ISUスケーティングアワード 最優秀選手賞受賞
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「羽生結弦」の記事における「ISUスケーティングアワード 最優秀選手賞受賞」の解説
7月国際スケート連盟は、新規創設によりISUスケーティングアワードを開催(2019/20シーズン3月の世界選手権にあわせて行われる予定が《COVID-19》による影響で延期されていた)。授賞式はオンラインで開催され、羽生は「最優秀選手賞」に輝いた。初代「MVS= Most Valuable Skater」受賞者となった、羽生は「皆さんのおかげで、こうやってスケートができていること、自分が追い求めるスケートができることが本当に幸せです。いつも応援ありがとうございます。これからも一生懸命、自分の理想のスケートを追い求めて頑張っていきます。どうか応援よろしくお願いします」と感謝の言葉を述べた。 8月⽇本スケート連盟より、8月28日付けで、ISUグランプリシリーズ欠場が発表された。 9月早稲田大学(人間科学部)を卒業した。8月に3Dモーションキャプチャによるジャンプを研究テーマにした卒業論文 の完成を明かしていた。 12月全日本選手権、葛藤の末出場を決意、《COVID-19》の流行による影響を受け拠点のカナダに渡れず、単独の国内での練習を余儀なくされた厳しい練習環境の中、SP・フリーともに新プログラムを作り上げ、帯同コーチ不在で挑む、約10か月ぶりの実戦復帰となった。SPは、全てのジャンプを成功、一つのスピンが無得点になるも103.53点で首位となった。FSは、「天と地と」を鮮やかに舞い圧巻のノーミスの演技を披露し、国際スケート連盟(非公認)ながら、自己ベスト212.99点を上回る215.83点をたたき出し、合計319.36点を記録。冒頭の4回転ループを含む、4回転ジャンプは全て加点3.60点以上を獲得し、演技構成点は、各項目で10点満点をつけるジャッジが続出し 5年ぶり通算5回目の優勝を飾った。今大会は、来年3月の世界選手権(ストックホルム)代表選考会を兼ねており、優勝者の羽生は代表に決まった。 3月ストックホルムで開催された世界選手権に出場、《COVID-19》の影響によリ、バブル方式が採用された。SPではミスのない圧巻の演技で106.98点をマークし、首位発進となった 。FSは、冒頭の4回転ループで手をつき、4回転サルコーもバランスを崩した。後半には4回転トーループを含む3連続ジャンプを決めて意地を見せ FSは188.20点。合計289.18点で3位。上位2人の合計順位は「13」以内で22年北京オリンピックへの出場3枠は確保された。オンラインで取材に応じ、海外メディアが報じた体調不良に対して「喘息の発作自体はフリーの後に感じたかなと思う」と答えている。大目標は「早く4回転半の練習をして、誰よりも早く4回転半を公式できれいに決める人間になりたいです」とクワッドアクセルへの意欲を語った。 4月世界国別対抗戦に出場。《COVID-19》の流行での出場について、「ここに演技を残したい。誰かの何かしらの希望だったり、何か心が動く瞬間だったり、誰かの光になれるように」と思いを語った。世界選手権から帰国後、2週間の隔離期間を終えて14日の公式練習に参加、翌日の15日から男子SPと大変な日程での出場となった。SPは冒頭のジャンプから会場の視線をくぎ付けにし、4回転サルコウは出来栄えで4.46点もの加点。続く4回転―3回転の連続トーループも美しい軌道を描いて得点を伸ばし、前半二つのジャンプだけで30点以上を記録。3回転アクセルはバランスは崩しながらも、今季自己最高の107.12点で2位発進。FSは戦国武将上杉謙信を演じ「天と地と」の演技で193.76点の2位となりチームに最大限に貢献した。日本はポイント合計で総合3位。フリー後に「4回転半が揃った完成された演技を目指して、頑張っていきたい」と来季への意気込みを口にした。翌日エキシビション用の練習で4回転半(クワッドアクセル)に果敢に挑んだ。成功には至らなかったが、周囲の注目を一身に集め、温かい拍手に包まれた。
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