dosparaとは? わかりやすく解説

サードウェーブ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/07 15:15 UTC 版)

株式会社サードウェーブ
THIRDWAVE CORPORATION
本社が入所する住友不動産秋葉原ビル
種類 株式会社
本社所在地 日本
〒101-0021
東京都千代田区外神田三丁目12番8号
住友不動産秋葉原ビル18、19F
設立 1984年(昭和59年)3月31日
業種 小売業
法人番号 4010001018053
事業内容 パソコンの企画・製造・販売、専門店運営(ドスパラ)、法人向けコンピューター製造事業、eスポーツ事業、デジタルライフサポート事業、フルフィルメントサービス事業
代表者 尾崎健介(代表取締役会長)
資本金 5,608万9,332円
売上高
  • 926億円(2025年7月期)
従業員数 1,113名(2025年7月31日現在)
決算期 7月31日
外部リンク https://www.twave.co.jp/
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ドスパラのロゴ

株式会社サードウェーブ(英: THIRDWAVE CORPORATION)は、日本のIT企業。

秋葉原を起点とするPCショップ文化の流れの中で事業を展開し、1990年代以降のDOS/V機普及期から、日本におけるBTO(Build To Order)方式によるパソコンの浸透や、ゲーミングPCを含む用途別ハイパフォーマンスPC市場を形成。

パソコン専門店「ドスパラ(DOSPARA)」を日本全国に展開し、自社で企画・製造したパソコンを実店舗と通信販売を組み合わせた販路で提供している。

2020年より上記直販チャネル以外のモールに出店しはじめ、更に2019年からは家電量販店でも取り扱いを始めるなど販路の拡大をしている。

近年は法人向けコンピューター製品やeスポーツ関連事業に加え、デジタルライフサポート事業、フルフィルメントサービス事業も展開している。

概要

1984年に創業。コンピュータ関連製品を取り扱い、パソコンのレンタル事業なども行っていた。

1992年にPC/AT互換機が普及すると、海外メーカーのPCパーツを輸入販売して屋号も「DOS/Vパラダイス」とした。のちに国内各地に店舗を設けて2003年に屋号を「ドスパラ」と改めた。

2012年8月に事業ごとの会社に分割。パソコンの製造事業を行う株式会社サードウェーブデジノス(英称:Thirdwave Diginnos Co., Ltd.)、法人向けコンピューター機器等の製造・販売事業を行う株式会社サードウェーブテクノロジーズ(英称:Thirdwave Technologies Co., Ltd.)、パソコン販売ショップチェーン・通販サイト「ドスパラ(DOSPARA)」運営の株式会社ドスパラ(英称: Dospara Co., Ltd.)の計3社が設立された。その後再統合が行われ、ドスパラは2018年にサードウェーブへ合併されている。

じゃんぱら(旧社名:サードウェーブエクスチェンジ)は、発足当初関係会社だったが、2016年にTWEホールディングスに買収された[1]のち2021年12月にソフマップの子会社になっている[2]。

主たる事業

パソコン製造事業

「ホワイトボックスビルダー」として、BTOパソコンを国内で生産している。神奈川県綾瀬市に所在する「綾瀬本社工場」に生産拠点を置く。デスクトップ、ノート共にローエンド、ミドルレンジ、ハイエンドに区分し、メモリ容量などをカスタマイズする。

当初はゲーミング用途を中心に展開し、その後、イラストレーション、動画編集、音楽制作、AI活用など用途別に性能要件を想定したハイパフォーマンスPCをGALLERIA(ガレリア)のブランドで展開している。

これらの製品は、高性能CPUやGPUの搭載が可能な構成を特徴とし、用途ごとに最適化されたパソコン需要への対応を目的としている。

この他当初クリエイター向けとして登場、のち2024年に法人向けパソコンとしてリブランドされた[3]「raytrek」[4]があったが、2025年8月1日にraytrekブランドはTHIRDWAVEブランドへの統合が発表された[5]。

