VIXIV(ヴィクシヴ)について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 14:00 UTC 版)
「X (ゲーム)」の記事における「VIXIV(ヴィクシヴ)について」の解説
このゲームで操作する自機。「コクピットのフロントガラスから見た視点」が常に使われる。 十字キーを上に押すと前進する。速度調整はギア方式で、STOP(停止)・LOW・MED・HIGHの順に速度が上がる。十字キーを上に押し続けると最高速度のTURBOになるが「燃料(後述)」を必要とする。十字キーを下に押し続けるとバックも可能。 十字キーの左右は押した時間だけ旋回を行う。フロントガラス真下のコンパスに「E(東)・W(西)・S(南)・N(北)」の方角が表示されている。自機が向いている方角の把握は非常に重要な要素となる。 フロントガラスすぐ下のコンパスの左右にある斜線は「接近探知機」であり、黒い斜線が白く表示されればされるほど敵機が近くにいることを示す。すぐ近くにいる場合は探知機が点滅する。 中央下の「レーダースクリーン」には、自機を中央としたレーダーが表示される。黒い部分は画面上に見える視界内。白いドットはオブジェクト。点滅するドットは敵機。 フロントガラス右端のシールドメーターはVIXIVの耐久力となっている。表示されているのはシールド8つ分であり、さらに本体の装甲が1つあるため、合計で耐久力は9個分。敵の攻撃などで減った分は白いマス目が黒く表示され、シールド8つと本体の装甲1つが全て破壊されるとゲームオーバーになる。ただし、トレーニングモード(後述)ではシミュレーターを使用していることになっており、ゲームオーバーにはならない。 Aボタンを押すと、基本の攻撃手段「レーザービーム」を発射する。画面中央の照準に向かって飛ぶ。標的が射程範囲内にいると照準の周囲にエーミングカーソルが出現し、この時に撃つと命中する。標的に当たると効果音を発し、金属音の場合は何度命中させても破壊できないが、それ以外は何回も撃ち込むことで破壊可能。 Bボタンを押すと、「レーダー基地」で装備した強力な兵器を使用できる。レーダー基地とそこで装備できる兵器については後述。 敵を倒したりオブジェクトを破壊するとアイテムが出現する。入手するには、アイテムに対して正面から接近すればよい。至近距離まで近づいて画面内に納めると「トラクタービーム」が照射されて自動的に拾える(至近距離でシャッターが自動的に押されるカメラで撮影するような感覚)。 また、ミッションの目標物を探索する機能もある。「ファインダー」と呼ばれるこの機能は、画面下に白い矢印が出現するもので、常に中央に矢印が来るよう調整して進めば目標物にたどり着ける。VIXIVが目標物に近づくほどファインダーの動きが精密になる。 右下のマス目は「グリッドスクリーン」であり、簡易な全体マップの役割を果たす。現在地・通過した事のある地域・レーダー基地の場所が表示されている。ミッションによっては、ニュークリアサイロの場所・敵機から攻撃を受けているレーダー基地の場所を点滅して表示する場合がある。テタムス2は正方形のマップで構成され、これを8つのエリアに分けている。このエリア番号が、ミッションで発生した敵機などの捜索の大きな手がかりとなる。もしもマップの端に行くと反対側から出てくる。 スタートボタンを押すとポーズがかかるが、この時「ペーパーマップ」が表示される。グリッドスクリーンより細かいマップとなっており、各施設の場所も記されている。 全部で4か所ある「トンネルエントランス」から地下のトンネルを通過して移動することも出来る。トンネルで移動している最中は敵機と遭遇せず、ミッションに制限時間がある場合も時間が経過しない。ただし、壁に激突するとダメージを受ける。普通の壁ならばダメージを受けながらでも前進できるが、金網に引っかかるとダメージを受ける上に跳ね返されてしまうため、ぶつからないよう軌道の修正が必要である。トンネル内では速度計がTUNNEL表示となり、原則的にスピード調整ができない。 飛行機能も持ち、あちこちに点在するピラミッド型のオブジェまたはトンネルエントランスの背面部分にTURBOスピードで突っ込む事で離陸し、飛行することができる。飛行中は速度計がFLIGHT表示となり、TURBOスピードのまま調整が出来ず、燃料(後述)が必要となる上、地上にあるオブジェクトの一部が確認できなくなる。また、空中で敵機などに接触すると飛行状態が解除されて着地する。飛行中の高度はフロントガラス左端にある高度計で判別できる。 このように、スペースタンク「VIXIV」の操作は(ゲームボーイ用ソフトにしては)複雑かつ多彩な機能を持つため、操作をマスターするためのトレーニングモードがある。決められたメニューを順番にこなす必要があり、それぞれマスターしないと次のメニューを練習できないが、取扱説明書が無くても自然に操作を覚えられるようになっている。 本編のテタムス2でのミッションに進むためには、トレーニングモードを完全にクリアする必要がある。一度トレーニングをクリアしていれば、次回からは直接本編に進める(トレーニングのやり直しも可能)。
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