Iのシステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 04:20 UTC 版)
ターン制のシミュレーションRPG。最初に味方が行動し(プレイヤーターン)、味方が行動し終わったら敵のターンに移り変わる(エネミーターン)。基本的に人間ユニットが倒されると敗北、敵を全滅あるいはボスを倒せばステージクリアという勝利条件になっている。 悪魔 悪魔は大きく分けると、合体のみで出現する種族、会話できる種族、敵専用種族の3つに分類される。したがって戦闘で出現する種族は後者の2種族である。敵専用種族は会話ができないうえに合体でも出現しない。 敵ユニットは赤色で表示される。会話できる種族は中立で出現することがあり、その場合黄色で表示される(ちなみに味方ユニットは青色)。戦闘マップに中立ユニットがいる場合、中立ユニットのターンがある(ニュートラルターン)。中立ユニットはしばしば敵ユニットから攻撃対象となる。 悪魔には固定のレベルのほかに8段階の戦闘クラスがある。経験値がたまるとクラスアップし、戦闘時の能力が上昇する。また、戦闘クラスにはヒーローやヒロインで言うところのレベルに該当する側面もあり、獲得経験値が左右され、特技の習得にも影響する。しかしパラメーターに変化はない(敵ユニットもクラスアップする)。 仲魔システム 会話できる種族は、会話によって主人公の仲魔(ナカマ)にすることができる。主人公の持つコンピュータで「はなす」コマンドを入力すると、隣接する敵悪魔と会話を行うことができ、上手くいけば味方にすることができる。ただし、敵ユニットが会話に応じてくれるかどうかは確率であり、月齢が新月(NEW MOON)の時に80%の確率で応じてくれるが、月齢が大きくなるごとに10%ずつ減っていき、満月(FULL MOON)の時は0%となって会話にならない。これに対し、中立ユニットは満月時でも月齢に関係なく会話できる。 女神転生シリーズでは1種類の悪魔は1体しか仲魔にできないが、本作では同じ種族の悪魔を複数仲魔にすることも可能。例えば主人公は初期状態で1体のオルトロスと2体のピクシーを仲魔にしている。 ヒーローだけでなく、ヒロインも魔法「サバトマ」で召喚できる。 仲間を召喚するさいにマッカが必要であり、また仲魔を1マス移動させるごとにCP(抗体ポイント)分のマグネタイトが消費される。マグネタイトがなくなると1マス移動させるごとにCP分のダメージを受ける。 悪魔合体 シナリオを進めると主人公は「邪教の館」で悪魔合体の技法を学ぶ。このため戦闘マップ上で複数の悪魔ユニットを重ね合わせることで悪魔を合体させ、新たな悪魔を作り出すことができる。全体マップ上では「邪教の館」にて合体させることができる。ただし、3身合体、精霊合体はない。 一部の上位悪魔はイベントで仲魔になった後に合体可能となる。 まれに敵同士が合体し、別の悪魔になることもある。 特技 仲魔のうち、合体のみで出現する悪魔に限りクラスアップすると1~2の特技を習得する(4の倍数へのクラスアップ時)。特技は一度使用すると次の満月まで使用できなくなるが、特技による攻撃は魔法系、物理系を問わず反撃を受けない。合体による継承が可能なので、多数の特技を集めた仲魔をつくると戦闘で有利になる。 その他 戦闘マップにある魔法陣「ジェネレーター」から敵ユニットが出現する(ジェネレーター四方に最大4体)。出現を止めるには味方ユニットをジェネレーターの上に移動させる必要がある。 ヒロインの魔法「トラエスト」あるいはアイテム「えんまくだん」で戦闘マップから脱出できる。トラエストで脱出した場合、マッカを半分落としてしまう。 ダンジョンのみ、クリア後も繰り返しプレイできる。 パッドリセットあり。 魔神転生では悪魔にも経験値が入るが、これはこれまでのシリーズになかった特徴である。 結末は、マルチエンディングである。 特定の技がゲームバランスを崩すほど強力であり、そのためゲーム評論界隈での評価は比較的低い。
※この「Iのシステム」の解説は、「魔神転生」の解説の一部です。
「Iのシステム」を含む「魔神転生」の記事については、「魔神転生」の概要を参照ください。
Iのシステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 04:19 UTC 版)
「女神転生外伝 ラストバイブルシリーズ」の記事における「Iのシステム」の解説
「外伝」ということで、独自のシステムを多数搭載している。 対戦モードにより、友達のパーティーと通信対戦が可能。 主人公3人が全滅するとゲームオーバー。持金の半額と引き換えに最後に泊まった宿屋から再開できる。 この世界には月がないので月齢システムは存在しない。 マグネタイトはアイテムとなった。魔獣のほこらで別のアイテムと交換できる。 セーブはどこでもできる。 シリーズ唯一、主人公キャラクターが金子一馬のデザイン。 BGM担当は簗田裕之と光永巌。簗田は続編のII・IIIも担当。 会話 主人公だけでなく、サブキャラや仲魔も魔獣と交渉し、成功すると仲魔にすることができる。主人公の場合、会話に選択肢が出るが、サブキャラや仲魔の場合、「交渉中」の文字が出るだけで、会話の内容は分からない。 敵の方から話しかけてくることも多い。 魔獣合成 サブキャラ1の魔法「コンバック」で仲魔を魔獣合成し、新しい魔獣を作り出すことができる。 まれに予定外の魔獣が出現することがあり(ミューテーション)、これらの魔獣は合成できない。 アイテムとして手に入る「ほね」は、集めて「賢者の岩山」に持って行くとゾンビとして復活してくれる。ゾンビはさらに「ペテルの洞窟」で蘇生してもらえる(キリン、アモン、ドラゴンの3種。ただし魔獣合成できない)。 魔法 基本的には女神転生シリーズと似通っているが、一部特徴的な魔法がある。ランカ系の攻撃魔法(ランカ、ランカム、ランカイン)は数回唱えなければ発動しない(連続でなくても良く、また同じターンに複数のキャラが使用しても良い)。威力の高いものほど多くの回数を必要とする。ちなみにランカは2回必要。 サマリカームなどの蘇生魔法は戦闘中に使えない。 トランパで主要な町を瞬間移動できる。 リエンズはエストマに同じ。
※この「Iのシステム」の解説は、「女神転生外伝 ラストバイブルシリーズ」の解説の一部です。
「Iのシステム」を含む「女神転生外伝 ラストバイブルシリーズ」の記事については、「女神転生外伝 ラストバイブルシリーズ」の概要を参照ください。
- Iのシステムのページへのリンク