対して "(?:)" を返すようになった speculative connection warmup によってページのロード時間が短くなった Web Workers から WebSocket が利用できるようになった BroadcastChannel API が実装された srcset 属性と picture 要素が実装され、レスポンシブ・イメージが利用できるようになった DOM3 イベントの KeyboardEvent.code が実装された Mac OS X:Media Source Extensions (MSE) API の一部分が実装され、Youtube のネイティブ HTML5 再生が可能になった Encrypted Media Extensions (EME) API が実装され、暗号化された動画や音声を再生できるようになった EME を利用して DRM コンテンツを再生するために、Adobe Primetime Content Decryption Module (CDM) が自動的にダウンロードされる 最適化によって削除される変数が、デバッガから確認できるようになった XMLHttpRequest のログが視覚的にラベルづけされてWeb コンソールに表示されるようになった。また、通信ログから XMLHttpRequest のみを抜き出すことが可能になった WebRTC で複数ストリームの利用と、再ネゴシエーションがサポートされた コンソールで copy コマンドが利用できるようになった バージョンリリース日 (PDT/PST)備考Nightly 38.0a1 2015年1月12日 最初の Nightly リリース Developer Edition 38.0a2 2015年2月27日 最初の Developer Edition リリース 38.0 Beta 1 2015年4月3日 最初の Beta リリース 38.0ESR 38.0 2015年5月12日 正式版 リリース 38.0.1ESR 38.0.1 2015年5月14日 グラフィックスカードに NVidia Optimus の第 1 世代のものを利用している場合、起動時にクラッシュする不具合を修正。Google Chrome から Cookie をインポートしている場合、サイトが正しく表示されない場合があった不具合を修正。アニメーションするサイズの大きい画像を表示する場合、その再生や他の画像のロードが停止することがある不具合を修正。CiscoSpark のネイティブクライアントから送信された WebRTC の H264 ビデオストリームが、正しくデコードされない不具合を修正(Firefox ESR 38.0.1 での修正。Firefox 38.0 では修正済み) 38.0.5 2015年6月2日 Pocketを統合。リーダーモードの追加。アクティブなタブ、もしくはウィンドウを Hello の通話で共有できるようになった。タブ切り替え時に発生する競合によって、Firefox の描画が停止することがある不具合を修正。Windows 7 に組み込みの VGA ドライバ使用時に発生するパフォーマンス上の不具合を修正 ESR 38.1.0 2015年7月2日 Windows 10 のテーマをサポート。Yandex Elements 拡張をインストールした状態で、about:memory を利用してメモリ使用量の測定する際にクラッシュすることがある不具合を修正。「別名でリンク先を保存」が 302 リダイレクトされる対象で動作しないことがある不具合を修正。Windows 7 組み込み VGA ドライバを利用した際の描画性能が向上。プライベートブラウジングモードで、target 属性の値が "_blank" となっているリンクが、新しいウインドウで開かない不具合を修正。getUserMedia を利用した際に、カメラのライトが点灯するも動画を受け取れないことがある不具合を修正。Java プラグインが Firefox のプロクシ設定を読み取れない不具合を修正。脆弱性の修正 ESR 38.1.1 2015年8月6日 脆弱性の修正 ESR 38.2.0 2015年8月11日 Windows 8 において、Flash コンテンツの上で右クリック後に Firefox が応答しなくなることがある不具合を修正。mp4 ビデオを再生中にクラッシュすることがある不具合を修正。Firefox アプリがリンクを、システムの標準アプリで開かない不具合を修正。GreaseMonkey アドオンの深刻なメモリリークを修正。ブラウザ終了時に発生することがある、 [@ RtlEnterCriticalSection | MessageLoop::PostTask_Helper] によるクラッシュを修正。Unity Web Player プラグインの利用時に、Firefox が応答しなくなることがある不具合を修正。ESR は hppa プラットフォーム上でビルドできなくなった。mozilla::layers::SyncObjectD3D11::FinalizeFrame() に起因するクラッシュを修正。脆弱性の修正 ESR 38.2.1 2015年8月27日 脆弱性の修正 ESR 38.3.0 2015年9月22日 脆弱性の修正 ESR 38.4.0 2015年11月3日 脆弱性の修正 ESR 38.5.0 2015年12月15日 脆弱性の修正 ESR 38.5.1 2015年12月21日 Microsoft の新しい署名要件に合わせるため、SHA-256 で署名された証明書へ切り替えるための準備(Windows版) ESR 38.5.2 2015年12月22日 Microsoft の新しい署名要件に合わせるため、SHA-256 で署名された証明書を用意した(Windows版) ESR 38.6.0 2016年1月26日 脆弱性の修正 ESR 38.6.1 2016年2月11日 脆弱性の修正(graphite2 ライブラリを最新版に更新) ESR 38.7.0 2016年3月8日 脆弱性の修正 ESR 38.7.1 2016年3月16日 履歴から開いた時に誤った URL がロケーションバーに表示される問題を修正。Graphiteライブラリの無効化 ESR 38.8.0 2016年4月26日 脆弱性の修正
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