また、商品の保管・出荷・カスタマーサポートを担うフルフィルメントサービス事業も展開しており、受注からアフターサポートまでをワンストップで対応できる体制を構築している。

かつては「Prime(プライム)」[6]や「Diginnos(デジノス)」[7]の名を用いていた。

法人向け事業

旧・テクノロジーズから継ぐ事業で、ハードウェアのソリューションベンダーとして法人へサーバやワークステーションを販売する。PCやサーバの仕様を1台から受注するなど企画営業を得意とし、CentOSやDebianなどLinuxの動作を保証するサーバや、個別に応需したパソコンを販売する。データセンタへ消費電力が低い製品、大学や研究機関へCUDA技術を採用した製品、など特化して製品開発を進めている。

日本棋院に協賛しており、棋譜の自動記録システム「KIFU361」で使われるサーバを提供している[8]。

パソコン販売事業

ドスパラパーツ館(2013年)

「ドスパラ」の店舗と通信販売サイトを運営する。店舗は北海道から沖縄まで全国に展開する[9]。実店舗ではパソコンの設定支援や修理対応などの有料サポートサービスも提供しており、一部店舗では専門サポート拠点「デジタルドック」を併設している。

パソコン、パーツ、周辺機器など国内外商品を販売しており、ビデオカードはPalitと代理店契約を結んでいる。パソコンは「パソコン製造事業」を参照。

BTOパソコンは当日12:00まで、パーツ・周辺機器は15:40までの注文確定で当日中に出荷するサービスを行っている(カスタマイズ内容により異なる)[10]。かつて関東1都7県を対象に、正午までに受け付けた通販サイトの注文を当日中に配達するサービスを行っていた[11]。

eスポーツ事業

高校生eスポーツ大会のイベント制作・運営や、eスポーツの普及・拡大に取り組む自治体の応援を行っている[12]。

2018年4月15日から、東京都豊島区東池袋にてeスポーツ施設「LFS(ルフス)池袋 esports Arena」を運営していた[13]が、2025年1月31日で閉業した[14][15]。

過去のグループ事業

PCアクセサリー・知育玩具販売事業

「上海問屋」(通販・店舗)や「ダイレクトーキョー」(通販サイト)を運営していた。各国の便利な商品やユニークな商品を販売。IT周辺機器や家電製品を中心に、有名ブランド、知育玩具など広く扱っていた。

もとは株式会社エバーグリーンが行っていた事業で、のち2013年7月31日にサードウェーブが吸収合併した。上海問屋は一時実店舗も展開したのち、商品をドスパラ店舗で扱うようになった。また上海問屋通販サイトはドスパラ通販内に統合されたが、のちに展開を終了した[16]。

携帯機器端末リユース事業

携帯端末のデータ消去、下取り、買取り「Re-secure(リセキュア)」サービス、リユース製品「REPROX(リプロックス)」などを運営していた。

リプロ電子株式会社が運営していた。

沿革

  • 1984年 - コンピュータ関連機器販売を主目的に資本金500万円で創業し、秋葉原電気街でパソコンショップを開店する。
  • 1988年 - パソコンレンタル事業を開始する。
  • 1992年 - 「DOS/Vパラダイス」の屋号でDOS/Vパソコンのパーツ販売を開始する。
  • 1993年 - 「DOS/Vパラダイス」 を秋葉原や大阪などへ広げる。
  • 1994年 - 関連会社で中古パソコンの買取・販売店を開業する。
  • 1998年 - 秋葉原・大阪・名古屋など主要店舗で通信販売を開始する。
  • 2000年 - 通信販売を統合してインターネット通販サイトを設ける。法人事業部を開設して東京と大阪で開業する。
  • 2003年 - 店名を「DOS/Vパラダイス」から「ドスパラ」へ改める。
  • 2004年 - 名古屋地区に法人事業部署を開設する。
  • 2008年 - 持株会社に組織を改める[17]。
  • 2010年 - 店舗を大型に改装して近隣店舗を併合し、全国23店に集約する。
  • 2011年 - 秋葉原に日本最大規模のPCパーツショップ「ドスパラ パーツ館」[18][補足 1]を開店する。
  • 2012年
    • 8月 - PCの製造事業、小売事業、法人向け販売の各事業を分割してそれぞれを、株式会社サードウェーブデジノス、株式会社ドスパラ、株式会社サードウェーブテクノロジーズとする。
  • 2013年
    • 1月 - 通販サイト上海問屋の実店舗をドスパラ秋葉原店に開く。上海問屋の商品をドスパラ全店で扱う[19]。
    • 7月31日 - 株式会社エバーグリーンを株式会社ドスパラが吸収合併[20]する。
  • 2015年
    • 4月1日 - 株式会社ドスパラと株式会社サードウェーブテクノロジーズが合併[21]する。
  • 2018年
    • 2月1日 - 株式会社ドスパラと株式会社サードウェーブデジノスをサードウェーブに統合[7]し、放射線測定器関連事業を東洋メディックに譲渡[22]する。

