OVA本編外の機体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 10:10 UTC 版)
「冥王計画ゼオライマー (OVA)」の記事における「OVA本編外の機体」の解説
グレートゼオライマーおよびハウドラゴンは本来、OVA本編外で製作されたモノクロの設定画のみが存在する幻の機体だった。両機の武装や攻撃方法などの細かな設定は『スーパーロボット大戦J』登場時に新規で追加設定されたものである。同ゲームソフトの販売に前後して、若干のデザイン修正とクリンナップ・彩色が行われたカラーの設定画がOVA版公式サイトでも閲覧可能となった。 グレートゼオライマー ゼオライマーの能力に加え、全八卦ロボの必殺技を持ち合わせた機体。称号は『烈』。本来は前述の通り幻の機体だったが、『スーパーロボット大戦J』に隠し扱いではあるものの登場することとなった。ゲームの設定では、ルラーンが幽羅帝の搭乗機として後述のハウドラゴンの強化版として完成させる。決戦後破壊されたグレートゼオライマーの残骸を回収したマサトが大破したゼオライマーへの移植を提案し、次元連結システムを搭載したグレートゼオライマーが完成する。入手条件の難易度は非常に高いが、基本性能が強化されたうえに次元連結システムや全八卦ロボの主要武装が搭載され、使用可能となっている。最強の武装であるメイオウ攻撃もより強力な「烈メイオウ」となっている。 前述の通り入手条件を満たしている場合、ルラーンが幽羅帝の搭乗機としてハウドラゴンの代わりに完成させる。この時は次元連結システムは搭載しておらず、烈メイオウは使用不可となっている。武装はハウドラゴンに準じているうえ、プロトン・サンダーがオメガ・プロトン・サンダーへ強化されている。武装 括弧内は武装元の機体。なお、ゲーム内でのムービー演出は基本的に元の機体の物を使い回した描写が多い。またグレートゼオライマーの攻撃はデッド・ロン・フーンを除いて全て大爆発のエフェクトを伴う。デッド・ロン・フーン(風のランスター) バックパックユニット部エアスラスターから多数の竜巻を発射して敵機を巻き込んで攻撃する。スーパーロボット大戦Jでの性能では長射程ながら、トゥインロードと同じく移動後に攻撃も可能。 トゥインロード(火のブライスト&水のガロウェン) 元はブライストとガロウェンによる合体攻撃だが、こちらは次元連結システムの機能で2体に分身して行うコンビネーション攻撃。片方が肩部外側を変形させてマグラッシュの発射態勢に入り、もう一方が敵機の背後に回り込み、前腕部ユニットからメガサーチャービームを展開、ガイドレーザーを発射。敵機を捕捉後、マグラッシュとメガサーチャービームの同期発射によって大爆発を引き起こす。 Jカイザー 背部のパーツを射出し前部スカートアーマーを前に振り出してローズセラヴィー同様の砲撃形態に変形させた後、極太のビームを放って大爆発を起こす。本機には木原マサキが完成させた完全版の次元連結システムが搭載されているため、使い捨て型のエネルギーチャージャーによる発電に依存するローズセラヴィーと異なり、チャージ等の発射に際する一切の制約が無い武装となっている。 アトミック・クエイク(山のバーストン&地のディノディロス) バーストンとディノディロスの攻撃を連続して行う。敵機に向けて脚部を展開して12発の核ミサイルを放ち、その後さらに脚部ユニットを地面に突き刺し地震攻撃によって攻撃と同時に足場を崩す。噴火とともに崩壊した大地で動きを制限された敵機にあらかじめ放った核ミサイルが続けて直撃するという荒技。 オメガプロトンサンダー(雷のオムザック) 背部バックパックユニットを上方に90度持ち上げ展開してエネルギーを充填後、敵機に急速に接近して原子核破砕砲を放つ。 ゲームにおける演出ではオムザックはプロトンサンダーによる攻撃エフェクトが4回放たれているが、本機のオメガプロトンサンダーではさらに激しいエフェクトかつ倍の8回を高速で放っている。 烈メイオウ 天のゼオライマーの次元連結システムに加え、鉄甲龍が保持していたあらゆる技術が投入された結果実現した、いわばメイオウ攻撃の究極型ともいえる武装。モーション自体は天のゼオライマーのメイオウ攻撃とほぼ同じだが、大音響の爆発とともに大地が崩壊し、敵機周辺は橙色のエネルギー波に包まれ、最後は大気圏外からも観測できるほどの青い閃光を伴った大爆発を巻き起こす。なお、グレートゼオライマーの周囲を無差別に攻撃するMAP兵器版も存在する。 ハウドラゴン ドラマCD『大冥界』に登場。「超常奇跡ロボ」との肩書きに加え、ゼオライマー以外の八卦ロボが合体したという設定や、「立体の暴力と言われるほどの凄まじい外見」という解説が付加されていた。 『スーパーロボット大戦J』においてはグレートゼオライマーが登場しない場合ルラーンが最後に完成させ、ゼオライマー以外の八卦ロボの全必殺技を持ち合わせた幽羅帝の搭乗機としてその姿を現す。破壊後の残骸は、ゼオライマーの修復に使用された。 ガロイスト 公式ブック『天の巻』に設定画が掲載されている、ブライストとガロウィンを合体させたデザインの機体。種別が「八卦ロボモドキ」であったり「大型ジェットに変形」という文字設定の記述が示すように、お遊びで作られた機体である。
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