第三の波_(トフラー)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 第三の波_(トフラー)の意味・解説 

第三の波 (トフラー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 05:58 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

第三の波』(だいさんのなみ、英語: The Third Wave)は、1980年に出版された、アメリカ未来学者であるアルビン・トフラー著書である。

自身が1970年に発表した著書『未来の衝撃』の続編にあたり、情報革命による情報化社会の到来を予測した。

概要 

トフラーは本書の中で、人類はこれまで大変革の波を二度経験してきており、第一の波は農業革命(18世紀の農業における変革でなく、人類が初めて農耕を開始した新石器革命に該当)、第二の波は産業革命と呼ばれるものであり、これから第三の波として情報革命による脱産業社会情報化社会)が押し寄せると唱えている[1]。 第三の波の一例として、奈良県生駒市で展開された双方向映像配信実験プロジェクト・Hi-OVISを紹介している[2]

本書の中でトフラーは、電子情報機器を装備したエレクトロニック・コテージにより在宅勤務が可能になることを予言した。また、これまでの消費者から、生産(produce)と消費(consume)が同時に行われる「プロシューマー」(prosumer)が農業革命時のように復活し、経済構造を変化させることを唱えた[3]

参考文献

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ アルビン・トフラー氏が死去 「第三の波」で情報化社会を予言The Huffington Post, 2016年6月30日)
  2. ^ Hi-OVIS プロジェクトとは 一般財団法人ニューメディア開発協会、2019年7月2日閲覧
  3. ^ 小項目事典, ブリタニカ国際大百科事典. “第三の波とは” (日本語). コトバンク. 2022年4月2日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第三の波_(トフラー)」の関連用語

第三の波_(トフラー)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第三の波_(トフラー)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第三の波 (トフラー) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS