redundant
「redundant」とは、冗長な・不必要な・余分なことを意味する英語表現である。
「redundant」とは・「redundant」の意味
「redundant」とは、主に「冗長な」「不必要な」「余分な」「過剰な」「重複する」などを意味する英語表現である。重複したものがあって不要である、必要数を満たして余剰となるなどの状態を表す。品詞は形容詞であり、関連語には副詞の「redundantly(冗長に、重複で)」や動詞の「redound(貢献する、名声を高める)」がある。「redundant」の名詞表現に「redundancy(冗長性、解雇)」があり、これを使った表現は次のようなものがある。「The symposium has been invaluable in reducing redundancy in research.(このシンポジウムは、研究の重複を減らすために非常に有効だ)」「They got rid of 80 staff in the latest round of redundancies.(今回の人員削減で80人のスタッフが解雇された)」
「redundant」の発音・読み方
「redundant」の発音記号は「rɪˈdʌndənt」で、アメリカ英語・イギリス英語において共通である。日本語で表記する場合「リィダァンダァントゥ」のような音で、「-du-」にアクセントが置かれる。「redundant」の略語
「redundant」が使われている略語には、ROT・RAIDがある。組織が蓄積したビッグデータのうち、重複したデータや古くて使い物にならないデータのことを、「Redundant(冗長で)Obsolete(時代遅れで)Trivial(些末な)」の頭文字を取ってROTデータと呼ぶ。またRAIDとは、「Redundant Array of Independent Disks(冗長ディスクアレイ)」の略語で、複数のHDDを仮想的に1台のハードディスクのように運用する、ストレージ構築の技術である。余裕のある機器構成を持たせて、一部のディスクが故障しても残りのディスクで運用を続けるところに、「冗長」という表現が使われている。「redundant」の語源・由来
「redundant」の語源はラテン語の「redundantem(溢れる、流れ出る)」であり、水が一杯になっている様子から「余分な」という意味に発展した。語根としては「re(再び)」と「undare(波に乗る)」という語から構成されている。「redundant」の覚え方
「redundant」は「dun」「dan」の部分を含んでおり、母音のスペルが独特である。語呂合わせによる覚え方としては、働き者の赤いアリを思い浮かべて、「赤くて(red)余分な運動(und)をするアリ(ant)」と連想すると綴りも覚えやすい。「redundant」の類語
「redundant」の類語として、「冗長な」という意味では、「pleonastic(冗言の)」「tautologic(同語重複の)」が挙げられる。また「余分な」という意味での類語は、「excess(過度の)」「spare(予備の)」「surplus(過剰の)」「extra(臨時の)」がある。「redundant」を含む英熟語・英語表現
「make redundant」とは
「make redundant」とは、「不要になる」「解雇される」を意味する英熟語である。「be made redundant」の形で用いられ、「One-fourth of the employees were made redundant.(従業員の4分の1は人員整理された)」のように表現される。
「redundant with」とは
「redundant with」とは、「~との冗長化」を意味する英語表現である。「The power supply device made redundant with a plurality of a power supplies.(複数の電源装置で冗長化された電源装置)」のように使用する。
「redundant system」とは
「redundant system」とは、「冗長システム」「冗長系」を意味する英語表現である。「冗長システム」とは、システムが何らかの原因でダウンしても、予備装置に切り替えて運用を継続できる仕組みを指す。「Redundant system guarantees water supply in case of maintenance or calamity.(冗長化システムにより、メンテナンス時や災害時の給水を保証)」のような使い方がある。
「redundant」を含む用語の解説
「redundant colon」とは
「redundant colon」とは、「冗長結腸」と呼ばれる医学用語である。ねじれたりループ状になったりせずに体内に収まらない異常に長い結腸のことを指し、別名で「tortuous colon(蛇行結腸)」ともいう。
「redundant」の使い方・例文
言葉が冗長になっているという意味では、次のように使用する。「In the sentence "She is a single unmarried woman", the word "unmarried" is redundant.("彼女は独身で未婚の女性だ"という文の中で、"未婚の"は冗長である)」「The list serves to uphold, protect, and support excellence in language by encouraging avoidance of words and terms that are overworked, redundant, oxymoronic, cliched.(このリストは、使い古された、冗長な、矛盾した、陳腐な言葉や用語を避けることを奨励することによって、優れた言語を支持、保護、支援するものである)」「もう使われなくなった」という表現では、「One clever initiative has seen an old mountain road, made redundant due to the construction of a tunnel, transformed into a night-time nature trail.(トンネル建設で使われなくなった山道を、夜の自然観察路として活用する試みもある)」のように使用できる。
冗長なシステムという言い方では、「There are three redundant hydraulic systems on the plane, meaning two can fail and the airplane can still operate normally.(この飛行機には3つの冗長油圧システムがあり、2つの油圧システムが故障しても、飛行機は正常に作動することができる)」のように用いられる。
「余剰人員」「解雇」という使い方では、以下のような表現がある。「Out of 16 staff, 14 will be made redundant, while the general manager and engineer stay on.(16名のスタッフのうち、14名が余剰人員となり、ゼネラルマネージャーとエンジニアは残る)」「It’s all set against the challenge of the search for a business model, people being asked to do more work, others being made redundant.(ビジネスモデルの模索において、より多くの仕事を依頼される人、解雇される人など、さまざまな課題が山積している)」
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