20 Petites Etudes / 20 Petites études Op.91とは? わかりやすく解説

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モシュコフスキ:20の小練習曲

英語表記/番号出版情報
モシュコフスキ20の小練習曲20 Petites Etudes / 20 Petites études Op.91

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 ト長調 No Data No Image
2 ハ長調 No Data No Image
3 ハ長調 No Data No Image
4 ヘ長調 No Data No Image
5 変ロ長調 No Data No Image
6 変ホ長調 No Data No Image
7 ト長調 No Data No Image
8 ロ短調 No Data No Image
9 ト長調 No Data No Image
10 ト短調 No Data No Image
11 ハ長調 No Data No Image
12 ハ長調 No Data No Image
13 ヘ短調 No Data No Image
14 ハ長調 No Data No Image
15 変ホ長調 No Data No Image
16 ト短調 No Data No Image
17 変ホ長調 No Data No Image
18 イ短調 No Data No Image
19 ホ長調 No Data No Image
20 変ト長調 No Data No Image

作品解説

2008年12月 執筆者: 稲田 小絵子

モシュコフスキ練習曲といえば15から成る練習曲作品72知られているが、こちらはそれよりも前段階練習に役立つ曲集である。教材として利用する際の目安は、チェルニー30番40番レベルであろう
この練習曲では、「速く弾くこと」に対する指の技巧訓練だけでなく、レガートノン・レガートカンタービレ、レジェーロなどの表現的指示従い音楽的な演奏法を学ぶことができる。和音や調による音色変化活かせばさらに表情豊かな演奏可能になるだろう。また、多声における旋律弾き分け要求されている。
なお、この曲集は10曲ずつの2部構成になっている前半は主になめらかなレガートを、後半ノン・レガートやレジェーロを取り入れた多様な奏法を学ぶことができる。


第1番ト長調/G-dur、4/4拍子コン・モート
左右共に重音分散させた細かな動き基本的な指の独立のための練習であると同時に音階の上下行によるデュナーミク感覚を養う。

第2番ハ長調/C-dur、4/4拍子ヴィヴァーチェ
力強く細かな音を奏する右手練習中間部では多声的な弾き分け要求される

第3番ハ長調/C-dur、4/4拍子ヴィヴァーチェ
第2番逆に今度左手の強奏

第4番ヘ長調/F-dur、2/4拍子アレグロ
左右それぞれ2度動きをもっており、各指におけるトリル練習になる。これまでの曲では比較単純な和声がついていたが、この曲では中間部和声変化富んでいるので、音色違い気をつけたい。また、片手複数声部弾き分け練習兼ねている

第5番変ロ長調/B-dur、4/4拍子、テンポ・アニマート
主に左手練習また、右手は1拍ごとに和音変化するので、ばらつかないように縦を揃えながら、和声感を学ぶことができる

第6番変ホ長調/Es-dur、12/8拍子、アレグロ・マ・ノン・トロッポ
3度または6度音程保った左右平行した動きから成る。縦をそろえて音のバランスを保つことはもちろん、音階的上下行によるデュナーミク忘れてならない

第7番ト長調/G-dur、4/4拍子、アレグロ・ブリランテ
右手音階および分散和音練習中間部では左手伴奏スタッカートレガート引き分けることによって、表現変化をみせる。また、2,4拍目のアクセントが一層スケルツァンド効果をあげる。左手和音音階レガートスタッカートといった多彩な奏法要求される

第8番ロ短調/h-moll、4/4拍子モデラート
3声体の曲。内声左右の手交互に受けもつため、旋律なめらかになるよう、よく聴きなおかつマリンコニア(メランコリック)な情緒忘れずに

第9番ト長調/G-dur、12/8拍子コモド
3度練習。12/8のリズムテンポよく奏し両手の縦の線をしっかり揃える。また、和音によって作られる旋律レガート奏するよう指示されている。

10番ト短調/g-moll、4/4拍子アンダンテ・コン・モート
第1部最後第8番と同じ3声体の曲。だが内声がより細かくなり、存在感増している。カンタービレ横の流れと縦の和音織り成すクライマックスの1曲である。

第11番ハ長調/C-dur、4/4拍子、アレグロ・マ・ノン・トロッポ
第2部入り初めノン・レガート指示現れるピアノノン・レガートフォルテレガートとの対比特徴的また、音の上下行だけでなく全体見通したデュナーミク要求される

12番ハ長調/C-dur、4/4拍子、ヴェローチェ
右手のレジェーロの練習ハ長調であるにもかかわらず属音始まり最後の8小節になるまで主音落ち着かない不安定なのような曲である。

13番ヘ短調/f-moll、3/4拍子、コン・モート・マ・ノン・トロッポ
スタッカート和音をばらつかないように掴む練習スラー意識して短く切りすぎないように、そして和音の一番上の音による旋律流れるように注意する

第14番ハ長調/C-dur、6/8拍子、アニマート・エ・レジェーロ
6/8拍子リズムによる軽やかな演奏求められる左手の粒をそろえると同時に右手タイミングずれないように拍節感を大切にする

15番変ホ長調/Es-dur、4/4拍子、アレグロ・ノン・トロッポ・マ・モルト・エネルジーコ
力強いアルペジオ練習。主に右手受けもつが、途中には左手との掛け合い挿入され、その拍頭は1本の旋律となる。

第16番ト短調/g-moll、12/8拍子、アレグロ・エネルジーコ
両手ユニゾンによるアルペジオ。音型的な変化乏し一方でクレシェンドディミヌエンド指示頻繁で、フォルテピアノ弾き分け要求される

第17番変ホ長調/Es-dur、3/4拍子、モデラート・エ・カンタービレ
カンタービレ右手旋律邪魔しないなめらかに弾く左手アルペジオ練習

18番イ短調/a-moll、2/4拍子ヴィーヴォ
重音分散回転させた音型から成る3,46度音程すばやくつかむと同時に半拍ごとに変化する和音感じ練習

19番ホ長調/E-dur、4/4拍子プレスト
主に3度6度使った音型の連続黒鍵頻繁に使用する細かな指の運び練習するプレスト速度軽やかさが要求される

20番変ト長調/Ges-dur、2/2拍子アレグロ・モデラート
最後の曲は3度重音連続練習するフラット6つの調で黒鍵多用のため、縦の音のバランス旋律線の流れコントロールするのが難しい曲である。



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