さくらそう (桜草)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国東北部それに東シベリアに分布しています。山地や河原などのやや湿ったところに群生し、高さは20~30センチになります。葉には長い葉柄があり根生して、表面にしわがあります。4月から5月ごろ、花茎を伸ばして散形花序をだし、紅紫色や白色の花を咲かせます。わが国のサクラソウ属の代表種です。野生種も産地に因む品種名がつけられています。写真は、上・中1が「赤城(あかぎ)」、中2が「榛名(はるな)」、中3が「武尊(ほたか)」、中4が「浮間白(うきましろ)」、中5が「平方白(ひらかたしろ)」。
●サクラソウ科サクラソウ属の多年草で、学名は Primula sieboldii。英名はありません。
常盤桜
桜草
サクラソウ
(Primula sieboldii から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/27 03:14 UTC 版)
サクラソウ(桜草、学名:Primula sieboldii)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草。日本のサクラソウ類の代表で、日本では北海道南部、本州、九州の高原や原野に分布し、朝鮮半島から中国東北部へかけても分布するが、野生の群落をみることはまれになっている。また埼玉県と大阪府の県(府)花に指定されている。
- ^ 『植物分類表』(初版第2刷(訂正入))アボック社、2010年4月、pp. xxvii, 176-178頁。ISBN 978-4-900358-61-4。
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠(2003年-)「Primula sieboldii」『BG Plants 和名-学名インデックス(YList)』、(2015年5月31日閲覧)
- ^ 仁田坂英二「品種分化をめぐって : 古典園芸植物のドメスティケーション」『国立民族学博物館調査報告』第84号、国立民族学博物館、2009年3月31日、 412頁、 doi:10.15021/00001156、 hdl:10502/4027、 ISSN 13406787、 NAID 120002014593。
- ^ 「江戸が生んだ伝統園芸草花 サクラソウ」 趣味の園芸 2019年4月号 79ページ NHK出版刊 雑誌 06457-4
- ^ 米倉浩司・梶田忠(2003年-)「Primula malacoides」『BG Plants 和名-学名インデックス(YList)』、(2015年5月31日閲覧)
- ^ 米倉浩司・梶田忠(2003年-)「Primula obconica」『BG Plants 和名-学名インデックス(YList)』、(2015年5月31日閲覧)
- ^ a b 今西英雄・腰岡政二・柴田道夫・土井元章 編著 編「14.2 プリムラ類」 『花の園芸辞典』(初版)朝倉書店、2014年9月、pp. 326-330.頁。ISBN 978-4-254-41034-1。
- 1 サクラソウとは
- 2 サクラソウの概要
- 3 自生地の保護
- 4 神話・伝承
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