事業所

不祥事

2018年、ドスパラで16万円分のパソコン部品を購入した客が初期不良の修理を依頼すると「弊社では不具合が発生していないため、お客様環境に起因している可能性がございますので今一度お客様環境の見直しをお願い申し上げます」と回答した。 購入者が不具合の再現を確認して買取り査定を依頼すると、「動作不安定・負荷時にノイズ、フリーズ、勝手に再起動」の判定で買取金額210円と査定され、入金手数料を差し引いた実質は10円となった。 後日、ドスパラはサポート部門が再検証で不具合を確認したとして新品に交換した。 サードウェーブの広報は「お客様に不愉快な思いをさせてしまった事実を重く受け止め、全社を挙げて信頼回復に努めて参る所存です。ご心配をおかけし誠に申し訳ございませんでした」と謝罪して「サポート部門、買取り部門それぞれで同様の検査をしておりますが、PC関連製品の性格上、不具合が恒常的に発生するケースと特定の環境下や時間的経過でのみ偶発的に発生する場合がございます。残念ながら今回のケースは後者のケースであったと考えられます」と説明し、検査方法を見直すなど再発防止に努める[23]、と取材に応じた。

ブランド活動・協賛

  • 株式会社サードウェーブは、GALLERIAブランドを通じて、ゲーム実況者、配信者、プロゲーマーなど、PCを用いた活動を行う個人やチームとの連携を行ってきた。 具体的には、渋谷ハルが主催するイベントへの協賛や、Crazy Raccoon、ぶいすぽっ!などのグループとの製品展開や協力関係が挙げられる。 また、NASEF JAPANが主催する全日本高校eスポーツ選手権への協賛や、AIやデジタル技術をテーマとしたイベントの開催など、教育・育成を目的とした取り組みにも関与している。

補足

  1. ↑ 2010年11月29日に、株式会社T・ZONEストラテジィよりT・ZONEストラテジィのPC関連製品販売事業の資産譲渡を受けることで、同社と基本合意。資産譲渡の本契約成立後の「T-ZONE. PC DIY SHOP」の跡地に「ドスパラ パーツ館」が開店した
    (MAGねっと、T・ZONEの資産をサードウェーブに譲渡,Impress Watch,2010年11月29日)

