5代目 MH34S/44S型とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 5代目 MH34S/44S型の意味・解説 

5代目 MH34S/44S型(2012年 - 2017年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 00:17 UTC 版)

スズキ・ワゴンR」の記事における「5代目 MH34S/44S型(2012年 - 2017年)」の解説

当代では「ENE-CHARGE(エネチャージ)」や「ECO-COOL(エコクール)」など、低燃費化技術軽量化技術などが盛り込まれ次世代環境技術SUZUKI GREEN Technology(スズキグリーンテクノロジー)」の第1弾車種として開発された。 エネチャージは元々アイドリングストップ専用搭載されていた鉛バッテリー高効率リチウムイオンバッテリー電気自動車バッテリーとして導入実績がある東芝製「SCiB高入出力タイプ・3Ahセル)」を採用)を追加するとともにオルタネーター高効率高出力化。減速時発電充電行ってバッテリー蓄え蓄えられ電力オーディオメーターなどの電装品供給することで発電使用していたガソリン使用量を最小限に減らすとともにエンジン負荷軽減。エコクールはアイドリングストップ作動してエアコン送風転に切り替わった時に搭載された蓄冷材を通した冷風を送ることで室内温度上昇抑えエンジン再始動抑制する。アイドリングストップシステムは改良行い停止前の減速時アクセル離したときから燃料カットするとともにエンジン自動停止タイミングを13km/h以下に早めたまた、フロントピラーに新日本製鐵(現・日本製鉄)が新たに開発したプレス工法「NSafe-FORM-LT」を採用した強度980MPaのハイテン鋼を軽自動車初め採用するとともに外板内装足回りなどの素材見直すことで最大70kgの軽量化達成。「FX」の2WD車は全高1,550mm以上の軽トールワゴンでは最軽量となる780kgを実現した。さらに、エンジンをR06A型へ置換するとともに副変速機構付CVT改良走行抵抗低減行ったことで、JC08モード燃費NA2WD車は28.8km/L、ターボ2WD車は26.8km/Lの低燃費実現し、「平成27年度燃費基準+20%」を達成した。このスズキグリーンテクノロジーは同年11月13日スズキ初となる「2013年RJCテクノロジーオブザイヤー」を受賞している。 プラットフォーム一新により、ホイールベースは2,425mmに拡大した一方最小回転半径を4.4mに抑えて取り回し良さ継承。フロントマスクはより力強く上質なデザインとなっており、「ワゴンR」は縦型ヘッドランプ外側張り出させてワイド感を強調し、メッキグリルを「FX」にも採用。「ワゴンR スティングレー」はボンネットの厚みが増しヘッドランプとスケルトングリルを横一文字配置し、スモールランプに連動して点灯するLEDイルミネーション採用したボディカラーは全9色。メーターは「ワゴンR」もタコメーター付の3眼メーター戻され、エコドライブアシスト照明とエコスコア(採点機能)を追加した装備面ではフルオートエアコン(カテキン・エアフィルター付)とヒルホールドコントロールを全車標準装備するとともにスティングレー「T」はリモート格納ミラーパドルシフト(7速マニュアルモード付)も装備。さらに、「スティングレー」は先代でも設定されていたESPメーカーオプション設定復活した全車オーディオレス仕様となり、CDプレーヤーメーカーオプション設定した後期型では、既存のエネチャージで培ってきたエネルギーマネジメント技術を更に進化させ、新たにスターターモーター機能とモーターアシスト機能兼ねモーター機能発電機ISG: Integrated Starter Generator)を搭載した走行中はモーターアシストによってエンジン負荷がさらに軽減され、静かでスムーズなエンジン再始動が可能となったリチウムイオンバッテリー回路などの見直しにより大電流対応し、よりスムーズな充電給電が可能となった改良版の「S-ENE CHARGE(S-エネチャージ)」を一部グレード採用したことで、JC08モード燃費を32.4km/Lに向上した。なお、S-エネチャージ搭載グレード車両型式は「MH34S」から「MH44S」に変わった排ガス記号ハイブリッドカーを示す「DAA」となり、諸元表の主要燃費向上対策にも「ハイブリッドシステム」が記載される当初、S-エネチャージ搭載車ワゴンRハイブリッドとして販売予定であり、予告カタログでもハイブリッドの名称とHYBRIDエンブレム使用されていたが発表直前になって急遽名称をS-エネチャージに変更した経緯がある。6代目では正式にハイブリッドマイルドハイブリッドシステム)の名称が使用されている。スズキ軽自動車ハイブリッドシステム用いられたのは、2シーターセダンツイン」のハイブリッド車以来となる。「スターターモーター出力上げてアシスト機能持たせる」というハイブリッドの手法は、ミニバンランディ及びOEM元である日自動車セレナ一部グレード搭載されている「S-HYBRID」に似ている(「S-エネチャージ」と「S-HYBRID」では搭載するバッテリー異なる「S-エネチャージ」は大電流対応するためにリチウムイオンバッテリー用いられている)。

※この「5代目 MH34S/44S型(2012年 - 2017年)」の解説は、「スズキ・ワゴンR」の解説の一部です。
「5代目 MH34S/44S型(2012年 - 2017年)」を含む「スズキ・ワゴンR」の記事については、「スズキ・ワゴンR」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「5代目 MH34S/44S型」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「5代目 MH34S/44S型」の関連用語

5代目 MH34S/44S型のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



5代目 MH34S/44S型のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのスズキ・ワゴンR (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS