2月4日の誕生花
2月4日の誕生花一覧
2月4日生まれの誕生花は、「ボケ」「サクラソウ」「ヒトリシズカ」。■ボケ
ボケはバラ科ボケ属の植物である。早春から春に花が咲く落葉低木で、盆栽に使われることもある。日本に自生するボケは朱色の一重咲きが多い。開花時期になると、枝が見えないほど鈴なりに花がたくさんつく。ボケの花は鮮やかな朱色や白色のものが多いが、中にはまだら色になるものもある。開花時期は1〜5月頃で、葉が芽吹くよりも先に花が咲く。西洋ナシに似たボケの果実は香りが良く、果実酒やジャムに使用される。ボケの果実は疲労回復や利尿効果が期待できるともいわれている。
原産地は中国で、平安時代に日本に入り各地に広がった。日本に古くから存在するクサボケや中国のカラボケ、チョウセンボケ、マボケといった様々な種類の花を組み合わせた結果、現在のボケが生まれたとされる。近年では日本ブームによりヨーロッパでもボケの品種改良が進んでおり、海外で生まれた派手なボケが逆輸入されている。ボケの品種は200種類以上あるとされている。春に咲く種類が多いものの、秋から咲き始める寒木瓜や四季咲きの品種などもある。
●ボケの花言葉
・平凡
・早熟
・先駆者
・妖精の輝き
■サクラソウ
サクラソウは、サクラソウ科サクラソウ属の多年草だ。原産地は日本・朝鮮半島・中国東北部で、高原や森林、川岸の草原などに自生している。日本では北海道から九州まで、幅広い地域でみられる花。桜に似た可愛い花を咲かせるので、江戸時代から春の花として親しまれてきた。特に武士に好まれていた花だといわれている。サクラソウは大きく分けると、プリムラと呼ばれる西洋サクラソウと日本サクラソウの2種類がある。西洋サクラソウの花色は鮮やかで、赤やピンク、青など様々な色合いの品種がある。一方、日本サクラソウは白やピンク色のものが多く、切れ目が入った小さな花が咲く。
学名の「Primula sieboldii(プリムラ・シーボルディ)」は、江戸時代に長崎オランダ商館の医官として滞在していたドイツの博物学者・シーボルトの名前に由来する。昔から品種改良が進められており、現在では約300種類もの園芸種が存在する。日本では、埼玉県と大阪府の県(府)花にも指定されている。日本で販売されているサクラソウのほとんどは、「プリムラ・シネンシス」「プリムラ・ポリアンサ」「プリムラ・オブコニア」のいずれかである。なお、サクラソウ全体の花言葉の他に、花色別の花言葉もある。ピンク色の花言葉は「長続きする愛情」、白色の花言葉は「初恋」、赤色の花言葉は「美の秘密」。
●サクラソウの花言葉
・希望
・可愛い
・初恋
・純潔
■ヒトリシズカ
ヒトリシズカはセンリョウ科チャラン属の多年草だ。全国各地の森林や山野に分布しており、木陰などの湿った場所で育つ。冬の寒さや病害虫に強い。日差しの位置を気にする必要がないため、初心者でも簡単に育てられるだろう。10〜30cm程度の茎が伸び、その先端に光沢のある4枚の葉に包まれたように白い花が咲く。他の花と比較して少し個性的な形をしており、ブラシのような花を咲かせる。開花時期は4〜5月頃。あまり大きくない植物なので、庭に植えても邪魔にならない。
ヒトリシズカの名前の由来は平安時代までさかのぼる。ヒトリシズカは源義経の妾である静御前が1人で舞い踊る姿がヒトリシズカの花に似ていることからその名がついたとされる。静御前は源義経の正妻になれなかったため、「愛にこたえて」という花言葉がつけられた。
●ヒトリシズカの花言葉
・愛にこたえて
・隠された美
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