脚注

  1. ↑ “沿革”. 株式会社じゃんぱら. 2025年10月12日閲覧。
  2. ↑ 「株式会社じゃんぱら」の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ - ソフマップ 2021年12月22日(2021年12月22日閲覧)
  3. ↑ 『【サードウェーブ】 GALLERIA(ガレリア)・raytrek(レイトレック)が新たなステージへ リブランディングによる製品ラインナップ及び通販サイトにおける売り場の変更のお知らせ』(プレスリリース)株式会社サードウェーブ、2024年3月1日。
  4. ↑ “ビジネスパソコン(法人様向けPC)|パソコン通販のドスパラ【公式】”. www.dospara.co.jp. 2024年5月6日閲覧。
  5. ↑ 『【重要なお知らせ】ドスパラプラス raytrekブランド THIRDWAVEブランドへの統合のお知らせ』(プレスリリース)株式会社サードウェーブ、2025年8月1日。
  6. ↑ “ドスパラ、デスクトップPC「Prime」のカスタマイズオプションにBDドライブを追加”. ITmedia (2006年7月20日). 2025年10月12日閲覧。
  7. 1 2 “株式会社サードウェーブは株式会社ドスパラ並びに株式会社サードウェーブデジノスを統合いたしました”. 株式会社サードウェーブ (2018年2月1日). 2018年4月1日閲覧。
  8. ↑ “囲碁全対局、AIでデータに 日本棋院が自動記録システム - 日本経済新聞”. www.nikkei.com. 2023年4月28日閲覧。
  9. ↑ ドスパラ店舗 全店マップ
  10. ↑ “ドスパラはスピーディーに最短当日出荷”. パソコン通販のドスパラ. 2025年10月13日閲覧。
  11. ↑ “ドスパラ,通販の「当日お届け」サービスを強化し,正午までの注文に対応”. 4gamer.net (2012年8月1日). 2025年10月13日閲覧。
  12. ↑ “事業紹介 eスポーツ事業”. 株式会社サードウェーブ. 2025年10月12日閲覧。
  13. ↑ 『都内最大級のeスポーツ施設『LFS(ルフス) 池袋 esports Arena』オープン 誰でも気軽にPCゲームを楽しめるeスポーツ施設』(プレスリリース)株式会社サードウェーブ、2018年3月19日。
  14. ↑ “「LFS池袋esports Arena」が2025年1月末で閉業。24時間営業のeスポーツカフェに”. PC Watch. インプレス (2024年12月19日). 2025年10月13日閲覧。
  15. ↑ “営業終了後のお問い合わせについて”. 株式会社サードウェーブ. 2025年10月13日閲覧。
  16. ↑ “上海問屋は閉店いたしました。”. パソコン(PC)通販のドスパラ. 2025年10月12日閲覧。
  17. ↑ 南謙治 (2008年9月17日). “【インタビュー】サードウェーブ 代表取締役 社長 尾崎健介氏にその新展開を訊く”. マイコミジャーナル. 毎日コミュニケーションズ. 2011年3月1日閲覧。
  18. ↑ “【三浦優子のIT業界通信】サードウェーブ尾崎健介社長インタビュー~日本最大級「ドスパラ パーツ館」開店の狙い”. PC watch. impress watch (2011年3月4日). 2011年3月4日閲覧。
  19. ↑ “ユニーク雑貨の注目店「上海問屋」が週末オープン、内部を公開”. PC watch. impress watch (2013年1月23日). 2013年1月23日閲覧。
  20. ↑ “株式会社ドスパラ 株式会社エバーグリーン 合併のお知らせ”. 株式会社ドスパラ (2013年7月31日). 2013年10月11日閲覧。
  21. ↑ “株式会社ドスパラ 株式会社サードウェーブテクノロジーズ 合併のお知らせ”. 株式会社ドスパラ (2015年3月9日). 2018年4月1日閲覧。
  22. ↑ “放射線測定器関連事業を東洋メディック株式会社に譲渡いたします”. 株式会社サードウェーブ (2018年2月1日). 2018年4月1日閲覧。
  23. ↑ 谷本陵 (2018年12月12日). “ドスパラ、ユーザー対応「炎上」で謝罪 PC不具合めぐり「お客様に不愉快な思い」”. J-CASTニュース. 2019年11月1日閲覧。

関連項目

  • デジカ - ドスパラとのタイアップでダウンロードストア「GAMELINER」を運営している。
  • Rascal Jester - サードウェーブがスポンサードしているプロゲーミングチーム。
  • だいにぐるーぷ - 6人組YouTuberチーム。2021年の企画にてGALLERIAブランドのゲーミングPC・モニター等の周辺機器を提供

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