3代目・1巻
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2017年2月22日発行 ISBN 978-4-09-157476-3 第1旅 - 久留里線全駅乗下車 - 久留里線(乗車区間・木更津~上総亀山、上総清川駅、祇園駅、馬来田駅、久留里駅、平山駅)キリオカがカミムラ、イシカワにより「鉄子の旅」シリーズの3代目作家として漫画家デビューすることになった。彼女はほあしと違い、菊池の初代「鉄子」を2人から借りて読んでおり、おおよそどんな旅になるかは少し想定できていて、最初が久留里線であることも理解していた。だが、思ったよりそれは過酷で、横見の暴走、編集部の傍観主義、私物のスマートフォン破損と連載(取材)開始当初から前途多難なキリオカであった。 第2旅 - 鉄道で富士山を楽しもう - 岳南電車岳南鉄道線(乗車区間・吉原~岳南江尾)、身延線富士~甲府(乗車区間・富士~富士宮)イシカワの思いつきで、鉄道沿線から富士山を眺めようという取材旅をすることになった。横見は最初興味無さそうであったが、岳南線全駅下車をきっかけに乗り気になった様子。しかしキリオカ・横見・イシカワの高揚とは裏腹に富士山が見えず、尺が余っているという理由から、横見が身延線に乗ることを勧める。 第3旅 - 只見線で日本の冬を味わう旅 - 只見線(乗車区間・小出~会津若松)「全駅乗下車とノープランは勘弁して」というキリオカに対して、カミムラは「今回は(全駅下車もしない)プランがあります」と安心させるが、横見プランの今回は彼が一押しする「冬こそ只見線」で、実は神村にとって旧鉄子3巻・20旅での鬼門ともいえる取材であったにもかかわらず、イシカワも行きたかったので実行。只見~会津川口は2011年7月の豪雨から寸断されたままで、代行バスで移動し、その間に運転士から貴重な話を聴くことができた。キリオカ・カミムラ両人は、最初は寒くてビビっていたが、意外と快適な旅ができた。 第4旅 - 北海道新幹線 開業前夜 - 江差線(現・道南いさりび鉄道いさりび線)(函館)~五稜郭~木古内、北海道新幹線新函館北斗~新青森(乗車区間・新函館北斗~木古内)キリオカにとって北海道初上陸、しかも北海道新幹線関連の取材ということで乗り気だったが、横見は「新幹線」ではなく「新幹線開業前日の江差線・函館本線廻り」と説明され、落胆。だが、「切符を失くすな!」が信条の横見自ら切符を探すのに苦心して、カミムラに珍しく叱られるがその後すぐ見つかる。イシカワに廃止される鷲ノ巣駅を訪問したいと甘えられ、結局第2旅と同じくノープランとなり、鷲ノ巣駅へ行くこととなる。この軌道修正で、安田団長や横見ファンの子供と出会えて満足する。翌日、横見と別れた3人は北海道新幹線に乗車した。 第5旅 - 青春18きっぷ・24時間乗り潰しの旅 - 臨時夜行快速列車ムーンライト信州(中央本線・篠ノ井線・大糸線 乗車区間・新宿~白馬)、大糸線(乗車区間・松本~白馬~糸魚川)、えちごトキめき鉄道(乗車区間・糸魚川~筒石)、篠ノ井線・中央本線(乗車区間・松本~新宿)学生が夏休みの時期、春・夏・冬に使える青春18きっぷと同じ時期に運行される臨時夜行快速ムーンライト信州を使い、長野・新潟県大回りツアー(取材)をすることになったが、プランを一読したキリオカは不安が募っていた。トンネル駅筒石駅を訪れて一行はそれなりに楽しむが、食糧確保、座席レース、挙句の果てに一番この取材を楽しみにしていたイシカワが家庭の事情で離脱。不安が的中したキリオカとカミムラは横見と共に、イシカワが行きたかった平岩駅を訪問する。 第6旅 - 世界遺産パスで行く群馬県尽くし - 高崎線(乗車区間・深谷~高崎)、上信電鉄上信線(乗車区間・高崎~下仁田)群馬県内のJR・民鉄1日乗り放題の「ぐんまワンデー世界遺産パス」(旧・ぐんまワンデーパス)を購入するために、深谷駅で集合したキリオカたち。だが、横見が県内で思い入れが最も強い上信電鉄乗車を提案したことから雲行きが怪しくなり、旅の主旨も変わってしまう。
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